ファックバディとしてセフレ関係に陥った智紀は、クズ男ナオからの連絡を待つだけの日々を送ります。そうしてでもナオと繋がりたい恋愛初心者の智紀は必死なのでした。
ナオのほうは余裕の表情を崩しませんが、智紀に多少の執着心を見せたりと、少しずつ気持ちに変化が起きていました。切ない気持ちを持て余す智紀はこのままファックバディとして生きるのか。前回の感想はこちら。
灰かぶりコンプレックス6話 ネタバレ感想
それでは以下木下けい子先生の「灰かぶりコンプレックス」7話のネタバレ感想です。
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灰かぶりコンプレックス2巻7話 感想 ネタバレあり
メンズエステで男を磨く智紀&カナちゃん
カナちゃんとなぜかメンズエステを受ける智紀。小顔になるための施術してもらい、グキグキと痛そうな音が部屋中に響き渡っていますw
世の中ルックスだ!ということで2人で仲良く施術してもらっている姿がほのぼの。まさか片方が悪い男にファックバディされているなんて思えぬ平和っぷりです。
智紀は小顔エステは1回で懲りたらしく、つやつやの肌のままエステサロンを後にしました。来週はヘッドスパ、ジムにも申し込もうとしている智紀に、カナちゃんは「めっちゃポジティブだね」とつぶやきます。
智紀がこんなにがんばっているのに、当の悪いクズ男ナオは優雅に京都に出張中のようです。アシスタントをしているカナちゃんは、新規店のオープンセレモニーでホテルを押さえるのも大変だったとぼやきました。
ナオにはアシスタントだけでもカナちゃんを入れて5人いるらしく、言質スタッフも豊富にいます。カナちゃんはそのため、今回の出張には動向せずお留守番となったのでした。
改めてCEOというナオの肩書がすごいものだと感心する智紀。やっぱりCEOというものが何なのかもあまりよく分かっておらず、どこか世間ずれした智紀です。
智紀がドジっこぶりを発揮
智紀はカナちゃんに「セフレから恋人になるにはどうすればいいか」を相談しようとしますが、カナちゃんにはナオとのことを反対されているためなかなか言い出せません。智紀はあきらめて、ミチルに相談しようと連絡をとりました。
すぐに返信をくれた優しい本物のミチル。六本木のバー「knight(ナイト)」を指定されますが、ここで智紀はドジっこぶりを発揮し「knife(ナイフ)」というバーに向かいます。
ところがバーに入ってみると何となく雰囲気が怪しくて、居心地の悪さを感じる智紀。バーにいる男たちは、じろじろと無遠慮な視線を投げかけてきます。
当のミチルは約束のバー「ナイト」で智紀を待っていました。すると偶然ナオがやってきます。タイミングが悪いとぼやくミチルは、智紀と待ち合わせだと余裕の表情です。
「誘ってあげたの?優しいね」
「向こうからのお誘いです」
飄々とした態度のミチルをナオはスルーします。しかし表情はどこかおもしろくなさそう。するとそこへ智紀からミチルに連絡が来ました。ナイフというバーにいるという智紀に、ナオの顔色が変わります。
ナイフというのはタチの悪い出会い系のクラブなのです。噂を聞いていたナオ焦ってナイフへと向かいました。ナオの慌てる姿を始めてみたミチルはポカンとしています。
ミチルが来るのを待つ智紀は、水割り1杯を飲んだだけなのに、立てない程にふらつくほどになってしまいました。さすがに智紀もこれはおかしいと気づきます。
しかし時すでに遅し。ニヤつきながらわらわらと寄ってきた男たちに取り囲まれピーンチ!智紀があわや別部屋へ連れ込まれそうになったところで、ナオが現れました。
智紀といると調子が狂うナオ
足元のおぼつかない智紀を抱きかかえて「俺の男に触るな」と威嚇するナオ。智紀は朦朧とする頭でナオに抱きつくしかありませんでした。
夢のようにかっこいい登場のナオにくっついて、智紀はタクシーに乗りこみます。車内で眠ってしまった智紀の寝顔を見つめ、ナオは智紀の頭を自分のほうに寄せるのでした。
翌朝、智紀が目覚めると全裸のナオが隣りで眠っていました。もちろんナオの部屋です。そして智紀までもが全裸。夕べの記憶がなくてしどろもどろになる智紀は、裸で何をしたのかとナオに無粋なことを聞いてしまいます。
裸ですることなんてひとつでしょ。
ショックをうけたような表情の智紀に、ナオは「不満?セフレでしょ君」と安定のクズ男発言です。でも智紀がショックなのはそうではなく、せっかくナオとエッチしたのに覚えていないことがショックなのでした。そっち?w
思わず吹き出したナオは「泥酔していたから連れてきただけ」とあっさり夕べの真実を告げ智紀をデコピンします。
「これに懲りてああいう店には二度と行かないように」
「俺をセフレにした人のセリフとは思えない」
セフレが嫌ならやめる?と聞くナオに、智紀は必死に「毎日でも会いたいのにやめません!」と食い下がりました。2人きりの寝室でなんとなく流れる良い雰囲気。ナオもどことなく機嫌がよさそうです。
朝食まで作ってくれるナオに智紀は2回目のデートのことを思い出していました。夢みたいだったあの時。なのに今はセフレになってしまいました。
またいつでもおいで。
別れ際の玄関先でとびきりのイケメン笑顔で言うナオに、智紀は心底驚いて顔を上げます。
「呼ばれなくても来てもいいんですか。俺から連絡してもいいってことですか?」
「たまにはいいよ」
拗ねたようなナオの表情。純粋に喜ぶ智紀を見送ったナオは「どうもペースを乱されるな」とちょっと困った顔をするのでした。
灰かぶりコンプレックス7話 感想まとめ
わーっ雨降って地固まる!?なんだか甘い雰囲気になってきました。智紀が怪しげなバーに迷い込んだときはどうなることかと思いましたが、さすが王子様は分かっていらっしゃる。
ナオはとんだクズ男だとばかり思っていましたが、やっぱり智紀のことが気になってきていたんですね。あんな必死で飛び出していくなんて。智紀のめげない単純ポジティブな人柄が、ナオをどんどん揺さぶっているのでしょう。
怪しげなバーで危機一髪だった智紀でしたが、ギリギリセーフで漫画のヒーローみたいに助けに来てくれたナオはかっこよくてイケメンそのもの。英語交じりで男たちにハッキリ命ずる姿は凛としていてステキでした。
ほんとナオが偶然ミチルと会ってくれてよかった。遊び人の選ぶ店は被って大正解。そういう意味ではミチルの動きは店選びからしてナイスアシストだったのかもしれません。
高い牙城が今にも崩れ落ちそうなナオと、今一つ状況がよく飲みこめていない智紀。悪い男とポジティブ純情男の関係はセフレから恋人へと昇格できるのでしょうか。
次回は7/31発売のイァハーツ2018年9月号です。
それではまた「灰かぶりコンプレックス」8話の感想でお会いしましょう。
追記)8話の感想を書きました。
灰かぶりコンプレックス8話 ネタバレ感想
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