2人芝居のパンフ撮影で、高人の底知れない魅力にまんまと引っ張られたチュン太。高人への激情を自制しようとするチュン太は高い人への態度も変わってしまいました。
エッチのときも高人が拒否したらスッとやめるという、これまでのチュン太からは考えられない変容に、高人は戸惑ってしまいます。初のセックスレスになった2人は…前回の感想はこちら。
抱かれたい男1位に脅されています7巻4話 ネタバレ感想
それでは以下「抱かれたい男1位に脅されています」の7巻5話(27話)の感想です。※ネタバレ注意です。
抱かれたい男1位に脅されています7巻 電子配信
抱かれたい男1位に脅されています7巻5話 感想 ネタバレあり
ナイト君の所属芸能事務所の秘密
チュン太に憧れるナイト君の所属する芸能事務所・トゥクリーン。実はこの事務所は、893の牛頭原組の傘下にある芸能事務所です。
ナイト君はこの牛頭原組の孫で、ナイト君のSNSにアップする写真の(やりすぎな)加工は、常に組員総出でやっているのでした。
マネージャーのデキる不気味な男・フミさんが組員たちに目を光らせつつ、ナイト君を見守るというポジションにいます。
組長であるおじいさんも、ナイト君がかわいくてかわいくて仕方のない様子です。9歳の時に両親を亡くしてから、家の中ではナイト君が一番よく笑っているとてもいい子なのでした。
フミさんも、ナイト君の両親の死を目撃していたようで、恩があるナイト君の両親の分まで必ずナイト君を幸せにすると誓うのでした。
不憫キャラになった綾木w
いっぽうドラマの現場では、共演している綾木が、待ち時間に高人に声をかけようとして固まっていました。それもそのはず、高人が読んでいた雑誌の特集ページは「セックスレス特集」w
うっかり見てしまった綾木は、声をかけるにかけられません。(俺、チャンス?)などと思いつつも様子見をしている綾木に気づいた高人は慌てて雑誌を閉じるのでした。
「たまにはミスしてくれたほうがスタッフも喜びますよ。NGグランプリに出せるって」
「ひとつのミスで努力は無に帰すことがある。たかがNGされどNG。覚えておけ綾木」
先輩としてアドバイス(?)をする高人はプライベートでどんなに悩もうとも仕事はきっちりする男なのでした。
ドラマ撮影現場では、ナイト君の事務所のゴリ押しのせいで、たびたびセリフの変更があり困っています。一番絡みが多い綾木がもっとも被害を被っていました。
先輩キャラというよりも、もうただの主人公を持ち上げる要因になっている綾木に、高人は声をかけてくれました。
「お前はまあまあいい仕事してるぞ。見ててやるから腐らずにやってこい」
高人の先輩らしい励ましに背中を押された綾木は、どんなにセリフが変更されようとも必死で芝居をするのでした。
このオヤジが大人の事情の大元か
とはいえワザとらしさ全開のセリフやおかしさ満載のカット割などに、現場の雰囲気は悪くなり静まり返りぎみです。
ナイト君のリアルを修正すべく、顔の大きさをごまかすようなカメラ撮りなども、限界ぎりぎりまでやっています。
さすがにこのままだと、せっかくの局の人気ドラマシリーズが終わってしまうレベルのクソドラマになってしまいます。プロデューサーの坂巻さんも困り果てていました。
そこへなぜかドラマ制作部の沼田局長がやってきました。局長クラスの人がドラマの撮影現場までやってくるのはとても珍しいことです。するとフミさんもスッと出てきました。
「こんにちは沼田さん。坂巻さんにはとてもよくしていただいています。ナイトの初ドラマをこんな優秀な人とやらせてもらえて心強いです」
笑顔のフミさんに沼田局長もご機嫌に応じます。しかも沼田局長との飲みの席を、フミさんがセッティングするという話も出てきました。
「西城くん!ナイト君はこれからを担う有望な若手なんだ。ひとつよろしく頼むよ」
高人にも一声かけていく沼田さんを見て、高人はなんとなく気がつきました。
(このオヤジが大人の事情の大元か)
ナイト君の所属するトゥクリーンという事務所は無名で小さな事務所です。
高人は、ドラマ部門のボスである沼田局長と、小さな事務所であるトゥクリーンが一体どんなつながりがあるのかといぶかしがっていました。
撮影後に自宅に帰り着くと、チュン太が新妻のようなエプロン姿で羽を背負い、満面の笑みで食事を用意してくれていました。
「おかえりなさい高人さん!ごはんにします?お風呂にします?それとも千円にします?」
「…ごはんかな」
死んだ魚の目で答える高人w
(お前はどこに向かってるんだ?)
感想まとめ
セックスレス特集を読む抱かれたい男元1位のトップ俳優とかwつっこみが追い付かない。綾木も難しい相手を好きになっちゃいましたね。
ドラマは実写なのだから写真のようには盛れないのも、脚本を変えてまで力業でなんとかしようとするフミさん。
ナイト君の映えのために、ドラマがめちゃくちゃになってしまうのも厭わないようです。
裏から手をまわして局長を接待し、ドラマの内容を思いのままにしようとしているのでしょうが、後でしっぺ返しが来そうな気もします。
組長の孫で893の息のかかった芸能事務所にいるナイト君。本人は何もしらずに芸能活動をしているようですが、何事もやりすぎは禁物です。
愛情の方向を間違っては、ナイト君が事実を知ったときに、芸能界でつらい思いをするだけのような気もしますがどうでしょう。視聴者はそこまで甘くない気がしますしね。
そしてチュン太とのセックスレスに悩む高人さんが欲求不満で爆発しなければいいのですが。いやチュン太のほうが先に爆発するかな。
次回は2/7発売のマガジンビーボーイ3月号です。2月号は1回休みです。
それではまた次回の感想でお会いしましょう。
追記)続きの感想を書きました。
抱かれたい男1位に脅されています7巻6話 ネタバレ感想
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