水澄のノンケ嫌いのきっかけとなった譲は、水澄に会うために誓の店を再び訪れます。誓は、水澄との関係について探りを入れてくる譲に、クールな態度を崩しませんでした。
譲が現れてから、誓とはどんどん気まずい雰囲気になってしまい戸惑う水澄。誓が自分と寝たことを後悔しているのではないかとネガティブな方向に思いつめてしまいます。前回の復習はこちら。
酔いどれ恋をせず2巻7話 ネタバレ感想
それでは以下橋本あおい先生の「酔いどれ恋をせず」8話のネタバレ感想です。
酔いどれ恋をせず2巻 電子書籍
酔いどれ恋をせず8話感想 ネタバレあり
俺達やり直せないか?友達でいいんだ
店を訪ねてきた譲に強引に会う約束を決められてしまい、浮かない表情で待ち合わせのカフェに入る水澄。譲はすっぽかされても仕方がないと覚悟していたようですが、水澄の姿を見てほっとしていました。
譲が、中学卒業以来連絡をとっていなかった水澄を見つけたのはSNSからでした。店の写真に誓と水澄も写り込んでいたいたのをたまたま見つけたのです。お店に通っているお客さんが隠し撮りしていたようですね。誓が嫌がるから写真は断っていたのにと困り顔の水澄。
「ずっと謝りたいと思ってたんだ。あの時はごめん。気持ち悪いなんて、本当はそんなこと思ってなかったのに」
頭を下げる譲は中学最後の1年間、結局水澄と一度も話すことなく卒業したことを気にしていました。ひどいことをしたとずっと後悔していた譲。
みんなに告白のことが知れわたったのは、譲が言いふらしたわけではなく、運悪くクラスメイトに聞かれていたのです。学校に行ったら黒板に落書きされていたりからかわれたりして、まだ子供だったこともあり、あの時は自分の事しか考えられずに「気持ち悪い」などと暴言を吐いてしまったのでした。
いまさらだよ…。
目を伏せる水澄は、当時の事はもう思い出したくもないと沈んだ表情で告げました。クラス全員にまるでそこにいないように無視されることも辛かったけれど、なにより親友だと思っていた譲にあんなふうに自分を否定されたことがショックで、ずっと心に刺さり続けています。
誰かを好きになると、必ずあの時の感情が顔を出してきて苦しくなるため、恋に対して臆病なまま大人になってしまった水澄。特にノンケは好きになるわけがないとタカをくくって、軽く楽しめる相手とだけ適当に遊んできたのです。
誓と付き合っているわけではないと譲に説明する水澄は、誓はそもそもノンケなのだから勘違いしてはいけないと自分に言い聞かせていました。今の関係は一時的なもの。身体だけの気持ちの伴わないもの。。。
俺達やり直せないか?
譲は唐突に口を開きます。水澄に好きだと言われたとき、本当は嬉しかった。しかし同時に、同性同士でそんなのはおかしいのではないかとパニクってしまったと言う譲。友達でいいから…と切り出します。
しかし、卒業してからもずっと水澄のことを思い出しては考えていた…と譲が言いかけた瞬間、水澄は立ち上がりました。
「解けた誤解もあったし話ができたことはよかった。訪ねてきてくれてありがとう」
精いっぱいの笑顔を見せて、その場を静かに去っていく水澄。その複雑な心境は計りしれないものがありました。
【30日発売🌟Chéri+5月号】
— Dear+&Chéri+編集部 (@dear_plus_) 2018年3月26日
今日のチラ見せいきます~!! 蕎麦職人×唎酒師💗大人気連載! 橋本あおい先生『酔いどれ恋をせず』から♪
水澄のトラウマの原因、譲と二人きりで会うことになり…? pic.twitter.com/X3e6hoVmeo
誓の元奥さん登場!
譲と別れて落ちた気持ちのまま家に帰ると、誓はリビングで休んでいるところでした。買ってきたお惣菜を手に声をかける水澄。しかし誓はそっけない態度を崩しません。
「あいつと会ってきたのか」
ぼそりと聞く誓の声は水澄の耳には届かず、誓は出かけてしまいました。やはり避けられている?言葉にすると思いのほか落ち込む水澄は、この家を出て行った方がいいのかと悩みはじめます。
もともとお試しの同居だったし、なんといっても家賃も払っていません。このところ譲のこともあり、いろいろと疲れ果てた水澄は、深いため息をつくしかありませんでした。
水澄がおつかいついでに不動産屋を覗いていると、キヨさんがひょっこりと通りがかります。最近キヨさんは忙しいらしく、今も誰かと待ち合わせをしているところでした。そこへ現れたのは30代くらいの綺麗な女性です。
キヨさんとも親しげな彼女の名前は相川紗季さん。実は紗季さんは、誓の別れた奥さんで…。
酔いどれ恋をせず8話 感想まとめ
ちょ譲、水澄も言ってますが今さらすぎませんかね?謝ってやり直したいとか、ほんと今になってなぜ??って感じです。友達でいいとか言ってますが、それこそ今さら難しいのでは。
水澄は今32歳なので、中学卒業からもう15年以上が経過しているわけです。ノンケトラウマのきっかけになった人で、本音を言えばもう二度と会いたくもなかったでしょうし、ちょっと都合がよすぎというか身勝手な感じがしました。水澄はよく大人の対応をしたなと感心します。
そして誓のほうはバリバリ水澄を意識していて、譲のことで超不機嫌になっているとか、分かりやすくてかわいすぎました。しかし水澄はちっともその嫉妬に気づいてないし、気持ちがすれ違いまくっててしじれったいです。
誓の元奥さんも出てきて、次回以降に別れた理由などもわかるのかな。今の紗季さんの様子を見ていても、けっして泥沼離婚だったとかではなさそうですが。
このところ水澄がしょんぼりしていて元気がなくて切ないです。早く元気になって、また誓さんとドエロいことをしている姿が見たいものです。
次回は5/30発売のシェリプラス2018年7月号です。
それではまた「酔いどれ恋をせず」9話の感想でお会いしましょう。
追記)9話の感想を書きました。
酔いどれ恋をせず2巻9話 ネタバレ感想
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