純情ロマンチカ49話の感想です。雑誌エメラルド最新話でコミックス24巻のネタバレ感想なのでお気をつけください。

偶然ウサギ父に会った美咲はウサギ母に会ったことを話します。そこでもウサギさんの実家の複雑な事情を感じとり、なんとか幸せになってほしいと願う美咲。

そんな美咲は、義理のお姉さんのフォローもあり、実兄へのカミングアウトはまだしばらくおあずけのままでいます。前回の復習はこちら。

純情ロマンチカ24巻48話 ネタバレ感想

それでは以下、中村春菊先生の「純情ロマンチカ」49話の感想です。ネタバレにご注意ください。

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純情ロマンチカ49話 感想 ネタバレあり


井坂さんが突撃!ウサギ家訪問


新年早々なぜかウサギ宅で、美咲の作ったお雑煮を食べているのは丸川社長の井坂さん。ウサギさんは、せっかくのお正月に仕事関係の人が転がり込んできて、機嫌がとっても悪く険悪な雰囲気が漂います。

いたたまれない雰囲気のなかで、一番の被害者は美咲です。井坂さんが持ってきた高級食材でお雑煮を作り、貼りついたような笑顔でお雑煮をすすっていました。

井坂さんの目当てはもちろんお雑煮ではなく、売れっ子小説家ウサギさんへの仕事のプレゼンでした。速攻で断るウサギさんに対してもまったく動じません。

「もう今年のスケジュールは埋まっています」

「そこにありとあらゆるものをねじ込んでいくのが我々の仕事」

めげない井坂さんは、あの手この手でウサギさんに仕事をしてもらおうと頑張ります。

「井坂さんが持ってくる仕事は金のことしか考えてない!」

「だって金が欲しいから!!」

正直な井坂さんはやはり有能な社長なのでしたw

ウサギ父にあっさり連れ去られる美咲


いたたまれない美咲はコンビニに行くと言って家を出ます。ウサギさんは井坂さんのこの手のお願いを100回に1回くらいは引き受けているらしく、人がいいのか悪いのか謎です。

美咲は今帰っても2人のいざこざに巻き込まれるだけだと、漢の映画を観に行こうとします。するとそこへ、スーツ姿の男たちが現れて、美咲は高級車の中に引きずりこまれてしまいました。

顔を上げると車の中には笑顔のウサギ父が!あっさりと連れ去られた美咲は、ウサギさん実家で白みそのお雑煮をご馳走になるという謎展開を遂げました。

(俺はいったい何をしているんだろう…)

ごもっともw

しかも連れてきたウサギ父は早々に席を外していて、美咲はウサギ母と2人きりという超きまずい状態です。

美咲にとってウサギ母なんて1度しか見ていないので、ほぼ初対面の相手です。何を話していいのかと、シンとするテーブルを囲んで適当な話題を探す美咲。

しかしウサギ母は無表情のままで、まっったく会話が弾みません。美咲がさらにいたたまれなくなったところで、ふとウサギ母が口を開きました。

「秋彦はどうしたの」

まさかのウサギ母がデレた!?


出版社の人と打ち合わせをしていると答える美咲に、丸川の社長が井坂さんであると知ると「あの子まだ親の会社で働いてるの」とウサギ母。

美咲はウサギ母にも正直に、自分が今ウサギさんと同居していることを話しました。ウサギ母はさすがに「あの子と同居しているの」とちょっと驚きます。

昔からウサギさんの人嫌いはよっぽどだったようで、美咲が同居していることを話すと、誰もが似たような驚いた反応を見せるのでした。

まだクマのぬいぐるみを持ち歩いているのかと問うウサギ母に、家にクマ部屋があること、セバス…もとい田中さんに買ってもらったクマは今でも大事にしていることなどを一生懸命話す美咲。

とりあえずウサギさんが元気にしていることを告げた美咲に、ウサギ母はほんの少しだけ口元を緩めて笑顔らしきものを見せました。

ウサギ父の追い込みに美咲は…


「仕事は順調なの?」などとウサギさんのことを気にかけるウサギ母。美咲はその様子を見て、ウサギ母はウサギさんに無関心というわけではないのではと感じます。

まったく関心がないのなら、そもそも何も聞いてはこないはずです。そうこうしていると戻ってきたウサギ父が、学校のことや就職のことなど美咲を質問責めにしてきました。

「就職した後はどうするの?」

「え?普通にがんばって働こうかな…と」

「普通とは?」

ウサギ父は以前から、ウサギさんと美咲が今の関係を続けるのはリスキーだと思っています。

「高橋君の覚悟はどうなったのかなって。新年だし聞きたくなってね」

前に言われたことを思い出す美咲。あのときも覚悟がなかったわけではなく、何も考えていなかったわけでもありません。ただいろんな勇気がなかっただけです。でも今は違います。

何を言われても逃げるつもりはないし、周囲の人たちに納得してもらえるように頑張ると、以前ウサギ父にそんな感じのことを言った美咲。時間を経ても、やはり美咲はそれしかないと思っていました。

「反対されたり否定されたりするかもしれないけど、正面から立ち向かって全力でがんばって認めてもらえるようになります」

嘘がつけず、うまく立ち回ったり、ごまかしたりなどできない美咲の辿り着いた答え。

「ウサギさんと一緒にいるために、どんなことがあってもこの気持ちはもう絶対揺るがないんだって、そう決めました」

ウサギさんがいつも美咲にまっすぐに向き合ってくれるから、美咲も逃げるのも諦めるのもやめたのです。

子どもには子どもの覚悟があります。


それを聞いていきなり爆笑するウサギ父。

「若いって眩しいなあと思って。じゃあたとえば秋彦がもし宇佐見グループを率いる立場になったとしても、同じことを言える?」

驚く美咲。家業を継ぐために転職する人はたくさんいますが、いくらなんでもそれはさすがにないのでは。しかし美咲は昔、ウサギ兄が似たようなことを言っているのを聞いたことがありました。

「私は絶対なんてものはこの世に存在しないと思ってる。頑張ると言うだけなら誰にでもできるんだよ。君は社会を知らない子どもだから現実を知らない」

美咲は美咲なりに、ウサギさんと出会って一緒に乗り越えてきた時間があります。好きになった人とずっと一緒にいることが、そんなに簡単なことではないということも分かっていました。

「子どもには子どもの覚悟があります。馬鹿にしないでください」

思わず強い口調になる美咲に、ウサギ父はまったく意に介さずに、さらに追いつめようとしました。しかしそこへ、意外にもウサギ母が口を開きます。

ウサギ母が助け舟を出してくれた


「いい加減おやめなさい。年甲斐もなく客人に対してみっともない。ましてあなたは人に諭すようなことを言えた立場なのかしら」

ウサギ母のピリッとした言葉に、さきほどまでとはうってかわってたじたじのウサギ父。どうやら妻である夏子さんにはかなわないようです。

(ひょっとしてウサギ母、助けてくれた?)

美咲はウサギ父の挑発にのってペラペラしゃべったことを後悔しつつも、前よりはちゃんと伝えられた気がすると内心ホッとしていました。

そこへウサギ兄、さらにはウサギさん本人までご登場して、まさかの宇佐見家大集合です。

(帰りたい!今すぐに!)

美咲は心の中の大絶叫を知ってか知らずか、ウサギさんはすぐに帰ろうとしました。美咲の場所が分かったのはGPSのおかげのようですw

「高橋くん、厳しい聞き方になってすまなかったね。ただおかげで夏子と久々に会話をすることができたよ。ありがとう。秋彦、お前は幸せ者だね。高橋君とってもかっこいいことを言ってくれたよ」

ウサギ父はウサギさんに声をかけ「またね」と美咲を送り出すのでした。

宇佐見家はすれ違っているだけ?


家に帰ると、また明日来るらしい井坂さんから逃れるべく国内旅行への準備をすることになります。美咲はずっとウサギさんの実家について考えていました。

(ウサギさんが思っているほどウサギ母はウサギさんのこと無関心ではないんじゃないかなあ。宇佐見家をウサギ兄が継がないのは、宇佐見家の血を継いでいるのがウサギさんだけだから?)

しかしウサギ母は、美咲のことを聞いたとき「よかった。これで宇佐見家の血もとだえる」と無表情で言っていたので、あまりそこにはこだわっていなさそうですが…。

美咲には、ウサギ父は真意はともかく悪意は感じられません。ウサギ母もウサギさんのことを気にかけているそぶりが多々ありました。

(そう考えるとウサギ一家って、お互いを思いつつもすれ違っているだけとかなのかなあと思ったり)

しかしウサギさんが家のことでずっと傷ついてきたのは事実です。それに、これ以上美咲が介入すべき問題でもありません。いくら恋人であっても、頼まれてもいないのに勝手に引っ掻き回したりはできません。

それでも、もし好きな人が今よりさらに幸せになれるなら…と美咲は考えるのでした。

ウサギさんからのキザな結婚の誓い


ウサギさんに促されて、実家でウサギ父に言ったことを話す美咲。ウサギさんは、美咲の言葉が結婚相手の親にあいさつをするときのセリフみたいだと気に入ったようです。

無意識で言っていた美咲は真っ赤になってしまいました。その手をとってそっとキスをするウサギさん。

「病める時も健やかなる時も、愛し慈しみその命ある限り、真心を尽くすことを誓おう。美咲、好きだ」

熱い夜を過ごす2人。美咲はウサギさんのエロ実況に苦言を呈するも、すぐに気持ちよくなっていきます。自分で上手に動けるようにもなりました。

いろんな人と出会っていろんなことがあって、少しずつ成長している美咲。ウサギさんに抱かれながら、美咲は自分の成長を感じとっていました。

翌日、さっそく九州まで旅行に出かけるウサギさん&美咲は、偶然にも東京駅で伊集院先生に出会います。

相変わらずウサギさんと伊集院先生がバッチバチの空気のなか、3人で汁物専門店で食事することになってしまいました。

笑顔で牽制しあう2人に、作り笑いでその場をしのぐ不憫な美咲なのでした。

純情ロマンチカ49話の感想まとめ


なんといってもウサギ母がデレた!に尽きます。無表情で鉄仮面のウサギ母が、ちょっと口元を緩めたときの破壊力たるやすごい。

その顔はまさにウサギさんにそっくりで、ウサギさんの美貌はやはり母親譲りなんですね。

美咲が考えるように、ウサギ母はウサギさんのことをすごく気にかけていて、でも不器用でそれをウサギさんの前では見せられないだけなのではないでしょうか。

ウサギ父にも悪意がないと美咲は感じているようです。ウサギ父の言う跡継ぎの話も、どこまで本気なのかさっぱり分かりません。

何よりも、自分の奥さんとも久しぶりに会話するとか言っているし、ウサギさんの態度も冷たく、どこまでも嚙みあわずバラバラな宇佐見家です。

ウサギさん自身は実家には何の執着もないようですが、でも美咲としては、ちょっぴり気になっているんですよね。ウサギ母の態度もあいまって、ウサギさんには幸せになってほしい。

美咲が間に入ることで潤滑剤になって、宇佐見家がいい感じにまとまりはじめるとよいのですが。まあ特にウサギ父はそう簡単にはいかないでしょうが。

好きな相手の家族のことまで想いを馳せるなんて、自分のことだけでいっぱいいっぱいだった美咲もずいぶん成長しました。

だがしかし不憫体質、苦労人体質は変わりなくwこれからも美咲はいろんな人にふりまわされる運命なのでしょう。ま、ウサギさんが仕込んだGPSもちゃんと作動しているようだし、きっと大丈夫です。

次回は2019年8月末発売のエメラルド夏の号です。

それではまた純情ロマンチカ50話の感想でお会いしましょう。

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