零の高校のカナダへの修学旅行についていくと言い張るハルは、なんとか零の了承を得ようと必死で画策していました。
いっぽう旅行中のカナダでは、零が悪夢を見て昔のことをうっすら思い出しかけます。すると、カナダにまでこっそりやって来ていたハルは、零の部屋を訪れて…前回の復習はこちら。
スーパーラヴァーズ(SUPER LOVERS)12巻35話 ネタバレ感想
それでは以下あべ美幸先生の「SUPER LOVERS(スーパーラバーズ)」36話の感想です。ネタバレ注意です。
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SUPER LOVERS 36話感想 ネタバレあり
日本ではハルの代わりにナツが活躍
ハルの存在に驚く零は、担がれた状態でハルの部屋に運ばれてしまいました。ハルがロブとフミエさんに電話していると、ハルのコートを握りしめてうとうとしてしまう零。
零にとっては懐かしいカナダのはずなのに、隣りにハルがいないということにすでに違和感を感じて、なかなか眠れなかったのです。
日本ではナツがハルの代わりにお店に立っていました。不憫なナツwしかし、似ている顔立ちもあいまって、お店では大活躍しているようです。清華さんもお気に入り。
零は昔のことを少しずつ思い出していました。施設にいた頃に、職員と子どもが亡くなるという事故があったということ。みんなで行ったキャンプ場の川での水難事故です。
「お前なんか誰も好きじゃない」などと言わていた零。養子先が決まった零を目の敵にしていた他の子どもたちから、零はのけ者にされていました。
ところが、何かにつけて、ひとりの大人が零に対して優しく声をかけてくれていました。カナダに留学中の日本人のお兄さんです。
一緒にお風呂&ベッドでさわりっこする兄弟
一夜明け、学校の先生たちや同級生たちも、ハルの存在に気づき始めますw
「父兄同伴か!?とんだお兄ちゃんっ子だな!」
「他人の空似だ。気にするな」
先生につっこまれてもすっとぼける零。しかし、ハルのようなキラキラした青年は他にいるはずもなく、一瞬でバレバレです。ハルの方も隠す気がなく、ウィンクして手まで振っている始末。
零と離れてロブの家に遊びに行ったハルは、ロブの家で、零が施設にいた頃の写真を見つけます。水難事故の話も知りました。
ホテルに戻って事故の事を調べるハル。するとハルの昔の女友達のサムに偶然再会しました。ナイスバディで明るいお姉さんに囲まれ、ハルは調子よく笑顔を振りまきます。
サムに「一晩一緒に遊んであげようか?」とお誘いを受けているところを、じーっと見ていた零。言葉遊びが巧みで甘やかし上手な年上の美人という、ハルの分かりやすい女性の好みを分析しています。
拗ねかけた零を強引に部屋に連れ込んで一緒にシャワーを浴びるハル。
「俺はメンドクサイ犬なの。俺を捨てたら死んでやるからな」
そのままベッドにもつれこんで全裸で抱き合いますが(もちろん本番なし)、キスとさわりっこだけというミラクル。それでも零のほうは、経験値が低くていっぱいいっぱいなのでした。
しかも零はハルの立派なモノを見て、サイズの違いに男のプライドがガタガタになっていますw
兄弟でいるうちは死ぬまでずっと縁は切れない
翌日、ハルと零は、昔暮らしていた家に行きます。ハルは春子さんが残して行った、8歳までの自分のアルバムを見つけて零に手渡しました。
ハルは、零がハルの子どもの頃の写真を欲しがっていたのを、当然のように知ってたのです。(バレてた!)恥ずかしでプルプル震える零がかわいいです。
「俺は幸せな子どもだった」
子ども時代の事を思い出したハルは、少し苦しいように微笑むのでした。
ホテルのロビーで古高先生の姿を見つけたハル。凶は1日自由行動なので、先生も半日お休みのようです。ハルは、古高先生の誘いで一緒にビールを飲むことになりました。
流れで兄弟の話になり「弟たちに比べたら俺は学歴もないし全然ダメ」とハル。「今からでも遅くない」と古高先生の言葉に「大学に行ってもやりたいことがない」と返します。
「このまま弟たちの側にいられればいいかなって思ってるだけで、そういうところが俺ってポンコツなのかも」
「弟さんたちはいずれ手を離れて、そう遠くないうちに自立して巣立っていきます。ハルくんがどう引きとめても」
「知ってるよ。でも兄弟でいるうちは、ずっと死ぬまで縁は切れないんだよね」
古高先生の言葉にもハルは動じません。古高先生はそんなハルを羨ましいと告げるのでした。
ハルは、次生まれ変わっても長男がいいこと、弟はあの3人がいいと飲みながら語ります。
「分かります。私も生まれ変わるならまたあの人の弟でいたいですから」
古高先生にもお兄さんがいるようですね。
零の思わぬ反撃にタジタジするハル
部屋に戻ったハルは今日も零と一緒にイチャイチャ。カナダでも安定のラブラブっぷりです。笑顔で「全部服脱いで」と言ってお互いに裸で一緒に寝る長男と末っ子。
直球の英語で本気出して口説いてくるハルに、零は相当引き気味です。ふと思いついた零は必殺技を投げかけました。
「今までお前が付き合った女たちの話を聞かせてくれ。数と期間を詳細に」
最愛の弟からの思わぬ反撃にタジタジと逃げ腰のハル。こうしてカナダの夜は甘々に過ぎていくのでした。
スーパーラバーズ36話 感想まとめ
カナダでも日本と同じくらいラブラブイチャイチャしているハルと零。それにしても、父兄が修学旅行についてくるとか、学校の先生もドン引きですよね。ハルにまったく隠すつもりがないというのがまた痛いですw
私立の高校だからか、生徒の修学旅行中の行動も自由度が高いのはいいなと思いました。ガチガチに監視(管理?)するよりも、生徒を信じて任せている感じがステキです。
嬉しそうな顔をして自分を「犬」だと言うハルが幸せそうで何より。零もハルが案の定カナダまで追いかけてきたことに対して、まんざらでもなさそうでした。
気になるのは古高先生です。この人の目がちょっと病み系な雰囲気なのは前からでしたが、もしかして零の子どもの頃に水難事故で亡くなった施設のお兄さんは、古高先生のお兄さんなのでは?
エメラルド夏の号はスパラヴァ本編2本立てでした。というわけで37話の感想に続きます。
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