マガジンビーボーイ8月号の感想です。

「抱かれたい男1位に脅されています」がクライマックス直前を迎えました。チュン太の企みに高人も覚悟を見せました。

ここまでずっと辛い展開でイチャイチャが足りなかったので今後は存分にいちゃついてもらって高人さんにはグズトロになっていただきたいところです。

「酷くしないで」は真矢父とネムの対決かと思いきや若干仲良しになるという超展開。でもまだまだ油断はできません。

それでは以下マガジンビーボーイ8月号の雑誌全体の感想です。ネタバレになるのでお気をつけください。

マガジンビーボーイ8月号 電子配信


8月号の電子版は7/20に配信です。

追記)配信されました。2018年1月28日までの期間限定配信です。

マガジンビーボーイ 2017年8月号

マガジンビーボーイ 2017年8月号

マガジンビーボーイ 2017年8月号


マガジンビーボーイ8月号 感想 ネタバレあり


抱かれたい男1位に脅されています15話 桜日梯子


個別に感想を書きました。高人さんの涙にこっちまでうるっとしてしまいます。エロは次回乞うご期待です。

抱かれたい男1位に脅されています15話 ネタバレ感想

酷くしないで7巻5話 ねこ田米蔵


個別に感想を書きました。かわいらしい赤ちゃん真矢も見どころの一つです。エロは次回乞うご期待です。

酷くしないで7巻5話 ネタバレ感想

さよなら、おとこのこ7話 志村貴子


体だけ子供にかえってしまったかなでは勇紀への本当の気持ちを思い出しました。「本当は勇紀のことなんて全然好きじゃなかった」

かなでの言葉に傷ついた勇紀は昔のことを思い出します。

子どもの頃から好きになるのは男の子だった勇紀。ある日、吸い寄せられるように雀の劇団の公演を観に行きそれが縁でかなでを紹介されます。

「かなでは勇紀と同じソッチの人」と雀に聞いて関係を持つ2人。しかしかなでが本当に好きなのは雀でした。

かなでに愛される世界が欲しい。自分の心の声が人の形になって見えるようになった勇紀。一連の不思議な事態を生んだのはこの人物なのでしょうか。

コミックスの1巻は9/8に発売になります。志村貴子先生の作品はこちらもおすすめです。



いっそ声がなかったら 猿和香ちみ


エリート社員×吃音のアルバイトの吃音をテーマにした新連載です。

憧れのエリート社員・高科にほのかな恋心を抱いている清掃員が、高科の落とし物を拾って届けたところから始まります。

お礼をしようと探す高科に見つかって思わず逃げ出してしまったり、思った通りに声が出なくて今まで悲しい思いをしてきた清掃員の子が戸惑う気持ちが切ないです。

クールな高科と交流することで少しずつ清掃員の子が自信をつけて変わっていくのかな。辛い思いをせずにすむといいのですが。

恋チン!3話 カキネ


タイトルって「恋(こい)チン」じゃなくて「恋(レン)チン」だったんですね。3話目にして初めて知りました。どうりでレンジでチンするシーンがよく出てくるわけだ。

加美にもう少ししたら田舎に引き上げると聞いて動揺する和気。逃げられると追いかけたくなる性格の和気ですが、避けられてすりぬけていく加美のことがよく分からず呆然としてしまいます。

そんなある日、加美がかつて好きだった佐倉が家に遊びにくることになります。佐倉は結婚式で友人代表のスピーチをした加美に子どもができたことを報告にやってきたのでした。

加美のことを特別だと思ったり一緒にいたいと思うのは自分が加美のことを好きだから。自覚した和気の言葉を遮って、和気も自分の気持ちを告白します。

加美のリードで身体を重ね幸せなひと時を過ごす2人。しかし加美は「これ以上俺は君のことを好きにならない」ときっぱり告げました。別れるつもりで最初からエッチしたのかと思うと辛いですね。

気持ちは同じなのに重ならない想い。加美としてはひとり地元に置いてきた母親のことも気がかりなのでしょう。また寂しくなるのはもう嫌だと諦めたような表情なのが切ないです。

お母さんにはマメに連絡をしたり帰省したりしてもう少しひとりで頑張ってもらって、このまま関係が安定するまでしばらく東京で和気と一緒に暮らしていくのじゃダメかな。

加美は経験上幸せになるということに慣れてないんでしょうね。男性を好きだということにどこかうしろめたさもあるようです。

恋を温めるとかそういう意味も込められているのなら、早々にあきらめないでともに生きる道を検討してほしい。せっかくつかんだ幸せを手放さない方法を和気と一緒に考えていってほしいです。



憑きあってください!後編 街こまち


目が覚めた伊倉と学校ですれ違った的場。しかし伊倉は自分が霊だったときのことを覚えていません。覚えていいないことで癇癪を起す的場に遠慮がちに近づいていく伊倉はとても健気です。

幽霊だったときに的場にまとわりついて簡単に触れていた自分に腹が立つ伊倉。そんな伊倉にキスをして的場は気持ちを受け入れます。

的場は憶えていないようですが実は子供の頃、伊倉は的場に会って助けてもらったことがありました。そこで好意を持ったんですね。

的場が他の霊と関わっているとやきもちを焼いたりする伊倉がかわいかったです。受けを溺愛する攻めっていいな。

街こまち先生の作品はこちらもおすすめです。



さんかく窓の外側は夜30話 ヤマシタトモコ


予想以上に壮絶な生い立ちだった冷川の少年時代を知っているのは半澤刑事のみ。

宗教団体に閉じ込められるようにして育った冷川は、ある時特別な力を宿した患者に出会います。その力によってさらなる力を手にした冷川。

パワーのせいで続々と死者が出てしまい通報されて警察が乗り込んでいくとそこには死体の山がありました。そんな中で子どもだった冷川を保護したのは半澤刑事。

冷川の力をなんとなく感じとった半澤は冷川に尋ねます。「君は被害者か加害者かどっちだ?」「さあ?」

運命の人をずっと探していると言う冷川。出会えばきっとそうだと分かる、冷川を助け冷川だけの運命の人。大人になって冷川が見つけた三角こそずっと探し続けていた運命の人なのでした。

ふおおおすっごいBLだあああ!いえずっとBLでしたがここへ来て運命の人だときた。ヤマシタトモコ先生自らおっしゃっていますがこれはもうBLとしか考えられません。

コミックス5巻は8/10に発売決定です。

さんかく窓の外側は夜 1

さんかく窓の外側は夜 1

さんかく窓の外側は夜 1



Marble16話 川唯東子


梶に自分が店を辞めるから戻ってきて立て直してほしいと頭を下げる近森。しかし当然梶はそんな話を受け入れません。近森シェフと働きたいと言う梶に近森は困り顔です。

観念したようにお試しで付き合ってみようと提案する梶はいい意味で開き直った様子でした。反対に近森は戸惑っています。

渋々受け入れてキスしようとしたら公園の中を不気味なおじさんが追いかけてきてあわてて家に逃げ込む2人。

ちゃっかりコンドームを買っていた梶に近森はドン引きです。あまりにこの状況に馴染んで楽しんでいる梶にひっぱられてベッドに向かったところで次回はきっとエロでしょう。わくわく。

梶が交際に思った以上にノリノリなのが楽しいです。

川唯東子先生の作品はこちらもおすすめです。



先輩がむかつく!9話 御景椿


相楽先輩と2人で静岡に出張することになった加賀谷。ヘアセットしたりして色気づいていますw

出張先ではクライアントに「相楽了の息子」という目で見られ、先輩のテンションはみるみる下がってしまいました。

写真から愛情を感じないと言われてしまい撮影は翌日に延期。ホテルではツインの部屋で、フラグかとドキドキする加賀谷がかわいいです。

結局は先輩が発熱してしまい看病する加賀谷。有名な写真家の息子という目でしか見られない場所でもそれでもカメラを離さないでいる先輩は、どう見ても写真好きのカメラバカ。

やっぱりこの人のことが好きだと感じる加賀谷は、この1泊出張中に先輩に何かを伝えるでしょうか。

親が大物で同じ道に進むとついてまわる問題に直面して、それでも逃げずにいる先輩を応援したくなります。

御景椿先生の作品はこちらもおすすめです。



BARBARITIES 22話 鈴木ツタ


ルイスに挨拶したいと申し出たサイモン。ジルの出る幕はありません。

サイモンは見せしめのようにルイスの目の前で老人を手にかけます。逃げるにしてもルイスには不利なこの状況。サイモンの部下が何人控えているのか見当もつきません。

すっかり平和ボケしていたと反省するルイスはサイモンの要求を応えることでこの場を収めようとしました。

「謀反を企てているのか?」サイモンの真意を問うルイスに、サイモンは不気味な笑みで答えます。

「混乱に乗じて気に食わない人間を何人か殺したいだけ。例えば私を有罪にしようとしたモンタギューとか」

事件の核心が見え隠れする中でちっとも目が離せないこの魅力。ただ、お話はすっごく面白いのですが休載があったりページ数が短かったりするのでとてもじれったいです。

コミックス2巻は秋に発売予定です。

BARBARITIES I

BARBARITIES I

BARBARITIES I



因果性のベゼ2話 阿仁谷ユイジ


ブロック宇宙論とかスポットライト理論とかじっくり読んで何となく分かったような分からないような。私の脳みその問題ですね。

たまきと出会ってから不思議な夢を見るようになった梶原。でも目が覚めると大切な夢を忘れています。どうやらタイムリープのスイッチはたまきとのキスらしいと気づいた梶原は今後どう動くのでしょうか。

ずぶ濡れになって家で着替えたたまきの服がつっこみどころ満載だったり、阿仁谷先生が時々ぶっこんでくるのが楽しいです。そして小山はうざいですw

時々ボケたりつっこんだりするときに、キャラがデフォルメ顔以上に崩れた簡易版みたいな顔(変顔?)になるのが面白くて何箇所か吹き出してしまいました。

梶原がたまきに「可愛いが過ぎる」「かわいすぎて頭が痛い」「どうしてくれようこの子」とか、私が普段推しに思うことを全部言ってくれてびっくりです。

阿仁谷ユイジ先生の作品はこちらもおすすめです。



ねこねこベイビー4話 楢崎壮太


個別に感想を書きました。

ねこねこベイビー ネタバレ感想

カーストヘヴンドラマCDアフレコレポート 緒川千世


7/19に発売されるドラマCD「カーストヘヴン2」のアフレコレポです。今回は5話~9話のあつむと久世のお話で4Pがあるアレです(ゲス顔)

あつむ役が村瀬歩さんなのでかわいいが約束されたキャスティング。久世の佐藤拓也さんの声も甘くて緒川先生の脳内もお菓子であふれていましたw

村瀬さんは帰国子女なので英語セリフが美しく、それに対抗してエセフランス語で話す佐藤さんがおちゃめ。

刈野役の小野友樹さんのフリートークの回答がとっても気になります。ぶっこんでくれた村瀬さんありがとうございます。



捨てないでマイヒーロー5話 ひもだQ


楓と番になったことで学校の皆からも祝福されるあずさ。楓はそんなあずさに冷たく当たります。

昔のことを思い出してつらくなる楓は母親に呼び出されて会いに行きました。

子どもの頃、いじめられていたあずさは楓にしょっちゅう手紙をくれていました。かわいくて逞しくて健気だった少年あずさ。

楓の母親が壊れてしまったのは番である父親に一方的に番を解消されたから。そして今あずさがやっていることは自分の父親と同じこと。

どうしたらいいのか分からなくなる楓に暗い表情のあずさはどう出るのか。最後のあずさの表情がやばいです。

連載は4号から始まってマガジンビーボーイ7月号から移籍しました。

b−boyオメガバース vol.4

b−boyオメガバース vol.4

b−boyオメガバース vol.4



ブライトライトスプラウト9話 市川けい


わだかまりも溶けて一緒に眠る2人の姿になんだか泣けてきそうです。ぽつぽつの身の上を語る蓮。ぎゅっと抱きしめてあげる陽歩が優しくて、この手が蓮にはずっと必要だったんだと思い知りました。

蓮が陽歩を好きだと自覚して陽歩も気持ちを認め、初めて好きな人とするセックスに泣き出す蓮が愛しいです。

なのに翌朝、蓮が散歩といって出て行って戻ってこないとかどういうこと!?せっかく幸せになれそうなのに。キリキリしながら最終回の次回を待つしかなすすべがありません。

ハピエンですよね?ね??

市川けい先生の作品はこちらもおすすめです。



くろい眼鏡とあかい薔薇 小鳩めばる


大好きなみずくんと仲良くなって一緒にお風呂に入ったり幸せだった子供時代。同じ匂いがすることを喜んでいた俊にとって、みずくんは大切な大切な花でした。

「彼女できたんだ」それを叩き壊すようなラストの台詞がただ辛いです。

あの子の噛み痕

あの子の噛み痕

あの子の噛み痕



シャイン☆最終話 会川フゥ


一緒に死ぬためにここまで来たのに別れようとする春日をひきとめる原田。心はケイのところにあるのに身体がそれを拒否することで春日は焦っています。

自分は薄情で卑怯な奴だと考える春日に、原田は一緒に飛び込もうと隣に立ちました。

「君は生きているのも死んでいるのもつらそうだ。けどせめて君がさみしくないように手を握ってあげることくらいは俺にもできる」

手を繋ぎ一緒に崖から飛び降りようとする原田。しかし春日は泣きながら原田を引き留めました。

警察へいってケイのことやこれまでのことを全て話すと決めた春日と、指輪を海へ投げ捨てて過去を吹っ切った原田。

原田は春日を待っていると告げて2人は別れ、救いのあるラストに安堵しました。

出会ってしまった2人が共に死んで終わるラストより、出会えた奇跡に希望を感じるラストのほうがいい。人が人によって救われるという魂の救済のお話でした。

会川フゥ先生の作品はこちらもおすすめです。



マガジンビーボーイ8月号の感想まとめ


偶然にも「抱かれたい男1位に脅されています」と「酷くしないで」が次回エロエロ回になりそうな気配です。

「因果性のベゼ」の梶原の顔芸には笑わせてもらいました。

市川けい先生の「ブライトライトスプラウト」はやっとの思いで心を寄せ合って身体を繋いで、これから蓮は陽歩に存分に甘やかされるといいよと思っていた矢先の失踪(?)なので、最終回に望みを繋げたいところです。

バーバリティースは待望の2巻が秋に発売とのこと。1巻が2015年発売なので単行本派の人はもう少しで読めますね。

「さんかく窓の外側は夜」はいよいよBLです。悶えるレベルのBLです。まぎれもなくBLです。見ただけで分かる運命の人とかもうなんなの最高。

さて、マガジンビーボーイ9月号からはおげれつたなか先生の「エスケープジャーニー」が連載再開です。1年ほど休載だったのですごく嬉しいです。

直人と太一に久しぶりに再会できるのが楽しみです。


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