2回目のデートでナオの自宅にお呼ばれした智紀は、DTパワーを発揮して脳内であたふたしながらもナオからのキスを受け入れます。キスだけでイッてしまった智紀にSっ気たっぷりのナオは満足気でした。
帰宅後、初恋の相手であり親友でもあるカナちゃんの会社の新CEOががナオであることを知った智紀。アプリのミチルとは名前が違うことに気づいた智紀は…というところまでが前回2話のお話でした。
灰かぶりコンプレックス2話 ネタバレ感想
嘘がバレてこじれるかな?それでは木下けい子先生の「灰かぶりコンプレックス」3話のネタバレ感想です。
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灰かぶりコンプレックス1巻3話 感想 ネタバレあり
ミチルを怪しむカナちゃん
アプリのミチルの自己紹介の出身地や大学や物書きという職業など、ニュースで見かけたナオとは違っていることに疑問を感じる智紀。
名前も「ジェファーソン直純」と「ミチル」ではかすってもいません。一瞬別人かと勘繰る智紀ですが、何か事情があるのだとあっさりと自分の考えを却下しました。
いっぽうナオの会社では、ナオが智紀の友達のカナちゃんに自宅へレセプション用の着替えを取りに行くように頼んでいました。カナちゃんのことは仕事ぶりを見て信用しているようです。
言われた通りにナオのマンションに行ったカナちゃんは、その豪華さに驚くと同時に智紀が話していたミチルのマンションに似ていることに気がつきます。
しかも智紀の忘れ物であるお高いパンツも部屋で見かけて「偶然にしては…」とミチル=ナオではないかと疑うようになりました。
そのへんでやめときな
智紀はナオがアプリではミチルという別人を装っていると思っているようで、聞きたくても聞けずにひとりで悶々としていました。
するとナオからお誘いのラインがきます。秒即で「行きます」と返事をする智紀。かっこいいナオに智紀はもう夢中になっているのでした。
智紀はDTらしく「ミチルさんがどんな人でもかまわない。愛してもらえるならちょっとぐらいの変態プレイも要相談でOKですから」とか内心思っていたりしますw
そんな智紀を見透かしたように即刻返事が来たことに悪い顔で微笑むナオ。本物のミチルと飲んでいるところで、ミチルは友人としてナオに忠告しました。
「トモちゃんをからかうのはその辺でやめときな」
「やっぱり君のものだって主張したいわけ?」
あっさり引こうとはしないナオにミチルは、智紀が今どきびっくりするくらいピュアでスレてなくていい子だと告げました。半年間アプリでやりとりをしていての結論のようです。
「ナオが今まで付き合ってきた遊び慣れた人とは違う」と、さらに重ねるミチル。けっこういい人ですね。っていうかナオもやっぱり遊んできたんですね。このルックスと条件なら男女問わずたくさん寄ってきたことでしょう。
「そろそろパーティはおひらきかなって思ってたから。他力本願でウジウジ待ってるだけのシンデレラは好きじゃないけどね」
どこか冷めた目のナオにあきれるミチル。この2人はどういう関係なのでしょう。ミチルはナオの悪友のようですが…。
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「ミチルさんはダメだよ、やめときな」カナちゃんはナオに誘われて浮かれる智紀を呼び出し忠告しました。
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至ってまっとうな助言を送るカナちゃんは「どんな事情があってももう会うのはやめて終わりにした方がいい」親友として智紀を心から心配して助言します。しかし智紀も負けていません。
「事情があるなら自分で聞く。騙されてからかわれていても大丈夫。何のとりえもないけどハートは割と強いから傷つかない」
うつむきながらも考えを変えようとしない智紀。こういうのフラグじゃないでしょうかね?なんだか思いっきり泣かされそうな予感がします。
「CEOといっても大まかに言って俺と同じサラリーマンみたいなもんでしょ?ミチルさん本当に素敵なんだよ」
どこかズレた智紀にカナちゃんはやはり心配顔のままなのでした。確かに智紀は考えが甘くてふわふわしていますが、恋に夢中の肩に力の入ったピュアなDTならばこんな感じになるのも仕方ないことなのかもしれません。
王子様なはずのナオが豹変!?
意を決してナオに会いに行く智紀は「ミチルさんが好き」とついうっかり心の声がリアルに口に出てしまいます。
「ミチルさんがどんな人でも好きです。たとえ別人でも」
「別人でもっていつから知ってたの?」
ニュース記事で見たことを正直に告げ、事情を聞きたいから話してほしいとお願いする智紀。そんな一生懸命な智紀にまたさらりとキスをして、無表情のままにどこが好きなのかを問いかけるナオ。
智紀は、ミチルはアプリでのやりとりではいつも優しくて引っ込み思案な自分を励ましてくれたと語ります。だけどナオにとってそれは不正解の回答でした。
黙って手を引いて自室に招き入れようとするナオに、智紀は「ミチルさんは俺でいいんですか?」と心配そうな怪訝な面持ちでいました。
「さあ?俺はミチルじゃないからね」
真顔のまま智紀の手を引くと強引にベッドに押し倒すナオ。その表情はひどく冷たく見えて…。
灰かぶりコンプレックス3話 感想まとめ
最後のナオのドS顔がイケメンすぎました。ジェファーソン直純という顔です。ナオの性格がいまひとつ掴めないのでこの後ナオがどう出るのかまったく読めません。
このルックスなので近づいてきた遊び人と適当に遊んできてきたナオは、ひょんなことから知り合った物珍しい智紀のことをちょっと気に入っただけの状態だったけれど、アプリのミチルのことを出されて面白くなくなってちょっとキレ気味になったということなのでしょうか。
自分に夢中だと思っていた子が、実際のデートしたナオ自身よりもアプリのミチルありきだったからイラっとしたのかな。でもそれは智紀からすると当然のことですよね。今もミチルとナオが同一人物で別人を装っているだけだと思っているわけですから。
ナオが本気で智紀を襲ったりはしないと思いたいし、一生懸命に好きだという智紀の気持ちを踏みにじるような悪い男じゃないと信じたいのですが。
ナオは本物のミチルにはそろそろパーティはおひらきとか言っていました。ウジウジした子は好きじゃないとか、どう見てもナオの好みは智紀からはかけ離れています。
どうやってこの後ナオの気持ちが智紀に近づいていくのかとても楽しみです。
次回は11/30発売のイァハーツ2018年1月号です。
それではまた「灰かぶりコンプレックス」4話の感想でお会いしましょう。
追記)4話の感想を書きました。
灰かぶりコンプレックス4話 ネタバレ感想
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