ディアプラス10月号の全体の感想です。ネタバレたっぷりなのでお気をつけください。

なんといってもはらだ先生の「カラーレシピ」続編連載スタートが素晴らしかった10月号。福介と笑吉に再会できて嬉しいです。福介はやっぱり闇を抱えた腹黒でした。

「花鳥風月」は吉利谷×財前の幼馴染ラブの始まりにドキドキワクワク。恋愛は抜きにしても小さい頃から大人になった今も友人関係を続けていられるってステキです。

「花恋つらね」と「クロネコ彼氏のあるき方」はお休みなのでご注意ください。

それでは以下ディアプラス10月号のネタバレ感想です。

ディアプラス10月号 電子書籍


ディアプラス2017年10月号は10/20に配信です。

追記)電子版が発売されました。2018年1月14日までの期間限定配信です。

ディアプラス 2017年10月号[期間限定]

ディアプラス 2017年10月号[期間限定]

ディアプラス 2017年10月号[期間限定]


ディアプラス10月号感想 ネタバレあり


カラーレシピ2巻1話 はらだ


個別に感想を書きました。雑誌を移籍して新連載スタートです。

カラーレシピ2巻1話 ネタバレ感想

テンカウント46話 宝井理人


個別に感想を書きました。

テンカウント46話 ネタバレ感想

花鳥風月49話 志水ゆき


個別に感想を書きました。

花鳥風月49話 ネタバレ感想

カスタマスカレード!最終回 瀬戸うみこ


会いに来てくれた岸本を部屋に招き入れた江藤。本当はずっと寂しかったんですよね。いじめに遭っていた学生時代からずっと。

仮面の自分も本当の自分も受け入れてくれた岸本との初エッチはエロくてかわいくて最の高でした。

ちゃんとド○キでローションもゴムも用意していた江藤が優秀です。なのにキスするときに鼻で息すると教えられてキラキラするような初心な人だとは。これもギャップですね。

元カノ(布団)の上で今カレの岸本に抱かれて幸せそうな江藤にほっこりです。回想シーン以外どこかしらスキンシップしているという驚異のラブラブ大満足な最終回でした。冬頃に発売予定の単行本も買い決定です。

瀬戸うみこ先生の作品はこちらもおすすめです。



恋愛なんていたしません!リターンズ2話 須坂紫那


昔から転校が多くて他人にあまり興味もなかった須々木。北斗と運命的に出会って自分の気持ちにちょっとたじたじしています。

北斗に似ているハム斗というぬいぐるみをモフモフしながら部屋でぶつぶつつぶやく須々木がイケメンでかわいいとかズルい。ハム斗のグッズ化待ったなしです。

自分のすることにいちいち北斗が反応するのを見るとゾクゾクしてもっと泣かせたくなるとかとんだドSです。北斗は分かりやすいからからかったりするのもさぞや楽しいことでしょう。

最後までしたい気持ちは北斗も須々木も同じ。「逃げられちゃった」とくすくす笑う須々木が天然タラシイケメンでした。この2人かわいすぎて悶絶します。

それから北斗よ、トイレットペーパーは無駄遣いしないようにね。

北斗兄のお話はこちら。



糸永くんの恋の糸 奥田枠


新連載が始まりました。

中学の頃にいじめられていた糸永は大学で中学時代の同級生・真田に再会。真田は誰からも好かれる中心人物で、自分をいじめていた真田に糸永は警戒します。

大学ではやけに親しげに近づいてくる真田に内心おたおたしながらも、糸永は「友達になれるかも?」と少しずつ期待しはじめます。

同じサークルに入ったり徐々に近づいていく2人。真田の告白によって勢いで付き合いをOKしますが実は中学の頃から糸永は真田のことが好きだったのでした。

中学時代の真田のいじめが「好きだったから」という理由ならこれはちょっと感じ悪いですね。そのせいで糸永はクラス中からいじめられて転校したわけですから。

1話から展開が早かったので次からどうなるのか見守りたいです。奥田枠先生の初コミックス「ノーカラーベイビー」は12/1に発売です。

俺の胸でおやすみ最終回 未散ソノオ


いきなり春臣のお尻のアップからスタートしたグッドスリープラブ連載最終回です。

春臣のテニスの試合を見に行く約束をしたマキノ。上半身裸で練習することに反対して涙目になる攻めも新鮮でいいですね。

お泊りはしているけれど外でデートは初めて。スポーツで汗を流すかっこいい春臣に惚れ直すマキノがかわいいです。相変わらずまつ毛ばっさばさ。

ラブラブで何よりです…と思っていたらマキノの天敵で仕事復帰した望先輩が現れました。ん!?最終回なんじゃと思ったらなんと次号からスピンオフで望先輩のお話が始まります。やったね。

最新の単行本「S・O・S?Salt or Sugar?」は10/2発売です。

未散ソノオ先生の作品はこちらもおすすめです。



月と太陽3話 阿部あかね


教育係やお母さんなど周りの人にワガママはダメと言われて育った将太。しかし椿師匠の「ワガママになればいいんだわ」という言葉が気になっています。

男相手なんて考えたこともなかったのに椿のことが頭から離れず、心はざわつくばかり。写真の切り抜きを眺めてはもじもじしています。

キレイと言っても男!ロン毛のオッサン!と自分に言い聞かせている時点で恋に堕ちていると思うのですが…。

家族の中で自分だけ気概がなくハンパ者として居場所がなく、自分の価値を見いだせない将太はフラフラと椿師匠のもとを訪れます。

そこで椿の股間の彫り物を見て圧倒された将太は、椿に思い通りに操られてしまいます。縁とは不思議なもので、自分にも需要があったことにうっかり涙する将太。

「育つかしら、私だけの男に」そんなことを言いながら将太を決して否定しない椿師匠が漢でした。家を出て椿のもとへ行くへたれな将太がどう変わっていくのか見ものです。

花といっくん

花といっくん

花といっくん



十二支色恋草子 ~蜜月の章~ 待緒イサミ


待緒イサミ先生の「十二支色恋草子」の続編が新連載として始まりました。電子雑誌シアからの移籍です。動物たちもかわいくて大好きな作品なので続いて嬉しいです。

十二支憑きの宮司の正隆とネコ憑きの胡太郎。正式に夫婦になりましたが、最近正隆がエッチを致してくれず擦るだけで終わってしまい胡太郎は悶々としています。

正隆は胡太郎の身体をいたわりたかっただけですが微妙にすれ違う2人。種付けをしないなんてと非難する楠に、良かれと思ってそうしていた正隆は困り顔でいました。

畑が荒らされるという謎の現象も起き、まぐわうことで滋養強壮になると主張する曙にそそのかされてその気になりエッチする夫婦2人がエロエロでした。

2人の馴れ初めのお話はこちら。



わざとじゃなくてもごめんなさい8話 栖山トリ子


距離を置かれてしまったけれど胸キュン事件が起きたおかげでまた近づいた幸介と入江。

幸介が逃げようとしてしまったことは事実ですが、セフレに誘われている入江を見て止められる自信がなかったからなだけでした。

ちゃんとした恋人にならなきゃと焦る気持ちばかりが急いてしまう幸介は「やっぱりどうしても好きなんです」と抱きしめます。

「今からする?」と言う入江にとうとう!?やっと正式にくっつきそうですね。長かったー!まさかここでお断りとかないと信じたいです。

栖山トリ子先生の作品はこちらもおすすめです。



恋の行き先 最終回 青山十三


四谷のことには見向きもせず無視する鷹場父。あまりにも失礼な態度に鷹場も応戦しようと口火を切りました。

ところが鷹場父はゲイであることを「悪癖」と言って切り捨て、鷹場自身のことも「たかが器」と大声を張り上げます。

ここまで育てたのは全て鷹場の会社のため。今まで鷹場の相手だった人はすべて密かに父親が手をまわしてお金で後始末をしてきたのでした。

父親の厳しさは愛情なのだと思っていた鷹場はショックを受けてしまいます。ゲイであることは鷹場の名を汚すこと。「この恥さらしが!」怒鳴る父親に、四谷のほうがブチ切れました。

「全部やめにして俺と一緒に行きませんか?こんなところにいちゃダメだ!俺と一緒にいた方が鷹場さんは幸せだと思う。幸せにするから結婚してください!」

かっこよすぎるプロポーズに鷹場はその手をとりました。あースッキリした!鷹場父の分からず屋っぷりが酷くてゾッとしてしまいました。

今もまだこういう人がたくさんいて苦しんでいる人もいるんだろうな…。四谷が男を見せてくれたおかげで鷹場も呪縛から解き放たれてこれからは2人で新しい人生を生きていくのでしょう。

四谷が本当にかっこ良くて痺れるフィナーレでした。ディアプラス12月号に再び登場ということなので、鷹場の家を飛び出した同棲編が読めるのかな。楽しみです。

これまでのお話はこちら。

恋のつま先

恋のつま先

恋のつま先



制服脱ぎたい最終回 端丘


ぎくしゃくしてしまった八戸と由井。学校で会っても気まずくてお互いにスルーします。しかしそこへクラスの女王様・唯が!

スニーカーがかぶったことで由井に難癖をつけた唯が、由井のスニーカーをゴミ箱へ捨てるという暴挙に出ます。BLに出てくる嫌な女子の典型版というか決定版というか。

なんてことを…!と思っていたら八戸が思いきって動きました。そうこなくちゃ。八戸が唯をひっぱたき大騒ぎになり、結局暴力をふるったということで八戸は停学になってしまいます。

停学明けに学校をさぼった八戸は映画館で由井に会い、気持ちが溢れだしました。一気に駆け足展開でしたが八戸が吹っ切れて自分に正直に生きると決意できたことにホッとしました。

ディアプラス2月号で続編が読めるそうなので、その後の2人が学校でどうなっているのかドキドキしながら待ちたいです。

端丘先生の作品はこちらもおすすめです。



二川くんの混線恋スケジュール 間宮法子


二ヵ月連続登場の読み切りです。

イケメンだけど正直者すぎてまったくモテない二川くんに奇跡が起きました。読者モデルになった二川がノリノリです。インタビューを受けたり雑誌の表紙を飾ったりと売れっ子になっていく二川くん。

性格が相変わらずなのもマスコミ受けがいいようですが、隅のことまで「彼氏の好きな体位は正常位!」とか明るく馬鹿正直に話ちゃうとか残念にも程がありますw

隅もインターンで忙しくなりすれ違い気味の2人。二川くんはモデルの仕事はすっぱりと辞める決意をします。実はもう隅との時間のとりやすさを優先にして選んだ小さな会社の内定をもらっていました。

お互いが大好きな甘い2人を見ていると温かい気持ちになれますね。末永く爆発しちゃってください。あ、来月も続くんだった。



恋には向かない職業8話 金井桂


三倉のキスに本気を感じた頼は仕事に打ち込みはじめ、コンサートも大成功。人気もうなぎ登りで評判は上々です。

このままだと手の届かない人にすぐになってしまう。アイドルとしての成長を見守る三倉は複雑な表情でいました。

有言実行で仕事に励み結果を出す頼を尊敬している三倉さん。頼の真剣なまなざしを思い出すたび、なぜ頼への気持ちが、敬愛や信頼がそのままの好意でいられなかったのかと自問自答して苦しんでいました。

ただただ純粋な頼を見ているうち、自分の気持ちに迂闊だった三倉。同性同士を否定はしないけれど、不毛な恋愛の影響はどこかに必ず悪い形で出てきてしまう。

芸能人として成功しつつある頼のいく道に、そんな悪い因子を落しておきたくない三倉は、頼のコンサートを見届けたらこの思いを終わりにしようと密かに決意していました。

三倉さん、仕事を辞めちゃうとかなのかな。ずいぶんと思いつめている様子でしたが男同士の恋が決して悪い形で残るばかりではないと信じたいですね。

頼のほうはもう腹をくくっているわけなので、あとは三倉さんが自分の気持ちにどう決着をつけるかです。

金井桂先生の作品はこちらもおすすめです。

the killer

the killer

the killer



10月発売のディアプラスコミックス


10/2 「飴色パラドックス」4巻 夏目イサク
10/2 「あやしの湯ももいろ美人」雨隠ギド
10/2 「S・O・S?」未散ソノオ
10/2 「シークレット×××」日ノ原巡
10/2 「茶室遊戯 秘すれば花」Dite

「飴色パラドックス」4巻の電子版の配信は10/13からです。電子化が早めですね。新書館のシアコミックス「地球が何回まわったら」待緒イサミは9/15に紙と電子書籍が同時発売です。

感想まとめ


ディアプラス10月号ははらだ先生の「カラーレシピ」新連載が目玉でホクホクしながら読みました。「花鳥風月」は子供の頃の吉利谷と財前と一見がかわいくてぐっときました。

今月号の特集はみんな大好き「ドS」特集です。ディアプラスの特集記事はいつも気合が入っていて隅々まで読みますがボリュームもたっぷりでお腹いっぱい夢いっぱいです。

雑誌の小さい文字を追うのは正直疲れますが心地よい疲労なので満足度が高いです。楔ケリ先生とひなこ先生のドSなカラーピンナップにも惚れ惚れしました。

虐められたいサイコパス系ドS受けがノーマル刑事を自分好みに調教するとか、イジワル過剰愛ドS×快楽に弱い世話焼きM受けのお話とかそれぞれ漫画でぜひ読みたいです。

宝井理人先生のデビュー10周年イベント「Double 10 Count - Secret Party」が大阪でも開催決定したり、夏目イサク先生のイラスト展&サイン会&コラボカフェも決まったりとディアプラス関連の新情報もたくさん発表されました。

ディアプラス11月号では「花恋つらね」と「クロネコ彼氏のあるき方」も復活します。タラシ特集ともども楽しみに待ちたいと思います。

追記)11月号の感想を書きました。

ディアプラス11月号 ネタバレ感想

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