テンカウント6巻のネタバレ感想まとめです。

黒瀬くんと城谷さんの恋のお話の最終巻です。終わってしまえば2人のラブラブもイチャイチャもエロも見れなくなって寂しいです。ずっと追ってきたから、次々と伏線が回収されていくのを見ていくのが、楽しみでもあり切なくもあり複雑な気持ちです。

黒瀬くんと出会ってから、特に城谷さんがどんどん変化していく姿が愛しくて眩しくて目が離せませんでした。黒瀬くんのほうも城谷さんと出会って救われて、鉄仮面が崩れる瞬間が増えてきて、出会うべくして出会った2人なんだなと心から思います。

幸せになってくれてありがとう。それでは以下「テンカウント」6巻の感想です。※ネタバレ注意です。

テンカウント6巻 電子配信


テンカウント6巻の電子書籍は3/30から発売です。電子待ちの人はもう少しお待ちを。追記)発売されました。

テンカウント(6)

テンカウント(6)

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テンカウント6巻 感想 ネタバレあり


リンク先は詳細なネタバレ感想になります。かなり長くて私の脳内ダダ漏れなので、各自ご判断の上お進みください。

植田嬢登場に全腐女子が臨戦態勢に


5巻のラストに出てきたあの黒髪の美女、まさかあの人なんじゃ!?と全腐女子が身構えたところ、嫌な予感は見事に的中しました。幼い城谷さんにトラウマを植え付けた、あの植田嬢がまさかの登場です。

黒瀬くんを気に入ったらしい植田嬢は、空気も読まずに2人のデートに割り込むようにかなりぐいぐい来ました。肉食っぷりは昔からずっと変わっていない様子です。

テンカウント6巻34話 ネタバレ感想

俺、ビッチは好きじゃないんですよね


植田嬢の強い押しにより、結局3人でお茶することになってしまいました。困惑気味の城谷さん、自信たっぷりな植田嬢、様子を見守る黒瀬くんという謎すぎるトリオ。

オシャレカフェで探りを入れつつ城谷さんを追いつめようとする植田嬢に、黒瀬くんと出会って変わった城谷さんが頑張ります。今は黒瀬くんが支えてくれていること、そして黒瀬くんは父親の替わりではないことを告げる城谷さん。よく言った!

不穏な雰囲気を察した黒瀬くんも、植田嬢に追い打ちをかけます。「俺、会ったその日に股を開くようなビッチは好きじゃないんですよね」こっちもよく言った!

テンカウント6巻35話 ネタバレ感想

黒瀬くんからお願いは


黒瀬くんからの痛烈なひとことにビビった植田嬢は、すごいところから飛んできたドSな攻撃に、思わず変な趣向に目覚めそうになってしまいました。ドMの世界にようこそw

植田嬢を見事に撃退した黒瀬くんは、そのまま店を出て城谷さんを非常階段に追いつめます。キスを迫る黒瀬くんに城谷さんはたじたじ。この期に及んで逃げようとする城谷さんを黒瀬くんは逃しませんでした。「キスをして嫌じゃなければ好きだと認めてほしい」と迫る黒瀬くん。

テンカウント6巻36話 ネタバレ感想

ついにキス!それも濃厚なキス


迫りくる黒瀬くんをかわすことなんて、今の城谷さんにはできませんでした。スイッチが入った黒瀬くんはディープキスで応戦します。キス以上のことはたくさんしてきた関係なのに、たった一度のキスで腰が抜けそうにへろへろになってしまう城谷さんがかわいいです。

結局2人は予約していたお店には間に合わず、コンビニのおでんとビールで食事をすませることになりました。たまにはこんな日があってもいい。良い雰囲気の中、城谷さんが素直な自分の気持ちを口にし始めます。

テンカウント6巻37話 ネタバレ感想

城谷さんの涙と黒瀬くんの涙


好きだということ、これからも一緒にいたいということを一生懸命口にする城谷さんの心からの言葉を聞いて、黒瀬くんの瞳から美しい涙があふれ出しました。

お互いが必要として必要とされて、ありのままを受け入れてもらえて救われた瞬間。このシーンは本当に印象的で、ぜひ皆さんに見てほしいです。

盛り上がったままホテルに直行する黒瀬くん&城谷さん。もう城谷さんも口だけでイヤイヤと言いません。さあ恋人たちの夜はこれからです。

テンカウント6巻38話 ネタバレ感想

西垣さんとの再会


エロく乱れる城谷さんは、さっそくさっき覚えたばかりのキスを自らねだってみるなど新たな一面を見せました。キスだけで反応する城谷さんを見て黒瀬くんも嬉しそうです。

ベッドで城谷さんの頭を優しくなでる黒瀬くん。城谷さんの手帳に記した10項目めはやはり「頭を撫でられること」でした。安心して甘える城谷さんは、結局そのまま黒瀬くんの腕の中で眠ってしまいます。

おあずけをくらった黒瀬くんは、翌朝、寝不足のままぼそぼそとひとりで帰路に向かっていました。偶然通りがかった書店で開催されていた作家のサイン会をふと覗くと、そこにはまさかの西垣さんがいて…。

テンカウント6巻39話 ネタバレ感想

神様がくれた区切りという再会のプレゼント


黒瀬くんのことには気づいていない西垣さんは、作家になった動機を尋ねられて答えます。「昔好意を向けてくれた男の子に恥ずかしくない人間になりたかった」

どこか嬉しそうに西垣さんのもとを静かに去っていく黒瀬くん。今の西垣さんの落ち着いた姿に安堵したのでしょう。黒瀬くんの過去の区切りがついた瞬間でもありました。

縁とタイミングが違えばもう一度重なっていたかもしれない2人の人生。互いに今は別の幸せを見つけ、それぞれが自分の人生を生きているのでした。

テンカウント6巻40話 ネタバレ感想

きちゃった☆に失敗する城谷さん


城谷さんはもう手袋を外して仕事ができるようになっていました。久しぶりに三上くんも出てきてテンションアップ!三上くん、実は密かなファンがたくさんいると思うのですがどうでしょう。

仕事終わりにアポなしで「きちゃった」をやろうとする城谷さんは、黒瀬くんの職場の前で待ち伏せをすることに。いちいち言い訳を考えているところが愛らしくてどうしてもどう見ても30代には見えません。

ところが城谷さんは、黒瀬くんの職場の先生から「黒瀬くんが仕事をやめる」と聞いてびっくり!あわてて黒瀬家にアポなし訪問します。

テンカウント6巻41話 ネタバレ感想

黒瀬くんが仕事を辞める!?


黒瀬くんがいてくれたから、黒瀬くんが好きだと言ってくれたから、城谷さんは自分のことを好きになれました。自分を救ってくれた人がカウンセラーという職業からも離れると知り動揺する城谷さん。

いっぽう黒瀬くんは心は決まっている様子で落ち着いていました。お互いに好きだと言葉で伝え、今さらながらの告白タイムに照れてしまう2人。黒瀬くんは言葉ではなく行動で、と城谷さんにキスを返しました。

テンカウント6巻42話 ネタバレ感想

今日は寝ちゃダメですよ?


城谷さんのらしくない行動やその天然っぷりに爆笑する黒瀬くん。クール鉄仮面な黒瀬くんの爆笑なんてレアすぎてプライスレス。表情が豊かとは言えない黒瀬くんがこんないろんな表情を見せるのは、今のところ城谷さんに対してだけなのかもしれません。

甘い雰囲気にベッドに誘われ先日のホテルのリベンジをしようとする黒瀬くん。恨み節で「今日は寝ちゃダメですよ」と念を押してくるなど、けっこう根に持つタイプのようですw

テンカウント6巻43話 ネタバレ感想

スルーされてへそを曲げる城谷姫


いつもの気遣う手つきとは違って早急な黒瀬くんに戸惑う城谷さん。「またお預けはいやですから」とスネモードな黒瀬くんが大型犬っぽくてもうかわいいエロい最高。

城谷さんは後ろを舐める黒瀬くんに微妙に抵抗しますが、無駄な努力で後の祭りです。どんどん気持ちよくなっていく城谷さんは、ふと黒瀬くんのも自分がナニかしたほうがいいのではないかと考え始めました。

ところがせっかくの城谷さんからの申し出に、黒瀬くんはあっさりと拒否してしまいます。恥ずかしいのを我慢して思いきって言ったのに!とプリプリする城谷姫は「もう一生言わない」とへそを曲げてしまいました。あーあ。

テンカウント6巻44話 ネタバレ感想

テンカウント6巻45話 ネタバレ感想

黒瀬くんに欲情する城谷さん


指だけでグズグズのとろとろに溶かされてしまう城谷さんは、涙目で「やっぱり俺も黒瀬くんのをしたい」と申し出ました。あの城谷さんがどんどんと新たなる扉を開いていきます。

またお預けになるのではと警戒していた黒瀬くんも、二度目の城谷さんからの積極的な言葉は受け入れるしかありません。城谷さんとしては自分も黒瀬くんに欲情するのだということを知ってほしかったのです。

お口でご奉仕されて城谷さんとは違った意味でいっぱいいっぱいになる黒瀬くん。ずっとこんな素直な城谷さんと愛し合いたかったのでしょう。大満足のお詫び回ならぬエッチ回なのでした。

テンカウント6巻46話 ネタバレ感想

テンカウント6巻47話 ネタバレ感想

オフィスラブのフラグまで立った痺れる最終回


仕事を辞めて、大学院の博士課程で勉強する黒瀬くん。新たに見ていた求人募集によると、どうやら城谷さんの会社のようで、素晴らしき社内恋愛フラグも立ちました。

カフェで向かい合っていじわるく笑う黒瀬くんは、城谷さんの知られざる扉を開くべく「城谷さんが本当にしてほしいこと」を暴こうとします。不思議と逆らえない城谷さんがどう出るかは、もはや2人だけの秘密なのでしょう。

冒頭から「?」が「!」になるような、1巻1話の流れをなぞるような痺れる展開に舌を巻きました。宝井先生は最初からこれを考えていたのでしょうか。だとしたら本当にすごいです。

テンカウント6巻最終回 ネタバレ感想

描き下ろし:黒瀬くんと城谷さんと


描き下ろしは9ページで、黒瀬くんと城谷さんがお揃いのピアスをつけるミッションでした。3万円くらいなので、お互いにプレゼントし合うにはぴったりなお値段設定です。

ショップでじっとピアスを見ていた城谷さんに声をかける黒瀬くん。「若い黒瀬くんのほうが似合いそう」という城谷さんと、お揃いでつけることになります。お互いにピアスホールを開けあうとき、城谷さんがプルプル震えて小動物みたいにびびりまくってますw

黒瀬くんの「似合います?」のドヤ顔に、城谷さんは思わず笑顔になりました。思い通りにならなくてイライラするのにコントロールしたいしされたい。なんとかして触れて自分のしるしを付けたい。そう思うのは相手に恋をしているから。

改めて黒瀬くんに恋をしていることを実感した城谷さんが、ピアスを誰かに(三上くんとか)つっこまれて、ちょっとあたふたするところまで妄想できた幸せな描き下ろしでした。黒瀬くん&城谷さん、末永くお幸せに。

テンカウント6巻感想まとめ


最終回にぜんぶもっていかれて、うわあこれ絶対また1巻から読み返すやつ!と気づいた瞬間鳥肌が立ちました。見事なまでのラストに神巻決定です。

ここまでいろいろあって2人がラブラブになって、甘い雰囲気でもう少しほんわか終わると油断していたら、あれ?この展開ってもしかして…とぞわぞわ。

城谷さんはいったい、心の奥底でもっとどんなすごいことをしたいと思っているのでしょうね。深層心理では本人も知らないようなエロティックでどす黒い欲求が渦を巻いているのでしょうか。最終回の2人の会話の微妙な緊張感も心地よかったです。

今さらですが雑誌は話数が細切れになっているので、コミックスではいくつかの数話がまとめられています。雑誌で読んでいる時はページ数が少なくて毎月じれじれしていたのが懐かしいです。

結局三上くんについては謎のままでした。先生がインタビューでおっしゃっていた「三上くんの設定」とやらが気になります。

黒瀬くんも城谷さんも2人とも存在自体がエロティックだったし、宝井先生の整った絵柄も6巻に至るまでにどんどん洗練されていって見ごたえがありました。

宝井理人先生、長い間お疲れ様でした。アニメも次回作も楽しみにしています。

宝井理人先生のBLコミックス


花のみぞ知る 1

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花のみやこで

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セブンデイズ MONDAY→THURSDAY

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