酷くしないで9巻2話の感想です。雑誌最新話でコミックス9巻のネタバレになるためお気をつけください。

ネムの誕生日の夜、ルカとのイベントの準備で疲れがたまっていた真矢は、つい眠り込んでしまうという大失敗を犯してしまいました。

ルカと真矢の関係にモヤモヤしていたネムは、ついに緊張の糸が切れてしまいます。ついに「もうルカとは会わないで」と言ってしまったネムですが…。前回の復習はこちら。

酷くしないで9巻1話 ネタバレ感想 ねこ田米蔵

それでは以下、ねこ田米蔵先生の「酷くしないで」9巻2話の感想です。※ネタバレ注意です。

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酷くしないで9巻2話 感想 ネタバレあり


今さらルカとの関係が切れない真矢


デートの待ち合わせで会った瞬間、真矢が寝不足だと気づいていたネム。高校の時の進路変更で猛勉強していた頃のように、真矢が疲れて青白い顔をしていたからです。

でもネムはそれに気づかないふりをしました。なぜなら真矢も自分と同じように今日という日を楽しみにしていると思っていたから。

だから、ぐっすり眠っている真矢を見たときに、ネムは我慢してきた気持ちの糸がぷっつりと切れてしまったのでした。

ネムに「今が一番幸せ」だと言った真矢。しかしルカと会い続け、生き生きしている真矢が、もしかしたらずっとこのままなのではないかとネムは不安になったのです。

ネムは今まで、イベントは春だから、それまでの我慢だと自分に言い聞かせてきました。だけどもしそうじゃなかったら?

このままずっともやもやした気持ちを抱えながら、ルカと会う真矢の後姿を見続けなければいけなかったら?

そう思うほど、つい「もうルカと会わないで」と言ってしまったのでした。ネムには優しい真矢なら「わかった」と言ってくれると信じていたのです。

「だったらなんで俺があいつを切るって言った時に止めたんだよ。こんな仲良くなっていきなり切れって言われても無理だ」

真矢としても、ここまでも関係になったルカは今さらもう切れません。ネムも自分が真矢に足かせをはめようとしたことに、すぐに気づいて反省しました。

僕ら、少し距離を置かないか。


気まずいままホテルを出る2人。真矢は、別れ際にも「明日会って話したい」とネムに声をかけます。駅で別れてからも、ネムは心ここに非ずでベンチに座り込んでいました。

そこへ真矢がたまらず戻ってきます。

「イベントが終わるまで待っててくれるか?そしたらもうルカとは会わない」

真矢の必死の言葉に、ネムは驚きます。でもそんなことをしたら、ネムはずっと真矢のことをまっすぐに見られなくなってしまいいます。

「僕ら、少し距離を置かないか」

ひとりになって心の整理をしたい。ネムはうつむきがちに提案しました。今、真矢といると、どんどんドロドロした気持ちが溢れてきて、自分で自分のことを嫌いになってしまう。

「少し考える時間がほしい」

ネムは言葉を絞り出しました。

好きだよ!好きに決まってんだろ!


「考えてどうするの?何?考えるって。別れるかどうかか?俺と別れたいのか?」

真矢は真っ青になって必死で食い下がります。違う!と言うネムはついに大粒の涙を流してしまいました。思考がめちゃくちゃで考えがまとまらないのです。

「まだ俺のこと好きか?」

「好きだよ。君は?」

「好きだよ!好きに決まってんだろ!」

このまま終わりにするのはナシ。かろうじてそう約束をした2人はその場はいったん解散するしかないのでした。

初めてお互いにまっすぐ「好きだ」と言いあった2人。しかし2人とも、相手に無理矢理言わせたことに傷ついていました。

言わせた言葉になんて、意味はありません。真矢もネムも苦しい気持ちを胸に秘めたまま、それぞれの家に帰るしかありませんでした。

野心から恋愛に戻ることはほとんどない。


真矢は、ネムとの関係が悪化してからすぐ、同居している直也が心配するほどに憔悴しきっていました。眠ることも食べることもほとんどできず、ネムのことで頭がいっぱいになっています。

仕事も休んで廃人同様になってしまった真矢を見かねた直也は、先輩であるルカに電話で苦言を呈しました。しかしルカは特に気に留めてもいません。

「人は往々にして恋愛を去って野望に赴くが、野心から恋愛に戻ることはほとんどない」

こんな呪いのような言葉をつぶやくルカは、その表情を変えることもありませんでした。

真矢は直也のマンションに籠って、ネムからの連絡を待ち続けていました。3日間も既読スルーをし続けるネムに対して、ぐるぐるとよくな位考えばかりが頭をよぎります。

(頭が冷えてもう俺とはダメだってことか?返事をするのも面倒なくらいどうでもよくなったのか?)

ネムとの別ればかりを想像して、真矢は精神的にも参っていました。

自分から好きになった子とは今までもずっとこんな感じでフラれてきた真矢。そうならないようにネムのことは大事にしてきたつもりでした。

だけどまた同じような結果になりかけ、真矢は何がまずかったのかとひとりで落ち込み続けます。

(会いたくて死にそうだ…どうしようもないくらい好きなんだよ)

いっぽうネムのほうも、ぼんやりとしてしまう日々を送っていました。このところ塾でも間違いが続き、生徒からも指摘されることが増えています。

感想まとめ


真矢が病み堕ちして、いつもの強気イケメンはどこへやら。完全に使い物にならない廃人状態になってしまいました。廃人になってもイケメンはイケメンです。でも連絡なしに仕事をさぼるのはダメ絶対。

真矢にとっては、それだけネムのことが好きで大事で、もう自分の人生にネムがなくてはならない存在にまでなっているのでしょう。

とはいえ、ここでもルカが真矢をすかさずフォローしていて、会社にはインフルエンザで休んでいるということになりました。ルカのいろんな意味での抜かりない有能さが逆に怖いです。

好きなのに気持ちがうまくかみ合わず、すれ違いが続いてこじれていった真矢&ネム。好きだとお互いに言ったけれど、言葉だけが空回りして、よけいに虚しくなってしまった感じです。

せっかく気持ちを言葉にしたのに、甘さなんてなくてしょっぱいだけの告白シーンでした。甘々だったころが懐かしい。早く元通りのラブラブな関係に戻ってー!

次回は2/7発売のマガジンビーボーイ3月号です。2月号には予告にお名前がないので1回休みです。

それではまた次回の感想でお会いしましょう。

酷くしないで関連本


酷くしないでのスピンオフで縞川と彰のお話です。


真矢とネムの単行本未収録の甘々な番外編。電子限定コミックスです。


ねこ田米蔵先生のBLコミックス




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