ギヴン28話のネタバレ感想です。コミックス5巻の感想になるのでネタバレにお気をつけください。

ライヴ審査を迎え、緊張したおももちの真冬。新しい音楽を作りたいと願う真冬の突き進むような歌声に、秋彦は音楽への情熱をふたたび思い出していました。

会場にいた雨月は秋彦の自分への決別を悟ります。審査後に雨月を追いかけ別れを告げた秋彦は、もう振り返ることもありませんでした。前回の復習はこちら。

ギヴン5巻27話 ネタバレ感想 キヅナツキ

それでは以下キヅナツキ先生の「ギヴン」28話のネタバレ感想です。

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ギヴン5巻28話 感想 ネタバレあり


ライブ審査は落選だった


ライブ審査が終わり、真冬たちのバンドギヴンはあと1歩のところで最終審査で敗退しました。合格するとは思っていなかったものの、落ちるとも思っていなかった4人は、しばらく呆然としてしまいます

しかし悔しさはともかく、業界関係者など会場にいたたくさんの人が春樹たちに声をかけてくれました。

秋彦にも大きな変化が見られ、その後すぐに春樹の部屋を去り、バイトも全部辞めて、誰よりもバンドの練習に力を入れるようになりました。

その上、大学でヴァイオリンの練習をする姿も頻繁に目撃されます。秋彦の急激な変化をぼんやりと眺めながら、春樹は他のバンドのサポートもしつつ、年を越すのでした。

秋彦を変えたのはいったい誰なのか


タケちゃんにも彼女ができ、そんな彼を羨ましく思う春樹。そうこうしているうちに春が訪れ、なぜか秋彦がヴァイオリンのコンクールに出ることになっていました。

真冬に連れられて会場に着くまで、秋彦のコンクール出場を知りもしなかった春樹は、ただただ驚きます。春樹は、心のどこかで秋彦にはこういう泥臭い情熱がないのだと思っていました。

懸命にヴァイオリンを弾く秋彦を見ていると、急に怖くなった春樹。真冬に体調不良だと断りを入れて、秋彦とは顔も合わせずにコンクール会場を後にします。

本当はライブ審査の日、雨月が来ていたことも、そして秋彦がその雨月を追いかけていったことも、春樹は知っていました。そのときうっすらと、秋彦の好きな人が誰なのかも気づきます。

でもその後のことは何も知りません。秋彦と雨月がどうなったのか。。。しかしそこから秋彦はがらりと変わりました。

秋彦を変えたのはいったい誰なのか。

春樹は、先ほどのコンクール会場で、ヴァイオリンを弾く秋彦を見て苦しくなってしまいました。

秋彦を変えたのは雨月なのだと想像してしまったから。秋彦を好きだった気持ちがくすぶって、これ以上どうしようもなくなるのが怖かったから。

帰り道、春樹がひとり凹んでいると、向こうから息を切らせてやってきたのは、なんと秋彦です。

秋彦は、コンクール会場で春樹の姿を見かけて、内心超動揺していました。

「めちゃくちゃ恥ずかしかった!」

春樹に八つ当たりしつつ、コンクールの結果(4位)を伝えます。

「雨月と…好きだったやつと、別れたんだ」

落ち着いた秋彦は、春樹のとなりに並んで座って口を開きます。

春樹に見合う男になりたかった秋彦


突然のことに驚く春樹。家を出て行ったから、当然恋人と元さやに戻ったものだと思っていたのです。しかし実際は、秋彦が自分の親に頭を下げてお金を工面してもらったのでした。

今までヴァイオリンから逃げていたから、どこまでやれるかチャレンジしてみたかったと言う秋彦。急に春樹によそよそしくなったり、知らないうちにどんどん変わって行きます。

戸惑う春樹に対して、秋彦は思いのたけをぶつけました。

「俺が生き方を変えたのは、お前に見合う男になりたかったからだ!」

思わず反射で口にした青臭いセリフに、ハッとして真っ赤になる秋彦。それを見て、その言葉の意味をくみとった春樹も、徐々に赤くなってうつむいてしまいます。

2人して「やっちまった感」がただよう微妙な空気。しかし春樹は、こみ上げてくるものがありました。もう終わらせた恋だったはずなのに。もう傷つきたくないのに。

「さわってもいいですか」

「いいよ」

秋彦は震える手で抱きしめます。

「好きです。俺と付き合ってください」

真冬の歌を聞いてからずっと、秋彦は変わりたいと思っていました。春樹にとってもまた、真冬の歌は、もう一度恋をしてみようと信じさせてくれる魔法の歌なのでした。

「いいよ、うちに帰ろう」

ギヴン28話 感想まとめ


こうきたか!という感じで正直驚きました。私は秋彦と雨月は時を経て再会するのだろうと思っていましたが、最終的に秋彦が選んだのは春樹でした。

秋彦と雨月とはお互いに縛りあってがんじがらめになり、良くも悪くも高校生のときから変われない関係でした。

秋彦にとって、変化を起せなかった雨月。対して、その優しさで秋彦を突き動かした春樹。そっと力添えをした真冬もナイスアシストでした。

これまでの秋彦のままだと、ただのクズ男ですからね。善良な春樹に見合う男になるには、秋彦には思いきった行動が必要不可欠でした。

本当はもう少し落ち着いてから、ちゃんと春樹に告白したかったのだと思いますが、何事も勢いが大切です。20代の大学生2人が土手で告白して赤面とかピュアすぎて、ほろりとしてしまいました。

雨月とくっつくだろうと思っていた私はショックではありますが、切なすぎる片思いが実って良かったねと、今は春樹を心から祝福したいです。

とはいえ、今もたったひとりで、天才ゆえの孤独を抱えながら演奏家として世界で活躍する雨月を思うと、やりきれない気持ちになってしまうのも事実ですが…。

雨月は今後、孤独を自分自身でコントロールする術を身に着けて、少しずつ変化していかなければなりません。

それが演奏家として成長するということであり、音楽家として一皮むける良い機会にもなります。

冒頭で、ライヴ審査にあっさり落ちていたことにはびっくりしましたが、今回は秋彦と春樹の大人組がくっついたことに感無量で、冒頭の内容が頭からすっ飛んでしまいましたw

真冬の幼馴染のバンド(バンド名不明)も、審査は落選だったのかな?あと本筋には関係ありませんが、タケちゃんに彼女ができてほんとに良かったです。

バンド内恋愛2組になりバレる危険性も高くなりました。ギヴンが今後、バンドとしてどう成長していくのかも気になります。

次からはついに高校生組の恋の本格スタートです。今回1コマも出てこなかった主人公立夏のDT卒業はいつになるのでしょうか。乞うご期待!

次回は1/30発売のシェリプラス2019年3月号です。

それではまた「ギヴン」29話の感想でお会いしましょう。

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