文化祭でキスしているところを、カメラマンのヒデさんに目撃された源介&惣五郎。2人を心配したヒデさんは、惣五郎のおじいさんの菊右衛門にそのことを報告します。
とりあえずこの件を胸の内にしまった菊右衛門は、昔馴染みの立役者・雲之介を呼んで、源介が彼の祖父である寿一郎になれるかどうか見てやってほしいと依頼しますが…。前回の復習はこちら。
花恋つらね4巻24話 ネタバレ感想 夏目イサク
花恋つらね4巻 電子書籍
花恋つらね4巻25話 感想 ネタバレあり
寿一郎&菊右衛門&雲之介で何があった?
寿一郎のような存在になれるかどうか、育ててやってほしいと雲之介に頼む菊右衛門。それをなぜ菊右衛門が言うのか、雲之介には分かりません。
詳細は説明せずけむに巻く菊右衛門。自分では立役の稽古をつけられないので、雲之介に依頼したと平然としています。
「俺がどれだけ寿一郎を嫌いだったか分かってて言ってんだよな?」
雲之介は暗い表情で菊右衛門に問いかけます。菊右衛門は、それも分かった上で、源介を鍛えてほしいと願っているのでした。
俺はお前を選んだんだから、それでいいじゃん。
12月になり、新春浅草歌舞伎の顔合わせと全体稽古1回目が開かれました。源介と武市も顔を合わせます。爽やかに挨拶をするも、武市を見るとどうしても悔しい気持ちが沸いてくる源介。
武市は今回の公演でも惣五郎の相手役です。惣五郎と武市の組み合わせはお客さんにも受けがよく、人気のあるカップルになっているのでした。
今に見てろ、と内心つぶやく源介のそばに、いつの間にか惣五郎がやってきていました。惣五郎は源介が武市に対して怖い顔になっていることに気づいています。
「気を付けないとそろそろ武兄に気づかれるぞ。ていうかなんでそこだけそんな余裕がないの?」
なんでと言われても、悔しいものは悔しい。源介は顔に出ていたことを反省します。きょろきょろする惣五郎は源介にささやきました。
「俺はお前を選んだんだから、それでいいじゃん」
惣五郎の笑顔にデレる源介
今回は若手が中心の興行で、そこでは普段できないような大役をつけてもらって経験をつむという、いわば若手歌舞伎役者の登竜門。成長の場という意味合いがあります。
限られた人数でまわすため、必然的に全員いくつもの役が振り分けられます。源介や惣五郎にも、たくさんの役がまわってきました。
源介の兄・蔦丸も一緒です。しかし今回、蔦丸はなぜかご機嫌で、惣五郎にも当たりがマイルド。
それもそのはず、実は蔦丸は惣五郎からの口利きで、憧れの菊右衛門に稽古をつけてもらえることになったのでした。
「これでちょっとやりやすくなったかも。ラッキー」
いたずらっぽく笑う惣五郎を見て、源介はあまりのかわいさに頬が緩みます。するとそこへ、雲之介がやってくることが発表されました。
雲之介は、菊右衛門から頼まれたため、主に源介を見にやってくるのでしょう。そうとは知らない源介と惣五郎は呑気です。
惣五郎は雲之介に会ったことがあるため「熊じい」などと言っていますが…。
花恋つらね25話 感想まとめ
次からは源介の試練でしょうか。立役の重鎮の目に、今の源介がどう映るのか気になります。見どころがありそうと映るのか、それとも全然ダメと映るのか。
雲之介は怖いということなので、もしかすると源介がこれから苦労することになるのかもしれません。
武市さんにライバル心を燃やしたり、惣五郎の笑顔にデレついたり、そんな余裕もなくなってしまうかもですね。でも成長には必要なことです。
蔦丸さんの態度が軟化したのはホッとしました。惣五郎も役だけでも複数あって大変だし、他にわずらわせるようなことがないといいなと思います。
雲之介さんは寿一郎さんを嫌っていたということは、昔、寿一郎&菊右衛門&雲之介の3人の間に何かあったのでしょう。
さ、三角関係?菊右衛門さんをめぐっての三角関係かなwおじさまたちの若かりし頃のお姿も拝んでみたいものです。回想シーン求む!
次回は1/14発売のディアプラス2月号です。予告にお名前がないので1月号はお休みです。コミックス4巻が2/1に発売なので単行本作業のためかな。
それではまた「花恋つらね」26話の感想でお会いしましょう。
追記)26話の感想を書きました。
花恋つらね5巻26話 ネタバレ感想 夏目イサク
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