世界一初恋小野寺律の場合29話の感想です。コミックス14巻のネタバレを含む感想になるのでお気をつけください。

清宮君に、高野さんとの付き合いにはデメリットばかりだと指摘されたりっちゃんは動揺します。おまけに清宮くんはりっちゃんのことをあきらめてはくれません。

高野さんと付き合って幸せになれるのかとぐるぐる考えて、いつまでもはっきりしないりっちゃんに、高野さんもついにブチ切れてしまいました。復習はこちら。

世界一初恋14巻小野寺律の場合28話 ネタバレ感想 中村春菊

それでは以下、中村春菊先生の「世界一初恋」小野寺律の場合29話の感想です。※ネタバレ注意です。

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世界一初恋小野寺律の場合29話 感想 ネタバレあり


少しずつ仲良くなっていった清宮くんとりっちゃん


高校時代、高野さんの面影を追う夢を見てうなされていたりっちゃん。毎晩のようにうなされて苦しげなりっちゃんに、同室の清宮くんは心配そうです。

クラスメイトに「ゴースト」というあだ名をつけられていたりっちゃんですが、清宮くんのフォローもあり、少しずつクラスメイトとも打ち解けて行きました。

急にフレンドリーになったりっちゃんにクラスメイトも驚いています。でも良い変化だと、清宮くんは温かい目で見守ってくれていました。

清宮くんは「何かあれば間に入るから安心して」とまで言ってくれます。りっちゃんはそんな清宮くんにお礼を言いました。

いちいち謝るりっちゃんに、清宮くんはあきれていました。謝るのがクセみたいになっているりっちゃんは「昔同じことを指摘された」とつぶやきます。もちろん嵯峨先輩に、です。

「まあ別に直さなくてもいっか。それも含めて小野寺は小野寺なんだしさ」

察した清宮くんはあっさりとりっちゃんの短所も認めてくれました。お互いに名前で呼び合うようになり、りっちゃんは清宮くんの写真撮影にもしょっちゅう付き合うようになります。

少しずつ仲良くなっていく2人。この調子で、いつしか嵯峨先輩のことも早く忘れたい。夢の中では嵯峨先輩の後ろ姿しか見えません。

物足りない上司と部下の関係


時間は戻って現代。りっちゃんは案の定、雨に降られたため風邪をひいていました。年末進行に合わせたスケジュールも、作家の原稿はなかなか上がってきません。

昨日あんなことがあって、怒らせてしまった高野さんともどう顔を合わせたらいいのかと、りっちゃんは職場で密かに悩みます。

りっちゃんがドキドキしているのと裏腹に、高野さんはいつも通りの態度を崩しませんでした。拍子抜けするりっちゃんに、高野さんは風邪気味のりっちゃんを気遣ってフォローまでしてくれます。

昨日のことなどまるで気にしていないような態度に、りっちゃんはそれはそれでモヤモヤしてしまいます。

(ひょっとして高野さんは、俺のことなんかもうどうでもよくなってしまったんだろうか)

風邪もあいまって頭がぼうっとしてくるりっちゃんは、清宮くんをこのまま泊めていいのかも迷っていて、頭を抱えていました。

いつもと変わらない職場で、いつも通りにみんながそれぞれ自分の仕事をするだけの関係。それが当たり前の風景で、ただの上司と部下。

りっちゃんは、自分がずっと望んでいたはずの関係なのに、いざ本当に一線を引かれてしまうと、心のどこかで物足りなさを感じている自分に気づいていました。

気持ちが届かないのが苦しい


仕事を切り上げて帰宅後、りっちゃんはお風呂に入ってうっかり眠ってしまいそうになります。危ない危ない!お風呂で寝ると溺れて死ぬかもしれないのでとても危険です。

「体だけの関係なら割り切れるだろ」

昨日冷たく言った高野さんの言葉を思い出したりっちゃん。

(ちゃんと誤解を解いて、高野さんを傷付けたことを謝って、本当の気持ちを伝えて)

ぼんやりする頭で高野さんのことを考えたりっちゃんは、昨日のことを思い出して、ひとりでシはじめました。高野さんは人をからかうようなことばかり言うけれど、触れてくる手はいつもとても優しい。

高野さんを想いながらひとりで達するりっちゃんは、こんなことをする自分に驚いていました。

(今さら気づくなんて。気持ちが届かないのが苦しい)

いっぽう清宮くんは、具合が悪いりっちゃんのために食事を作ってくれたりと、かいがいしく世話を焼いてくれます。

「俺達またルームシェアしね?」

清宮くんは、イギリスにいた頃のように一緒に暮らそうと提案してきました。海外を飛び回る清宮くんにとって、日本にひとつ拠点があるのは便利なことでもあります。

「好きな奴と一緒にいてーな!って思っただけ」

爽やかな笑顔でさらりと告げてくる清宮くん。りっちゃんは困ってしまいますが、清宮くんは本気なのでした。

やっぱりこの人が好きだ


りっちゃんが翌朝目覚めると、ぐらぐらと視界が回っています。熱を測るとなんと39度近く!仕事を休もうかと悩むりっちゃんですが、責任感からそれができません。

とっさに高野さんにもらった合鍵と「いつでも入ってくればいい」という言葉を思い出してしまいます。しかし、自分の都合のいいときだけ頼ろうとするのはダメだと自分を戒めます。

せめて与えられた仕事だけでもちゃんとこなしたい。そうしないと高野さんの顔をまともに見ることすらできません。

(もうあいまいな態度で高野さんを傷つけたくない。誤解を解いて好きですと言いたい。勇気を出したい)

必死で立ち上がって出社しようとドアを開けると、ちょうど高野さんも出勤しようとしているところでした。

高野さんを見て安心したのか、突然意識が遠のいて視界がぼやけるりっちゃん。

気付いたらりっちゃんはベッドの上でした。あの後、仕事は高野さんが都合をつけてくれて動き回ってくれたようです。

「俺、言わなきゃいけないことがたくさんあって。ちゃんと話さないとって…」

高熱にうなされながら、必死で言葉をつむぐりっちゃんの手を、高野さんは「今は早く治せ」と優しく握っていてくれました。

(やっぱりこの人が好きだ)

世界一初恋 小野寺律の場合29話 感想まとめ


りっちゃんが恋をはっきり自覚して、勇気を出してそれを伝えたいと思うまでに至りました。もう高野さんを傷つけたくない、とも。

そうよりっちゃん、恋はデメリットとかじゃないの!まずは気持ちが大事なの、素直な自分の気持ちが!

とはいえ社会人になると、学生の頃のように気持ちだけでつっきることができないのも、よーく分かるんですけどね。

りっちゃんが完全に恋に堕ちるまであと○○日という表記が今回はありませんでした。(前回はあと26日だった)

実質もう恋に落ちてはいるので、それを高野さんに告げることができるまでが、一つの区切りということになるのかな。

まっっっっだまだ先のことで、今から余裕で3年~5年はかかりそうですが。

高野さんがめんどくさい自分を待っていてくれるということだけが、無意識のうちにりっちゃんの救いになっているんだろうなとも思います。

高野さんもときどき爆発しながら、りっちゃんが勇気を持てるまでなんとか騙し騙し、たまに誰かと浮気してもいいし(やめなさい)、気長に待ってあげてほしいです。

もうすぐ高野さんが欲しい言葉をりっちゃんが言ってくれそうな雰囲気だし。あ…あと5年以内くらいには?w

かなり、かなーり不憫ですけどもね高野さん。。。もうちょっとの我慢です!全世界のセカコイファンがハラハラしながら見守って応援してますから。

私は世界一初恋の最終回を見るまでは死ねないと常々思っているので、高野さんが心から笑顔でりっちゃんと愛し合える日を心待ちにしています。

りっちゃんに食い下がってきた清宮くんは、もともと頭が良く世話好きな性格のいい奴です。あの難しいりっちゃんと仲良くなって親友にまでなれたのだから、話せばきっと分かってくれるはずです。

まずはりっちゃんが、清宮くんときちんと話し合うところから。その後、高野さんにきちんと向き合いましょうね。がんばれりっちゃん。

次回は2019年4月発売のエメラルド春の号です。

それではまた「世界一初恋」小野寺律の場合30話の感想でお会いしましょう。

中村春菊先生のBLコミックス


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