抱かれたい男1位に脅されています21話の感想です。コミックス6巻のネタバレになるのでお気をつけください。

スペインへフラメンコ修行に単身やってきた高人は、偶然スペイン人のイケてるおじいさんに助けられます。実はこの人がチュン太の祖父なのでした。

いっぽう高人を追いかけて、しれっとスペインに来ていたチュン太の目の前で、チュン太の幼馴染のアントニオにダンスバトルで敗北した高人は…。前回の感想はこちら。

抱かれたい男1位に脅されています6巻20話 ネタバレ感想

抱かれたい男1位に脅されています6巻 電子配信



抱かれたい男1位に脅されています6巻21話 感想 ネタバレあり


足手まといになってはいけない


アントニオとのダンスバトルに負けてしまった高人は、いったんチュン太の指輪をアントニオに預け、近々のリベンジを誓います。

まだまだ荒れそうな高人とアントニオの勝負。お店の常連客がリベンジマッチに燃えるなか、チュン太は指輪がなくなった薬指をそっとなでるのでした。

その夜、チュン太の部屋でくつろぐ高人。チュン太は、アントニオが普段はプロのダンサーで、大きな舞台でソロステージを披露するほどの腕前であることを告げフォローしました。

高人もアントニオのダンスをひと目見て、技術や表現が素人ではないことを見抜いていました。剥き出しで激しい気性は、チュン太が子供の頃からだったようです。

「俺は高人さんの踊りが好きですよ。すごく高人さんらしい。凛としててどこまでもまっすぐに澄んでいて、とても綺麗だ。初めて会った時からずっと変わりません」

高人は、チュン太に「ずっと変わらない」と言われて、複雑な心境になってしまいました。「ダメだろ、変わらなきゃ」ぼそりとつぶやくも、チュン太には聞こえていません。

変わらなければ、チュン太と横に並んで歩けない。そう思っている高人を尻目に、チュン太はスペインで偶然会えたことをニコニコと喜びます。

当然、高人は「偶然」の再会ではないことにも気づいていました。ストーカー天使のやることが、だんだん読めてきていますw

監禁でもさせたいんですか?


高人は1杯アルコールを飲み終えると、チュン太の部屋を出ようとしました。

「俺は俺のすべきことをする。お前はお前のやるべきことをやれ。そう言ったろ」

高人は「高人の力になりたい」と言うチュン太を「俺はひとりでどうにかできる」と突き放します。

チュン太の足手まといになるようじゃダメだと、ひとりで何とか現状を打破すべく動く高人。

「なんでも一人なんですね」

ぼそりとつぶやいて部屋を出て行こうとする高人の背を見たチュン太は、パパラッチ編で冷たく別れを告げられたときのことを思い出しました。

「行くな!!」

高人に向けて、思わず大きな声を出してしまうチュン太。高人に背を向けられるという状況が、チュン太のトラウマになっているようです。

「俺にあなたを監禁でもさせたいんですか?」

震える手で気持ちを持て余すチュン太は、高人にゆらりと近づき、壁ドンして追いつめます。

「覚えてますか?離れられないようにしてあげますって言いましたよね」

高人を強引に抱き上げてベッドに運ぶチュン太。高人はジタバタしますがなすすべもなく、あっという間に押し倒されてしまいました。

体だけじゃなくちゃんと俺をねだって


いつの間にか脱いだベストで、バンザイさせた高人の両手をベッドの柵に縛り上げるチュン太。高人は豹変したチュン太に驚くばかりです。

怖い顔で迫るチュン太を見て、身体は期待してしまっている高人。しかし今の高人は、なぜかこのチュン太を「抱きしめてあげないといけない」ような気がしていました。

乳首を責められて声を出す高人に「あまり騒ぐと祖父に聞こえます」と釘をさすチュン太。

「一時も俺から離れられないような、そんな身体にしてあげてもいいんですよ。高人さんの体は気持ちいいことが大好きだから、きっと簡単だ」

「いい加減にしろよ、チュン太」

カッとなった高人が足蹴りをかまそうとしますが、あっさりチュン太に捉えられてしまいます。挿れられて何度もイかされる高人に、チュン太は腰の動きを緩めてくれません。

「また俺の搾り取ろうとしてる」

何度も奥に出したお腹を押さえて、いやらしい身体を突きつづけます。少し突いただけで、前のが溢れるくらい狭い高人のナカ。

まだまだねだってくる高人の身体を、チュン太は思い通りに揺さぶり続けます。

「そんなに中出し、好き?体だけじゃなくちゃんと俺をねだって」

真っ赤になって涙目で睨む高人に煽られたチュン太は「それワザとですか」と、さらに腰を進めます。

限界が近く、外に出してと弱弱しく訴える高人にも、チュン太は最後まで容赦なくナカに出して果てるのでした。

翌朝、立てないであろう高人を気遣うチュン太。そっと起こしに行きますが、部屋はもぬけの殻です。予想していたとはいえ、チュン太はショックを受けてしまいました。

いっぽう、めちゃくちゃに抱かれて怒り心頭の高人は、とはいえスペインなので行くところもなく、苦肉の策でアントニオのところへ押しかけていきます。

感想まとめ


激オコな高人は悔しそうに唇を噛みしめています。高人としては若手有望株俳優のチュン太の足を引っ張りたくなくて、なんとか成長しようとスペインにやってきたわけです。

ひとりで抱えこむタイプの高人は、なんとかチュン太の手を借りずに道を見つけたい。だけどチュン太はそれが物足りないのでしょう。

どんなことでも一緒に考えて、一緒に乗り越えていきたい。恋人の役に立ちたい。もっと頼ってほしい。必要とされたい。

そんなチュン太の想いとは裏腹に、高人は高いプライドも相まって、ひとりで解決策を見出そうともがいています。

子役時代から蓄積されてきた高人そのものに価値がある。チュン太は本気でそう思っているようですが、高人にはそれが見えていないんですね

誰しも自分で自分のことは見えにくいものです。高人がスペイン滞在中に、自分に何を見出すのか、自分の魅力にどこまで気づくことができるかどうかが、今後のカギとなってきそうです。

今回は、チュン太の病み系な執着もチラチラして激萌え案件でした。ゾクゾクしますよね、チュン太のあくなき執着。

監禁だなんて、チュン太が言うと冗談に聞こえないのは確かにその通りです。

チュン太は過去にパパラッチ編で、1度高人に捨てられたというトラウマがあります。愛しい高人に、冷たく背を向けられ「じゃあな、東谷」と名字を呼ばれてしまったあの最悪な一瞬。

あの瞬間がチュン太の脳裏から離れず、さらなる異様なまでの執着心が芽吹いたに違いありません。

高人さん、あんまりチュン太を怒らせると、本当に監禁されちゃうよ。海外での自分探しもほどほどにね。

次回は10/6発売のマガジンビーボーイ11月号です。

それではまた次回の感想でお会いしましょう。

追記)22話の感想を書きました。

抱かれたい男1位に脅されています6巻22話 ネタバレ感想

桜日梯子先生のBLコミックス




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