ディアプラス2015年5月号、今月号は巻頭カラー!今回のカラーの扉絵はダークな感じで、今後の展開を物語っているようないないような(深読み)。。。
口元が薄ら笑いの悪い顔の黒瀬くんが、背後から城谷さんの片目を紅い花で隠しているというカラー絵。
城谷さんが隙だらけというか、口を薄く開いていて泣きぼくろがなんともエロティック。城谷さんの魅力って、この「隙」なんですよね。
いつもスーツをピシッと着てグローブまできっちりで隙ナシ!と見せかけておいての、実は隙だらけっていう。Sの人は、こういう人の「隙」に入り込むのがうまいんですよね。
これまでの感想はこちら。相変わらず長い感想文なのでお時間のある時にでも。
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巻頭カラーなので、おしりを攻められて城谷さんがイッたという、アレなところからスタートです。相変わらずハアハアしてる城谷さんのお尻から、大人のお道具を抜く黒瀬くん。
2回イッた城谷さんは、黒瀬くんの膝の上でぐったりしています。黒瀬くん、相変わらずのポーカーフェイスですが、興奮はしている模様。そりゃそうですね。
なんとか頑張ってソファから起き上がろうとする城谷さん。当然、下半身は一糸まとわぬ姿なんですが、そこは宝井先生。かろうじて身に着けている白シャツで城谷さんの城谷さんを隠してます。
BLの修正問題が取りざたされる中、ディアプラスはまだ良心的でがんばってくれているとは思いますが、作家さん達のこういう努力(工夫)も必要ですね。
うまい先生はすごくうまいですもんね、読者が萎えないように隠すの。それもひとつの立派なスキルです。
まっ白に塗りつぶすだけが修正じゃないんだぜ!
と、心の底から叫びたい。やはり大事なところが修正でまっちろだと、読者としては正直萎えますしね。
BL作家先生たちには、今後も、手、服、身体、セリフ、効果音、シーツ、枕、インテリアなどなど、あらゆるものを使ってうまくカバーしていっていただけると嬉しいです。
出版社さんたちもギリギリのところで勝負していただけると、そのぶん、腐女子たちはちゃんと本を買ってBL作家さんたちを応援しますので、ぜひ頑張っていただきたい。
おっと、話が逸れました。
なんとかソファから立ち上がった城谷さんですが、膝に力が入らなくてグラつくところを黒瀬くんが支えます。
「俺をコントロールしているのは城谷さんのほう」「俺は城谷さんのしてほしいと思っていることをしてるだけ」黒瀬君の言葉に、わけがわからないまま、膝をガクガクさせながらも服を着る城谷さん。
黒瀬君が何を考えているのかよくわからず、戸惑い混乱する城谷さんに、黒瀬くんは無表情のままさらに本音を告げます。
黒瀬くんが城谷さんを好きになったのは、城谷さんが潔癖症だから。歪んだ自分と同じように城谷さんを歪ませたい。
そしてそんな城谷さんが自分だけを受け入れてくれることに興奮する、と言う黒瀬くん。黒瀬くんの興奮の根底はここにあったようです。
自分「だけ」が城谷さんを理解し、その城谷さんは自分のこと「だけ」を受け入れてくれている。要するに、オンリーワンの存在。他に代替えの利かない、唯一の存在。
確かに城谷さんは黒瀬くんにだけあんな顔やこんな顔を見せ、黒瀬くんにだけあんなことやこんなことを許します。
黒瀬くんは、自分にとって城谷さんは「理想の人」だと言います。だけどこの言いぶんだと、黒瀬くんにとってだけ一方的に都合のいい相手のようにも聞こえてしまいますね。
城谷さんにとって黒瀬くんがどんな存在なのか。
ここがはっきりしていないので(城谷さんに自覚がないので)、黒瀬くんにとってだけメリットがあるような関係に思えてしまう。
「潔癖症が治ったらどうなるんですか?どうでもよくなるんですか・・・?」と、乾いた笑いで力なく問う城谷さん。
腕をつかむ黒瀬くんを「触るな」と威嚇して振りほどき、案の定、城谷さんは納得できず嫌悪感を抱いたまま、黒瀬くんの家を飛び出してしまいます。
路上に出てから慌ててマスクもしますが、下半身は当然まだグラグラのまま・・・。シャワーも浴びずに出てきたので、使ったジェルもお尻に残ったままです。
まだうずく下半身をもてあましてしまい、公衆トイレで自分の下半身を慰める城谷さん。今まで公衆トイレどころかドアノブさえ触れなかった人が、雑菌のかたまりであるはずの公衆トイレ・・・。
そこで、城谷さんはうっかり便座のフタ(閉じてある)に、手を置いてしまいます!恐怖と気持ち悪さで、真っ黒に浸食されていく城谷さん。
本当に汚れているのは俺だ。
城谷さんがそう思ったところで20話は終了です。
そういう描写、これまでにもありましたよね。城谷さんが自分のことを汚いと思っているような描写。お尻攻めの最初も「終わったら黒瀬くんの手を洗うこと」が城谷さんの出した条件でした。
過去については、今回もまた、ちらっとかわいい子ども時代の無邪気な城谷さんが出てきました。お父さんに手を伸ばす、ちび城谷さんの天使っぷり!
か わ い い。
黒瀬くんの過去も気になっていますし(ちび黒瀬はポーカーフェイスなんでしょうか・・・無表情は昔からなのかな)、今後しばらくは2人が平穏に(?)いちゃつくことは当面なさそうです。
でもだからといって、完全にからまないとお話は進まないので、どうなるでしょう。やはり第3者が後押しするとかでしょうか。
エロいエロいばかり叫んではエロのターンを満喫してきましたが、しかしそろそろ、城谷さんが過去と向き合うという展開になっていきそうです。
受け入れがたい自分の過去と向き合う。。。
それは城谷さんにとってとても辛いことだと思うので、黒瀬くんが支えてあげてほしいところですが、今の状態だとケンカ(?)状態になっているので、またもモヤモヤしながら続きを待ちたいと思います。
しがない会社員のワタクシ、煩悩のためBLのため、また1か月カリカリ働きます。
テンカウント20.5 番外編ショート2本 ネタバレ感想
ちなみに、テンカウントが連載されている月刊誌「ディアプラス」は、電子書籍として発売されるのが、紙の発売から約1か月後です。
その他各電子書籍サイトはこちら。ご利用の状況に応じてどうぞ。
1.2.3巻の感想はこちらをどうぞ。どちらも盛大にネタバレして萌え転がってますので要注意です。
テンカウント1巻2巻のネタバレ感想
テンカウント3巻ネタバレ感想
4巻は10月30日発売です。
宝井理人先生のその他のBLコミックスはこちら。
2015年初夏に実写映画の公開が発表されたセブンデイズ。セブンデイズは、「このBLがやばい2010」で5位に輝いています。
【参考までにレンタの使い方】
BLではない漫画も発売されています。2014年11月発売の、宝井理人先生の意欲作。
三上くん、今回も出てこなかったなあ。(お気に入り)単なるいいやつ(モブ)キャラじゃないと思いたい。だってイケメンですもの。
宝井先生いわく、三上くんにはちゃんと設定がある・・・みたいな含みを持たせた発言がどこかであったので、いつか描かれるのを楽しみに待ちたいです。
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