マザーズスピリット2巻1話の感想です。コミックス未発売のネタバレになるのでネタバレNGの人はどうぞお気をつけください。

キャラセレクション1月号からエンゾウ先生の「マザーズスピリット」の続編連載がはじまりました。

マザーズスピリットは大学職員でゲイの稜一郎が、留学生として日本にやってきたカルタカのお世話をするうちに恋に堕ちるという魅惑の部族BLです。コミカルなのにキュンもあって何度も読み返している大好きな作品です。

受け攻め2人の心の距離が近づいていく様子がコミカルかつナチュラルで、どちらもキャラクターが人として優しく魅力的だったのがお気に入りポイントです。まわりのおじさまたちもおもしろくて素敵でした。

カルタカが日本語が話せないためカタコトで気持ちを口にしたり、野性味あふれる外見からは想像できないほど温かいハートの持ち主で、それでいて男らしく随所でぐっときました。稜一郎も心優しき常識人でとても好感が持てました。

マザーズスピリット ネタバレ感想

カルタカ×稜一郎にまた会えて嬉しいです!それでは以下「マザーズスピリット」2巻1話のネタバレ感想です。

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マザーズスピリット2巻1話 感想 ネタバレあり


カルタカの圧倒的彼氏力


空港にカルタカ達をお迎えにいった稜一郎。お約束通りに例の派手なお面をつけて、カルタカ&弟のアクナムが日本に戻ってきました。

このお面は一応魔除けなのですが、毎回つけて現れるので稜一郎も激しいデジャヴを感じています。出落ち感たっぷりなのに、出てくるといつも楽しい気持ちにしてくれるこのお面。本当に何か人を愉快にさせる魔力がありそうです。

空港にいる人たちもちびっこ達が怖がって泣いたりしてざわざわ。これ絶対誰かがカルタカ達のお面姿を撮ってSNSに載せていそうですw

多大なる金とコネと人脈でカルタカ達を招いた理事長は、大学へやってきたアクナムとさっそく仲良くお話しています。アクナムのコミュ力が相変わらずで見習いたいレベルです。

飛行機が楽しいアクナムは「カルタカはいつもイヤそうだ」と告げ口までしていました。ムッとして、なぜ空を飛ぶのかが不思議なだけだと弁明するカルタカ。稜一郎にも怖くないアピールをしたりとかかわいいです。

アクナムが理事長にルター族のお土産のお面や刺繍のついた民族衣装を手渡していると、カルタカも稜一郎にそっとブレスレットをプレゼントしてくれました。

トプテという珍しい動物の牙で作ったもので、牙の色が光に当てると虹色に変わってとても美しいブレスレット。トプテは捕まえるのがとても難しく、ルター族の男は大切な時に捕まえるものです。

「大切な時?」

「好きな人間に好きを言うとき」

耳元でぼそっとつぶやかれて首まで真っ赤になる稜一郎。かっこよすぎるカルタカに稜一郎も夢中になっているのでした。

どんどんやらしくなっている2人


アクナムはお土産を手渡したその足で、理事長と一緒に北海道へ旅行に行ってしまいました。ロイズのチョコや生キャラメルや白い恋人が食べたいとわがままを言ったようです。連れて行ってあげる理事長の行動力もさすが。

飛行機での長旅を終えて日本に来たばかりなのにと稜一郎がアクナムの体力に感心していると、カルタカも張り合って「オレも体力たくさんあるぞ」とアピールをしてきました。

稜一郎は照れながら「カルタカには少しは疲れてほしいんだけど…」とぶつぶつ。カルタカはおかまいなしで稜一郎をペロペロしています。

「色々と凄すぎて身体がもたない」などと言う稜一郎に「リョウイチローたくさんヤラシイ。しょうがない」とごもっともなカルタカ。

いつも「やらしいやらしい」と言うカルタカに稜一郎は真っ赤になって否定しようとしました。しかしすぐにキスをして口をふさがれてしまいます。

(自分だってどんどんやらしくなってってるくせに…)

結局カルタカを拒めない稜一郎はそのままエッチになだれこみました。

新しい扉を開いて戸惑う稜一郎


(相変わらず大きすぎて全然口に入らない)

相変わらずご立派なカルタカのモノを舐める稜一郎。大きすぎてとても口には入りきりません。顎が疲れるくらいにご奉仕する稜一郎にカルタカも興奮しています。

「入るしたい。リョウイチローの中はやく」

ストレートに伝えるカルタカは、ゴムを付けるのも手慣れた様子です。初めてゴムの用途を知った時は「なんで?」という表情だったのが嘘のよう。

ゴムを付け男同士で子作りでもなく、ただ相手を求めるための行為のセックス。それを教えたのが自分だということが、稜一郎にとってはたまらなく気持ちいいことなのでした。

上に乗っかって、太くて大きなカルタカのモノを受け入れる稜一郎。苦しいけれど気持ちがいい。行為の最中に嚙みつくカルタカの癖までも愛しく思うのでした。

エッチの後、我に返って顔を覆う稜一郎の肩の歯型がなんともセクシーです。

「どんどん君に変えられていくなあ」

夕べのことを思い出してつぶやく稜一郎は「それも悪くない」とそっとカルタカにキスをしました。するとその途端バキッ!と鈍い音が部屋中に響き渡ります。

規格外の男性と成人男性の激しい振動により、当然のごとくベッドの足は無残にも壊れてしまったのでした。

感想まとめ


1話というよりはプロローグといった感じでした。単行本を未読の人にも分かるようにざっとこれまでを説明した内容で今から読む人も入っていきやすいと思います。

カルタカが飛行機が怖いとかちょっと意外でかわいいですね。屈強で頑丈なワイルド彼氏でも怖いものくらいあります。これぞギャップ萌えでしょう。

カルタカの語学力がそこまで上達していないのにも安心しました。カタコトで伝えるから余計にキュンとしていたので日本語がペラペラになっていたら寂しいところでした。

まあ実質そんなに短期間でそこまでは上達しないと思うので、これからもゆっくりペースで上手くなっていくといいですね。稜一郎が教えたらエッチな言葉とかも覚えるのが早そうだけどどうなのかな。

稜一郎が「嚙んでいいよ」と言ってますがカルタカに嚙まれる痛みが癖になっちゃった感じなのでしょう。エロティックな新しい扉はどんどん開く方向で2人で進んでいってくれると嬉しいです。

常識人でやらしい稜一郎やカルタカのすっとぼけたかわいさも見られたし、がっつりエロもありプロローグとしてふさわしい初回でした。つかみはバッチリです。

次回からが本格スタートになりそうです。今回はどういうお話になるのでしょうか。一応1巻の電子限定のオマケ漫画では結婚式までコマを進めましたが、稜一郎の家族とかも出てくるかもしれません。もしくは元カレやライバルが出現でわちゃわちゃする可能性もありそうです。

次回は2018/1/22発売のキャラセレクション3月号です。

それではまた「マザーズスピリット」続編2話の感想でお会いしましょう。

追記)2話の感想を書きました。

マザーズスピリット2巻2話 ネタバレ感想 エンゾウ

エンゾウ先生のBLコミックス





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