マザーズスピリット2巻7話の感想です。コミックス2巻の感想になるためネタバレにお気をつけください。

カルタカの故郷に里帰りした陵一郎は、子どもたちを中心にルターのみんなに歓迎されます。しかし純粋な彼らを見て、カルタカへの自分の執着心を不純なものではないかと不安に思い始める陵一郎。

いっぽう負傷したカルタカは、クーデターで稜一郎が日本に帰宅できなくなる前に、稜一郎を帰国させようとしていました。前回の感想はこちら。

マザーズスピリット2巻6話 ネタバレ感想 エンゾウ

それでは以下「マザーズスピリット」2巻7話のネタバレ感想です。

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マザーズスピリット2巻7話 感想 ネタバレあり


僕から離れるな!


稜一郎のいなくなったルターでは、子供たちも、長老たちですらどこか寂しげに佇んでいました。カルタカも言葉少なに稜一郎のことを想っています。

するとそこへ、なぜか村を出て行ったはずの稜一郎とアクナムが言い争いをしながら戻ってきました。ざわつく村人たち。

「なぜ戻ってきた!まだ間に合う!早く帰れ稜一郎」

カルタカは戻ってきた稜一郎に厳しい声をかけます。しかし言葉とは裏腹にカルタカの表情は切なく苦しげなのでした。稜一郎はそんなカルタカを見て覚悟を決めたように口を開きます。

「カルタカが好きだよ。だから少しでも迷った気持ちを持ったまま帰りたくはなかった」

生活のことや家族のことなど、現実的な問題はたくさんあって、そんなふうに揺れる自分で大丈夫なのかと思っていた稜一郎。

しかし、迷って揺れて不安に思っても、それでもカルタカへの気持ちだけは間違いないものです。稜一郎は突然、刀を手に自らの髪を切ってカルタカにぶつけました。

「僕から離れるな!」

カルタカと2人で幸せになりたいんです


稜一郎の決意を目の当たりにしたカルタカの父・ジルタナは、豪快に笑い始めます。

「リョーは立派な嫁で立派な戦士だな!これを両立する人間はルターで初めてだぞ!」

あのカルタカを黙らせた稜一郎の勢いを、大いに気に入ったジルタナ。村人たちも、ジルタナの態度を見て、カルタカの嫁としての稜一郎の素晴らしさを認め始めます。

「俺の迷いなど打ち壊してくれる。本当に稜一郎はいい男だ」

普段はおとなしいのに時に大胆なことをする稜一郎に、カルタカも心からの言葉をつぶやくのでした。稜一郎は、長老たちにもひざまづきます。

男なので子どもは産めず、異国の人間で文化も風習も考え方も違う稜一郎。しかしルターの長老たちががカルタカの幸せを願うのと同じように、稜一郎もカルタカの幸せを願っています。

「僕は願うだけじゃなくて、カルタカを幸せにしたい。カルタカと2人で幸せになりたいんです」

カルタカはこれからもずっとルターの村を守っていきます。稜一郎は、そんなカルタカを守って、共に歩いていくと決意したのでした。

結婚しよう、カルタカ


稜一郎によって閉鎖的だったルターに新しい風が吹き始めます。子どもたちはいつの間にか日本語を覚え始め、長老たちも村の変化に気づいていました。

村人たちはこの勢いにのって、カルタカと稜一郎の結婚式を行うと張りきります。しかし稜一郎は、あまりの展開の早さにしどろもどろになってしまいました。

稜一郎に対して良く思っていなかった長老たちも、どことなく歓迎ムードです。子どものようにピュアに喜ぶカルタカに、稜一郎は思わず「かわいい」と思ってしまうのでした。

「結婚しよう、カルタカ」

感想まとめ


稜一郎の覚悟を見た村人たちの後押しもあって、どうやらルターでこのまま結婚式まで挙げてしまうようです。おめでとう、カルタカ&稜一郎!

稜一郎の家族への挨拶はすっとばしていますが、まあそれはそのうちに。

長老たちも、これまで伝統や文化を守りすぎて閉鎖的になっていた村に吹きはじめた新たな風に、どこか希望を見ていたように思います。

子どもたち、とくにアロニア少年が、あっという間に日本語を覚えていて、子供たちの学習能力や吸収力、その可能性にも驚いてしまいました。アロニアが村の次の首長になる日も近そうです。

未開の村ルターも、これから少しずつ文明化していくことで暮らしやすくなり、伝統を守りながら現代文化と共存できるようになっていくことでしょう。

カルタカもそのために日本に留学していたわけなので、結果的に稜一郎をルターに連れてきて大団円といえそうです。

次は稜一郎がカルタカの母国語を覚える番かな。なにせ一世一代の告白も、誰かの通訳待ちをしなければいけないという恥ずかしい間ができてしまうわけですからねw

次号がハッピーウエディングのエピローグということで、ラブラブな2人の結婚の儀式を見て幸せに浸れそうです。

次回は2019/5/22発売のキャラセレクション7月号です。

それではまた「マザーズスピリット」2巻最終話の感想でお会いしましょう。

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