橋本あおい先生の新刊BLコミックは、ムッツリで寡黙な蕎麦職人×美人の唎酒師(ききざけし)のカップルです。
受けの水澄のビジュアルがジャ○ーズのようなふんわり美人イケメンで、快楽に弱くて流されがちなため終始エロエロです。
攻めの誓ちゃんは無骨で頑固なノンケなんですが、水澄との身体の関係にハマっちゃってノリノリになってしまうというムッツリさん。
蕎麦+日本酒+エロな今作は、酔った勢いでエッチしてひょんなことから同居するようになった2人がエロくて最高でした。
表紙もエロティックで酒瓶のラベルっぽくておしゃれです。だがしかし全裸。足元の酒瓶のポジションまで完璧です。
酔いどれ恋をせず 電子書籍
9/1に紙と電子書籍で同時発売です。電子版はレンタが限定おまけ付きで先行配信です。
追記)発売されました。
酔いどれ恋をせず1巻 感想 ネタバレあり
身体の関係から始まるラブストーリー
最初は「酔いどれ恋を知らず」という読み切り作だったものが連載化されました。
過去の経験から本気の恋に臆病なゲイの水澄(受)は、ストレスがたまったら一夜限りのお相手と適当に遊ぶという生活を送っていました。しかし八方美人な性格が災いを呼び仕事を失ってしまいます。
女友達の家に転がり込み職探しをしながらゲイの集まる店で飲んでいると、好みのタイプがひとりで飲んでいたので軽く声をかけてみる水澄。
顔立ちもドストライクで自分も相手もかなり飲んでいたため、2人は今夜のお相手としてホテルになだれ込みめくるめく夜を過ごします。
お相手の誓(攻)はノンケですが、エロエロで積極的な水澄相手にも衰えずに3回できるなど、淡泊そうに見えてかなりのツワモノでした。
もう二度と会わないだろうと立ち去る水澄は、偶然通りかかった誓の蕎麦屋でバッタリ再会します。話の流れからお店で雇ってもらえることになり無事に職を得ることができました。
一夜限りといいつつも別れた後にも思い出してぼうっとしたり赤面したり、意識しまくっている水澄がかわいいです。昼と夜のギャップがすごい。
誓は10日前に寝た男(水澄)の再登場にも平然としていてまったく動じませんでした。がしかし夜はやる気満々で3回もするなど典型的なムッツリです。
生活費などを身体で払うことに
誓は蕎麦屋を経営する腕利きの蕎麦職人。誓のお店で当面はバイトのような形態で働くことになった水澄は、常連さんやオーナーのキヨさんにも気に入られ、店に馴染んで生き生きし始めます。
バツイチで離婚経験のある誓は広い部屋にひとりで暮らしていました。宿無しの水澄はそこで一緒に共同生活を送ることになります。お互いに合意の上で、水澄は生活費などを「身体で払う」ことになりました。
酔いどれ恋をせず1話 ネタバレ感想
身体の相性バッチリな誓と水澄
「身体で払う」という約束通りにエッチする誓と水澄。誓は昼間とはうって変わってエロティックに乱れる水澄の身体をとても気に入っているようです。
水澄のほうも乳首だけでイきそうになったりしながら、すぐにグズグズのトロトロになってしまいます。誓はノンケで水澄はゲイですが身体の相性は抜群なのでした。
しかしノンケにはもう懲り懲りの水澄は誓とのエッチがあまりに善すぎて怖くなってしまいます。「しばらくエッチ禁止!!と宣言する水澄。
いっぽう誓の店は立地があまり良くないため平日の客入りが少なめです。水澄はせっかくの良いお店だから取材などに応じた方がいいと思っていましたが、なぜか誓は宣伝には消極的なのでした。
酔いどれ恋をせず2話 ネタバレ感想
しばらくエッチしない!と言いつつも
飲食店が舞台だとお腹がすきますね。まかない料理の親子丼をおいしそうに食べる水澄が幸せそうでなによりです。
エッチ禁止を言い渡したものの、流されやすい水澄はつい誓のいたずらな手に誘惑されてしまいます。お口でするだけでしたが、もはやエロ解禁は時間の問題でしょう。
そんな折、キヨさんの後押しもあり誓のお店が地元の情報誌の取材を受けることになりました。しかし配布された情報誌にはセンセーショナルな見出しが掲載されます。
実は誓はフレンチの重鎮・楯野川シェフの息子なのでした。本人はそれを公表するつもりがなかったのに情報誌を通して世間に知れ渡ってしまいます。
酔いどれ恋をせず3話 ネタバレ感想
やっぱりエッチするw
父親でとの折り合いが悪い誓は、自分の意に反する形で親子関係が勝手に公表されたことで怒り心頭。編集者の謝罪をなんとか受け入れるも、今後取材は二度と受けないということになりました。
誓が水澄の友達にちらっと嫉妬するような気にするそぶりを見せたり、水澄は水澄で誓にお尻を揉まれながら耳元で「なあ、いいだろ?」などと誘惑されると抗うことなどできません。
かくしてエッチ禁止令は遥か彼方へと忘れ去られ、またもめくるめく激しい夜を2人で過ごしたのでした。水澄だけじゃなくて誓がかなり水澄とのエッチにハマっているのも素晴らしいところです。
ある日、恋人ではないけれど一見ラブラブに見える2人の前に、水澄のノンケトラウマの元になった昔の友人が現れました。波乱の予感です。
酔いどれ恋をせず4話 ネタバレ感想
描き下ろしはエロエロお漏らし
描き下ろしは誓と水澄の出会った一夜の第二ラウンド目の出来事です。これがもうエロすぎてくらくらしてしまいました。
飲み過ぎてエッチに突入した上に誓がなかなか離してくれないためトイレに行きたくなった水澄。いったん抜いてとお願いしますが、誓は抜かずに抱き上げてお風呂へ連れて行きました。
お風呂なら漏らしても大丈夫★というわけで、誓が水澄のいいところを容赦なくガツガツ攻めていじると、水澄はダメダメと言いながらも理性が薄らいでいき…。
お漏らしプレイがエロくてご馳走様でした。誓ちゃん、男相手が初めてなノンケとは思えぬ手慣れた感じがニクイね。
電子限定のオマケ漫画は、水澄が誓ちゃんのtnkを思い出して「大きくてかっこいい」と思わず口に出したのを誓ちゃん本人に聞かれるという恥ずかし体験の一コマです。
レンタ限定のオマケ漫画は、居眠りをして無意識に抱きついたり甘えた声を出す水澄に誓ちゃんが珍しく慌ててしまうというナイスな一コマでした。
おまけ漫画までニヤニヤがとまりません。最初から最後まで萌えとキュンとエロが詰まった素晴らしい作品です。
水澄がノンケを避ける理由
1巻は4話まででしたが、続きの2巻5話の感想も載せておきます。
水澄に会いに来たのは中学時代に水澄が好きだった譲(ゆずる)でした。時間を合わせて会いたいと言われた水澄は悩みます。
実は中学時代、水澄が親友のゆずるに告白をしたらどうしてか皆に知れわたり、ゆずるにも「気持ち悪い」と言われたという過去があったのです。
それ以降水澄はノンケを極力避けて好きにならないようにブレーキをかけていたのでした。キヨさんに話せて温かい言葉をもらう水澄が今優しい人たちに囲まれていて本当に良かったです。
酔いどれ恋をせず5話 ネタバレ感想
酔いどれ恋をせず1巻の感想まとめ
ノンケの誓とゲイの水澄だからエッチするまでが難しいかと思いきや、ノンケだけど勢いでエッチしたら相性が良くて誓の方が水澄を求めて誘うのがなんだかとてもいい雰囲気です。
「なあいいだろ?」ってお尻をモミモミする誓の手は確信犯でしょう。水澄の弱いところを確実に知っている誓は、どんどん水澄との関係に溺れているようです。
水澄も気持ちいいことには貪欲で、あのかわいらしく綺麗な顔立ちがぐずぐずにとろけていく姿はエロティックで妖艶です。エッチのときの水澄の表情にもぐっときました。
利酒師という仕事はけっこう珍しくてリアルなお店だとちょっと高級なお店にしかいないイメージですがどうなんでしょう。少なくとも気楽に入れる居酒屋では見たことないような。
出てくるご飯がおいしそうなのも橋本あおい先生らしいですね。美味しいお蕎麦と日本酒を飲みたくなりました。
誓の離婚理由とか元奥さんのこととか、仲があまりよくない父親とのこととかまだまだ出てきていないキャラもいて、2巻でまずは水澄のノンケへの苦手意識をなくしていくという方向になるでしょうか。
キヨさんという保護者ポジションのキャラがいてくれるのはとてもありがたいなと思いました。誓もキヨさんを信頼しているようだし、途中で入ってきた水澄のこともかわいがってくれてとてもいい人です。
おじいさん世代なのに同性愛にも理解があってびっくり。偏見のない人だからきっと誰からも好かれていることでしょう。誓のお店のビルのオーナーでもあり、悠々自適に暮らしているお金持ちなはずなのに全然嫌味がなくて癒し系で和みます。
橋本先生の作品は全部コンプリートしていますが絵柄が安定して美しく、どの漫画も大きく外れがなくて大好きな作家さんです。
「酔いどれ恋をせず」も連載当初から大好きな作品なので続きも楽しみに待ちたいと思います。
1巻の続きの感想はこちら。
酔いどれ恋をせず5話 ネタバレ感想
橋本あおい先生のBLコミックス
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