ギヴン28話後の番外編のネタバレ感想です。

ライヴ審査を終え、惜しくもバンドが落選してしまった立夏たち。秋彦はこれを機に春樹の部屋を出て、バイトを全部やめ、バンドの練習に熱を入れるようになりました。

秋彦が変わったのは春樹がいたから。春樹と並んで恥ずかしくない人になろうとした秋彦は、春樹に告白します。前回の復習はこちら。

ギヴン5巻28話 ネタバレ感想 キヅナツキ

秋彦と春樹のお兄さん組がくっついた直後の番外編です。タケちゃんの彼女が判明しました!

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ギヴン5巻28話後の番外編 感想 ネタバレあり


タケちゃんの彼女は立夏姉だった!


CACのライヴ審査と秋彦の告白後のある日。春樹はなぜか立夏の姉・弥生と一緒に、車で群馬へ向かっていました。しかもタケちゃんと3人でです。

なにこの謎の組み合わせwと思ったら、実は前回さらりと出てきた、タケちゃんの新しくできた彼女というのは、弥生のことだったのです!

弥生と春樹が顔を合わせて開口一番「秋彦の彼氏だ!」「秋彦の元カノ!?」と絶叫してみたりwもちろんすぐにタケちゃんが「俺の彼女じゃー!」と春樹に向かって訂正していました。

どうしてこの3人で車で移動しているのかというと、ライヴ審査で通ったバンドのMVの撮影のためです。

春樹はタケちゃんに照明のアシスタントとして急遽呼ばれ、弥生はMVのエキストラとして参加する予定になっていたのでした。

「むしろなんで秋彦の彼氏が一緒なのよ」

3人の車中、弥生はご機嫌ナナメでぶすっとしたまま口を開きます。

できたばかりの彼氏と楽しいドライブのはずだったのに、昔片思いしていた人の新しい彼氏がなぜかついてきたので、戸惑っているのかもしれません。

クールな弥生と彼氏タケちゃんと青くなる春樹。気まずい雰囲気のまま、MV撮影地である群馬まで、ドライブは淡々と続くのでした。

このところ様子が変だった弥生


弥生は、秋彦から春樹と恋人同士になったことを聞かされていました。春樹は春樹で、今さら弥生が立夏の姉だということにようやく気づきます。

MVの撮影中、弥生は春樹をちらちらと見つめています。視線を感じた春樹は、どうにもいたたまれない気持ちになってしまいました。

「ねえタケちゃん、もしかして俺彼女に嫌われてない?」

「違う違う、あいつ最近ずっと変なんだ。顔がこわばってて」

彼氏であるタケちゃんも、弥生の様子には困惑していました。

MV撮影終了後、また3人の気まずいドライブです。今度は春樹の運転で、助手席に弥生が、そして後部座席には疲れて眠ってしまったタケちゃんの姿がありました。

沈黙に耐えられなくなった春樹は運転しながら弥生に向かって口を開きます。

「弥生ちゃんは、秋彦と何つながりなの?」

よりによって秋彦の話題を出す春樹w不器用か!春樹自身も、言ってしまってから、さっそく後悔しているような沈黙が続きます。でもこの話しか共通の話題ってないですよね。

「私、美術科なの。だから人の気持ちには少しだけ敏いと思う。はたから観察している時は特に」

弥生は何を思ったのか、静かに語り始めます。弥生と秋彦は、秋彦が美術科の絵のモデルのバイトをしていたことがきっかけで知り合いました。

傷つけるんじゃなくて、わかってあげたかった


弥生と出会った当初から秋彦が誰を好きなのかは一目瞭然で、彼が切なげな顔で見つめるのは、いつも雨月のことだけでした。

「男同士って不毛じゃない?秋彦のあの顔を見た日、すごく哀れに思った。立夏も同じ目をしてるの」

弥生にとって、かわいい弟である立夏も、哀れな秋彦と同じ目をしていました。隣りにいる真冬を見つめる立夏の瞳は、秋彦とそれとまったく同質のもので…。

ある日、弥生は立夏に声をかけます。

「あんた、あの子のこと好きでしょ。変よ、正しくない。たぶんあんた、傷つくよ」

思わず立夏にそう言ってしまい、弟を一番最初に傷つけたのは自分だったのだと自覚する弥生。

結局弥生には、秋彦の気持ちも立夏の気持ちも分かりませんでした。でも本当は。

「傷つけるんじゃなくて、わかってあげたかった」

弥生は、立夏にそっくりな大きな瞳に涙をためて、運転席の秋彦を見つめます。必死な弥生は、さらに口を開きました。

「ごめんね、夏の最初のライブの時、秋彦があなたを好きだって気づいてた。でも誰にも言わなかったの」

「う、嘘だぁ…」

春樹は突然の弥生の言葉に動揺してしまいます。

「嘘じゃねー!このぽんこつ!!秋彦はずっとあんたに助けて欲しかったの!根性がひん曲がってるから口にできない奴なの!」

いきなり大声でぎゃんぎゃんとわめく弥生w

女子に「ぽんこつ」呼ばわりされた春樹がショックを受けるなか、後部座席のタケちゃんは、寝たふりをしながら出るに出られず、青くなるばかりですww

しばらくして、春樹がホッとしたように口を開きました。

「ありがとう」

「何が!?」

「少し、救われた」

春樹は、弥生の精いっぱいの気持ちに安堵したのでした。後部座席から起きたタケちゃんも、自分の彼女のいい子っぷりに満足気に微笑みます。

「やっぱり上っちと似てるよ。仲直りできるといいね」

上ノ山家に送り届ける直前、春樹は弥生に優しい言葉をかけるのでした。

ギヴン番外編 感想まとめ


タ、タケちゃんー!!良かったあああ!!前回、本編にはあまり関係がないけどタケちゃんに彼女ができたと知って喜んでいたら、まさかの弥生が相手だったとは。

弥生とタケちゃんは、あのCACのライヴ審査で知り合って急接近したようです。人生、どこでどんな人とご縁が繋がるか分からないものです。

にしても弥生嬢、見る目がありますね。何気に一番いい男だと思うんですよ、タケちゃんって。春樹の秋彦への辛い想いを知っていてもそっとしておいてくれたり、黙ってそばにいて支えてくれたり、人としての器の大きさを感じます。

同じ顔なのに、言われるまで弥生が立夏のお姉ちゃんだと気づかなかった春樹そゆとこwなんだか春樹らしいなと思ってしまいました。

弥生が弟である立夏を大事に思う気持ちにもぐっときました。傷つけるつもりじゃなかったのに、言っちゃった言葉は取り消せないし、ずーっと後悔していたんですよね。

本当は分かってあげたかっただけなのに、言ってしまったことで弟を傷つけたと素直に反省しているし、元々関係良好な姉弟だもの。この後きっと上ノ山姉弟は仲直りできるはずです。

基本すごくいい子だし、タケちゃんが弥生嬢を選んだのも納得です。

ところで弥生がエキストラ役で出ていたMVは、CACのライヴ審査に通ってデビューすることが決まったアーティストのものですが、もしかして真冬の幼馴染・柊のバンドなのでしょうか?

ちらっと見えた後ろ姿だけなのでまだ分かりませんが、もしかするとそうなのかも?だとすると、真冬達より一足先に柊達がメジャーデビューということになりますね。すごい。

次回は3/30発売のシェリプラス2019年5月号です。巻頭カラーで新章突入です。

それではまた「ギヴン」29話の感想でお会いしましょう。

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