お互いに好意を持ちつつも微妙な関係のまま一緒に一か月の巡業にまわることになった源介&惣五郎。ホテルで同部屋になったとき、自分の全裸を見て股間が反応している源介を見た惣五郎は、彼の本気を感じます。
舞台も中日を迎えたある日、源介の兄の蔦丸をかばって一緒に階段から落ちてしまった惣五郎は、どうやら足をくじいてしまったようで…前回の復習はこちら。
花恋つらね3巻17話 ネタバレ感想
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花恋つらね3巻18話 感想 ネタバレあり
足の痛みがどんどんひどくなる惣五郎
大谷屋の巡業は順調に進み、惣五郎もミスなく懸命に舞台をこなします。しかし実際には大丈夫だと思っていた足は痛むいっぽうで、冷や汗をかきながら芝居をし続けていました。
誰にも気づかれずにいた惣五郎ですが、源介は何かを察しているのかちらちらと惣五郎のことを気にしています。惣五郎は待ち構えていた半日休みも、観光にも食事にもどこにも出かけず「体力温存のため」と誘いを全部断って部屋で過ごすことにしました。
惣五郎の魅力に少しずつ気づき始めたのか、役者のおじさまたちに目を付けられ始めた惣五郎を見てハラハラしている源介がかわいいです。
源介にも怪我がバレないようにうまくごまかす惣五郎。しかし実際には足首はパンパンに腫れてしまいズキズキとした鈍い痛みは止まりません。
歩けているので骨折ではないにせよ、どんどん痛みがひどくなっていきます。もしこのまま痛みが引かないと、明日からまともに板の上で踊れないかもしれないと惣五郎はホテルでひとり不安が募っていきました。
降板だけは絶対に避けたい!何とかしようと病院を探すも、地元ではないのでどこへ行けばいいのかも分かりません。源介のお父さんに相談しようものならすぐに代役を立てられてしまいそうなのでそれもできず途方に暮れる惣五郎。
自分の代わりができそうな人はたくさんいます。たとえば源介のお兄さんの蔦丸さんなど。大谷屋の女形は粒ぞろいなのです。しかも「怪我で踊れないなんて情けない」と蔦丸さんには嫌味を言われてしまいそうです。
本来なら蔦丸さんをかばおうとして捻った足なのですが、とはいえ蔦丸さんのせいではありません。勝手に惣五郎が落ちただけなのです。
まだ誰にも認めてもらっていない現状で役を下ろされるのだけは避けたい。それにせっかく今、源介とまた同じ板の上でいい感じにお芝居をできているのに途中でやめたくありません。
ここで終わるのはイヤだな。
惣五郎がどうするか悩んでいると、タイミングよく源介から心配するラインが送られてきました。目ざとい源介に驚きつつ、知ったら止めるに違いないとトボけます。
結局、惣五郎は先輩であるお父さんに怪我の事をこっそりと相談しました。「注意が足りん!」と電話口で散々怒られましたが、水で冷やして固定して応急処置をして、かかりつけの病院を紹介してもらい診察してもらいます。
「俺の役者生命に影響ないですよね!?」
心配して涙目になっている惣五郎に老医師は「ないない」とあっさり。安静にしていればそのうち治ると言ってくれました。どうやら軽い捻挫で済んだようで、治療してもらったら普通に歩けるようにまで回復しています。
とはいえ舞台があるので安静にはできません。惣五郎はガチガチにテーピングする方法を教えてもらって乗り切ろうと頑張るのでした。
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今日のチラ見せいきます~!! 大人気連載💗夏目イサク先生の『花恋つらね』から
足を負傷した惣五郎だったが…!? pic.twitter.com/el1S54vsuD
惣五郎の足の怪我に気づいていた源介
あと10日、9日とカウントダウンしつつ懸命に板の上に立つ惣五郎。舞台でふとつまづきかけると、さっとフォローしてくれるなど源介も自然な形で支えてくれています。
すると、ある地方の旅館で2人はまた相部屋になってしまいました。「前も2人部屋だったから問題ないですよね」というマネージャーの雰囲気に、下っ端の2人は嫌だなどとは言えませんw
スーツケースを持ってくれたりと優しい源介に、惣五郎は思いきって冷却パックと共に足の怪我を見せることにしました。これ以上隠すのは相方としても良くない気がしていたのです。
惣五郎が踊った後で顔色が悪く、トランクを杖のように使っていることから、足を怪我していることは源介にはバレていました。それでも源介が他の人たちに黙っていてくれたのは、惣五郎の気持ちを考えてのこと。怪我がバレて降板させられるのが一番つらいことだと源介は知っていたからです。
俺は何かあったときにフォローするだけでいいかって思ったんだよ。
本気で酷い怪我で今後に響くような状態なら、今休んででも治療する方を選ぶだろうと源介は惣五郎を信じていたのでした。
エッチは舞台が終わってから
「俺は松川惣五郎をやってる東周吾が好きなんだ」
源介は真顔で口を開きます。以前惣五郎は源介に「新井源介ではなく野田淳平として考えろ」と言いました。だけど源介にとって、惣五郎と東周吾が別の人間だと考えたことはありません。本名の時も芸名の時も、どちらも惣五郎であることに変わりはないのです。源介が源介であるのと同じように。
俺が好きなのはお前だよ。
そっと惣五郎にキスをする源介。何度も甘いキスをくりかえしていると、感極まった惣五郎が泣きだしてしまいました。
「嘘だったらコロス」
小さい声でつぶやきく惣五郎に我慢できなくなった源介は、あっさりと惣五郎を押し倒してしまいました。しかし服の下に手を伸ばしてきた源介に惣五郎はギョッとします。いきなりこれ以上のアレコレをするのかと脳内パニック!とはいえこれ以上のあれこれが何なのか、惣五郎にはいまひとつよく分かっていません。
「男同士ってこの先何すんの?」
ストレートに問う惣五郎に耳打ちで説明する源介w真っ赤になる惣五郎が初心でかわいいです。男同士のあれこれは身体に影響が出るかもしれないから、舞台の間はできません。名残惜しそうにもぞもぞする源介に惣五郎は「待った」をかけました。
「巡業が終わってから…」
ぼそりとつぶやく惣五郎は耳まで真っ赤になっています。相変わらず冷水を浴びて落ち着こうとする源介もまた、照れて真っ赤なのでした。
花恋つらね3巻18話 感想まとめ
わーいエッチの約束をしましたよみなさん!一緒に巡業を回って絆が深まってお互いの気持ちを確かめ合って…長かったー!やっとですね。最後の惣五郎の嬉しそうな笑顔が幸せそうでなによりです。
いきなりベロチューとか源介が張りきりすぎな気がしましたが、本来高校生だからこれくらいは勢いがあって当然でしょう。むしろ舞台の事を考えてよく踏みとどまったなと感心します。
惣五郎はまったくそういうことを考えていなかったようですが、源介はきっといざという時に備えて男同士のあれこれを調べたんですよね。巡業後のエッチを約束するかわいい2人にキュンキュンしました。
源介が改めていい男だな~と実感した18話。降板させられるのだけは避けたいという惣五郎の強い気持ちを汲んで、大騒ぎしないで必要な時だけ黙ってフォローしてくれるとか、高校生でここまでデキる男はなかなかいません。やはり大谷屋の御曹司なだけあります。
惣五郎がまわりのおじさまたちに気に入られているのがおもしろくない源介の嫉妬にもニヤニヤしてしまいました。名物を食べに行こうと誘われている惣五郎に「断れ断れ」とか思いつつムスッとしているとかかわいすぎます。
まだ10代なのに色気のある惣五郎を今回の巡業で見た役者のおじさまたちも、玉乃屋の御曹司に何かキラリと光るものを見たのでしょう。これからもこういう誘惑がたくさんあって、きっと源介はやきもきし続けるんだろうな。
巡業が終わるまであと7日。まだひと波乱あるのか、それとも無事終わってエッチ突入できるのか。17話で惣五郎のおじいさんのことを何か言いかけた蔦丸さんのことも気になります。
ではまた「花恋つらね」19話の感想でお会いしましょう。
追記)19話の感想を書きました。
花恋つらね19話 ネタバレ感想
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