セフレ扱いだった智紀は恋人になるべくがんばっていましたが、ナオに芸能人との熱愛報道が出てショックを受けて実家に帰省してしまいます。
北海道の家族のもとで気持ちを整理していると、そこへナオが迎えにやってきました。ナオからハニーと呼ばれ、甘い時間を過ごした智紀ですが…。前回の復習はこちら。
灰かぶりコンプレックス2巻10話 ネタバレ感想 木下けい子
それでは以下木下けい子先生の「灰かぶりコンプレックス」11話のネタバレ感想です。
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灰かぶりコンプレックス3巻11話 感想 ネタバレあり
ボスは人をセフレ扱いするクズだよ!
ナオにハニーと呼ばれたことで浮き足立つ智紀は、幼馴染のカナちゃんにラインでコトの顛末を報告していました。
しかしカナちゃんはナオのことを信用していません。「冷静になりな。ボスは人をセフレ扱いするクズだよ!」と智紀に忠告します。
いっぽうナオは仕事中もご機嫌でした。カナちゃんに対してもいつになく饒舌です。
「北海道はどうでした?」
「よかったよ、とても」
「智紀はボスを家族になんて紹介したんですか?」
「友達だってさ。奥ゆかしいね」
どこか余裕があるナオの笑顔に、カナちゃんもそれ以上つっこむことはできませんでした。
智紀をドライブデートに誘うみちる
智紀は仕事でかなり疲れていました。あれから2週間もナオと連絡をとれていません。まわりを見るとカップルたちがとても幸せそうです。
(せっかくハニーって呼んでもらったのに、この幸せを思いきり誰かに話したい)
カナちゃんはナオのことをよく思っていないので話せません。智紀がため息をついていると、そこへミチルが偶然車で通りかかりました。
「乗っていきなよ、家まで送ってあげる」
ドライブは誰かと一緒のほうが楽しい、と怪しい笑みを浮かべるミチル。智紀はまったく疑ったりすることなくミチルに懐いています。
「ちょっとだけ遠回りしてもいい?」
スマートにドライブに誘うミチル。
「きれいなモノは見せたいし、美味しいモノは食べてほしいし、楽しいことは一緒にしたい。好きな人にはそうなるよね」
連れていってもらった夜景を見て感動する智紀は、ミチルの言葉に思わずナオを思い出して赤面してしまいました。目ざといミチルはナオとのことをさりげなくさぐってきました。
甘いことを言うのはナオの常套手段!?
「ナオとうまくいってる?」
「それがなんとうまくいってるんです。この間直純さんからハニーって呼ばれて」
吹き出すミチルは、智紀に釘を刺しました。
「甘いことを言うのはナオの常套手段なんだ。プレイボーイだから」
「みんな直純さんのこと悪く言います。ホントは優しいんですよ?ミチルさんだって知ってるはずです」
ミチルはナオをかばう智紀を見て、このままラーメンを食べに行こうと誘います。仕事の後でお腹が空いている智紀は食べ物につられてついて行くことになりました。
ラーメンデート中にナオから電話が…
仲良くラーメン屋で並んで食事するミチル&智紀。すると智紀のスマホに、ナオから連絡が入った瞬間、ミチルがさくっと電話に出てしまいます。
「今、トモちゃんとラーメンデート中だから切るね」
ナオにしれっと「デート中だ」とだけ告げて、あっさりと電話を切ったミチル。智紀は慌てますが、ミチルは涼しい顔で微笑みました。
「ラーメンデート、羨ましがらせちゃうといいよ。王子様は絶対したことないから。恋にはスパイスが必要だよ」
困った顔でうなずく智紀に、ミチルはダメ押しで口を開きました。
「ナオは少しぐらいぎゃふんと言った方がいいんだよ」
嫉妬で不機嫌MAXからの甘々エッチ
美味しいラーメンを食べて、ホクホクした表情で帰宅した智紀は、アパートの部屋の前に不機嫌な表情で佇むナオの姿を見て驚きます。ナオは寒空の下、智紀が帰ってくるのをじっと待っていたのでした。
「僕がいるのにどうして他の男とデートしてる?」
智紀は約束していないのにやってきたナオにただただ驚くばかりです。不機嫌MAXなナオは部屋に上がりこんで、智紀に壁ドンして問い詰めました。
「君は好きなモノで釣られたら、誰にでもホイホイついていくの?」
「誰にでもって、みちるさんだし…」
どうしてナオが不機嫌なのか分かっていない智紀。苛立つナオは舌打ちしながら智紀にキスをして、そのまま玄関に押し倒します。
体が反応している智紀に、どうしてほしいのか言葉で聞きたがる意地悪なナオ。智紀は涙目で訴えるとやっと許してもらえました。
「よそ見はダメだよ。僕以外見るな」
「ずっと直純さんしか見てないのに」
玄関で致してしまった後で、ベッドでも愛し合おうと提案するナオ。しかしシーツをずっと替えていないことが気になる智紀は、ナオの誘いを断るというKYっぷりですw
なんだかんだありつつも、ラブラブな2人の夜は更けていくのでした。
灰かぶりコンプレックス11話 感想まとめ
ミチルが意地悪に邪魔をする当て馬になるのかと思いきや、智紀のために動いてくれてホッとしました。智紀がナオに対してまっすぐで、あまりにピュアで健気だから、ミチルも心を動かされたのかもしれません。
ミチルの思惑通りにナオは振り回され、嫉妬して智紀の家に押しかけてくるし、久しぶりに会って燃え上がったし、恋のスパイスはうまい具合に効いているようです。
だんだんナオが智紀にはまっていっているのがかわいいですね。そういう経験は初めてでしょうから、ナオの初恋になるのかな。もっとどんどん振り回されるといいよw
カナちゃんが智紀のことを、友達以上恋人未満っぽくほんのり想っているようですが、智紀はナオに夢中なので、このまままるく収まる感じでしょうか。
次回は5/31発売のイァハーツ2019年7月号です。
それではまた「灰かぶりコンプレックス」12話の感想でお会いしましょう。
追記)12話の感想を書きました。
灰かぶりコンプレックス3巻12話 ネタバレ感想
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