スーパーラヴァーズ39話の感想です。雑誌エメラルド最新話のネタバレになりますのでお気をつけください。

修学旅行先のカナダで、子供の頃のことを少し思い出した零。亡くなった古高先生兄に言われたポジティブな言葉も思い出しました。

「自分のせいで誰かを不幸にした」という罪悪感を背負っているハルと零は、似た者同士であり、だからこそ惹かれあっているのかもしれません。前回の復習はこちら。

スーパーラヴァーズ(SUPER LOVERS)13巻38話 ネタバレ感想

それでは以下、あべ美幸先生の「SUPER LOVERS(スーパーラバーズ)」39話の感想です。ネタバレ注意です。

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SUPER LOVERS 39話感想 ネタバレあり


幹子さんのそばにいる美少年とは


幹子さんのところにいるのは、子どもの頃のハルにそっくりな超美少年です。

「あの子、春子の何なのかしら?」

実は春子さんが急に連絡があり、しばらくこの子を日本であずかることになったのでした。幹子さんも、何が何だかという感じで、詳し事情はよく分かっていないようです。

いっぽうハルと兄弟たちは、相変わらず4人で仲良く暮らしています。ハルと零がラブラブなのも相変わらず。春子さん原作のドラマを弟たち3人で見ようとしていたり、兄弟仲はとても良好です。

春子さん原作ドラマに出てくる少年役の子役が、ハルの子どもの頃にそっくりで笑えると盛り上がる弟たち。ハルは似ていると言われてもいまひとつピンときていません。

毎日仕事は忙しいけれど、大好きな零がそばにいて幸せいっぱいのハル。いちゃいちゃするのももう手慣れた様子です。

そこへ幹子さんから「あずかった子どもが行方不明になった」とヘルプの電話がかかってきました。

美少年の名前はミハイル(ミカ)


いっぽう、ひとりでタヌキの散歩中の零に、背後から英語で声がかかります。

「レン、ぼくの顔忘れちゃった?ミカだよ」

「ミハイル!?」

いきなり「ずっと捜していたんだよ!」と零に抱きつく美少年。この少年こそ、幹子さんが春子さんからあずかっている少年なのでした。

とりあえずミカを家に連れて帰る零。ハルは春子さんからの電話で混乱しています。春子さんは相変わらずで、16歳だということだけ伝えて、あとはお任せというスタイルです。

ミカはミカで「自分のことは自分で決める」と、家には帰らないと主張しています。必然的に、4兄弟の家で暮らすことになったミカ。ハルは訳も分からず頭を抱えるばかりです。

家庭事情が複雑なミカ


ミカは家庭の事情が複雑でした。ミカがつい最近まで母親と暮らしていたのは確かですが、数年前までは祖母がひとりでミカの面倒を見ていました。

父親のわからない子供を祖母におしつけたまま、10年間も行方をくらましていたミカ母。ミカを世話していた祖母は、そんなミカの母を許すことはできませんでした。

祖母は自分が亡くなる直前に、ミカ母からミカの親権をとりあげていたのです。そしてミカの後見人として指名されていたのが、なぜか春子さんだったのでした。

ミカが子役として売れ始めたとたん、ミカ母が身勝手に親権を主張じめて、事態がややこしいことになっているのです。

零とミカは7年前からの知り合い


零がミカに会ったのは7年前、春子さんに連れられてドラマの現場に見学に行ったときでした。

ハルにミカとのことを黙っていたのは、ハルにそっくりな子どもが春子さんのところへ出入りしていたのをハルが知ったら、気分が良くないだろうという零の判断です。

「昨日は一緒に眠れなかった。俺、待ってたのに」

「俺が悪かった、謝る」

夕べは零がミカと寝たためさびしい思いをしていたハル。いい雰囲気になったところで、ミカが零を呼ぶ声が響きます。

零にべったりなところもそっくりなハルとミカ。同族嫌悪なのか、ハルはミカのことが気に食わないようです。

そういうのは本気で好きな人とするものだよ!


「ねえレン、嫌なことされたりしてない?セクハラとか!さっきキスされてたの見ちゃったんだ」

「あれはフツーだ。いつものこと」

「普通!?いつも!?家族でもあんなキスしないよ!それ絶対ダメなやつだからね!」

「それはそうだ。ハル以外とはしない」

「ハルともしちゃダメ!そういうのは本気で好きな人とするものだよ」

ミカはハルと零の関係に驚いていました。「好きだから問題ない」と冷静な零に、ミカはなおも食い下がります。

「じゃあぼくともしてよ」

零はあっさり断ります。それでもミカは零のことが好きなのでした。

お騒がせ落ち目セレブなミカ母


ミカに対しては話しかけないし笑顔も見せないハル。自分への態度と零への態度がまるで違うハルを、ミカはあまり好きにはなれません。

世界的に有名な春子さんの息子で、美しい容姿を持ちながら、日本で地味な暮らしを送っているのも信じられないようです。

お芝居のレッスンも授業もないミカは、日本での暮らしにすでに退屈しかけていました。ミカ母とミカはケンカ中なので仕事もストップしています。

ミカ母は、男をとっかえひっかえするお騒がせセレブとして有名な人です。

ミカはいわゆる隠し子で、男と金しか話題が出せない落ちぶれた元モデルのミカ母としては「売れっ子天才子役の母親」という肩書がほしいのです。

だからミカが売れた途端に、それまで無関心だった息子に関心を持つようになったのでした。

春子父はドイツ系のクズ男


ハルは昔、春子さんの父親に1度だけ会ったことがありました。春子さんいわく「顔と勘だけで生きてきたクズ男」だという春子父は、ハルと同じ瞳の色を持つドイツ系です。

いっぽうミカは、今夜零が一緒に寝てくれないと知りショックを受けていました。ハルは零が一緒にお風呂に入ろうと誘ってくれて浮かれ放題です。

そんな2人を見たミカは、兄弟の距離感が圧倒的におかしいと感じます。カナダにいた頃の零は、もっと孤高の存在でした。自分より大きな犬達を従えて、ミカともろくに口を利いてくれなかったのです。

なのにハルにはあんなにも甘い零。ミカには、子どもの自分を放置しておいて、大人のハルをデレデレに甘やかすことが信じられないのでした。

零と一緒に寝て、さっそくお触りをするハル。ハルは、ミカに嫉妬している自分に気づきます。

(俺だってもっと早く零に出会いたかった。せめて歳が近ければ一緒に過ごせる時間もあっただろう)

今は零と同じ家に暮らしていてもそばいない時間の方が断然長いのです。ハルにとってはそれさえも耐えられないのでした。

「服が邪魔!」

「いいね、そういう誘い方。俺以外にしたら絶対許してやんないけどさ」

零にいやらしく触れて汚すハルは、やはり大人で良かったと感じます。子どもだったらこんなことは零にはできなかったのだから…。

(何あれ!?自分と似た顔の大人が、あんな顔して零に!信じられない!!)

そんな2人の甘いひと時を、少し開いていたドアから見ていたミカは、ショックを受けて大粒の涙を流します。もちろんハルはわざと零とのラブシーンを見せていました。

スーパーラバーズ39話 感想まとめ


修学旅行編が前回で終わり、今回は新章スタートという感じですね。ハルにそっくりなミステリアス美少年の登場で、またひと波乱ありそうです。

っていうかミカに零とのラブシーンを見せつけるとか、ハルの大人げなさよw子供相手にも、零がらみとなると容赦なくなるのがハルのブレなさです。

ハルとミカがそっくりなのは、春子父がらみなのでしょうか。春子さんの隠し子ではなさそうなので、春子父の隠し子なのかな。

10年も放置して都合のいい時だけしゃしゃり出てくる身勝手なミカ母のもとに戻るのは、ミカにとっては酷なことでしょう。

ただミカ的には、今のところそこまで母親との関係が険悪という雰囲気ではありません。本人いわく「ママとケンカした」と軽い感じです。

ミカは子役として活躍しているため世慣れていて、毒親とも適当な感じでつきあってきて、うまくあしらってきたということなのでしょうか。

後見人の春子さんも仕事が忙しく手に負えないということで、なんかデジャヴですが、一時的にハルたちと一緒に暮らすことになりました。

ミカは零と同じ16歳で未成年ですが、瞳が大きくてお顔があまりにもきれいかわいいので、もっと幼く見えてしまいます。

次回は2019年8月下旬発売のエメラルド夏の号です。

それではまたスーパーラバーズ40話の感想でお会いしましょう。

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