やっと身も心もひとつになった源介と惣五郎。しかし翌日一緒の布団で寝ているところを源介兄の蔦丸さんに目撃されてしまいます。悩んだ結果、惣五郎のいとこの武市に相談する蔦丸さん。
そうとは知らない源介&惣五郎は高校を無事に卒業し、ヒロト君たちと一緒に沖縄へ卒業旅行へ行くことになりました。2人は同じ部屋で1泊することになって…。前回の復習はこちら。
花恋つらね6巻34話 ネタバレ感想
花恋つらね6巻 電子書籍
花恋つらね6巻35話 感想 ネタバレあり
久しぶりにゆっくりできる2人の時間
卒業旅行2日目の夜。ヒロトくんのナイスアシストもあって、惣五郎と同室になれた源介はご機嫌です。
惣五郎が先にお風呂に入ろうとしていると、当然のように後から入ってくる源介w惣五郎も「絶対入ってくると思った」とあきれ顔なのでした。
「だってこんな機会、次いつあるかわからないだろ」
ここまで一目を気にしなくていいシチュエーションはなかなかありません。歌舞伎界を背負う2人の御曹司は、いつも注目の的です。
巡業中は2人になれたとしてもやはり仕事が頭にちらつくし、ゆっくりと羽をのばす雰囲気でもありません。
東京を離れた土地で、誰にも遠慮せずにいちゃつけることは、2人にとって何よりも貴重な時間なのでした。
まったりお風呂タイムからの
源介は一緒にお風呂に入って背後から惣五郎をハグします。とはいえ大人しくしていられるはずもない源介は、そわそわ。惣五郎の体をあちこちなでてキスをします。
「何これ!今なんの時間!?」
「まったりお風呂タイム。お前ってほんとどこ触ってもすべすべだよな」
ラブラブなお風呂タイムでイチャイチャしていると、惣五郎も期待してそわそわし始めました。先に上がろうとする惣五郎ですが、源介がそうはさせません。
乳首をいやらしくさわったり、下も触ってみたり、にんまりしながらやりたい放題の源介に、惣五郎は大慌てです。
お風呂場でするのはのぼせるから、と言う惣五郎に、源介は「よし!あがろう!今すぐ!」とやる気満々。速攻でベッドに移動するのでした。
惣五郎も源介を求めるようになった
源介はちゃっかりと卒業旅行にもジェルを持参していました。万が一に備えて、だそうですが計画的ですねwチャンスを逃さない源介さすがです。
本当に使うとは思わなかった、と嬉しそうな源介に、惣五郎は照れながら身体を預けます。
「今日はやめとく?明日もあるし」
そっと惣五郎を気遣う源介に惣五郎は良い顔をしませんでした。もう惣五郎もその気なのです。源介は惣五郎の反応に驚くやらうれしいやら。
「じゃあ入れたい!」
源介は、自分としたいと思ってくれている惣五郎のことを愛しく感じます。
惣五郎からすれば、初めてしたときからもう一か月以上たつのにずっとキスしかしていなかったから、物足りなく感じていたのでした。
後ろから入れてももう痛みもほとんどなく「惣五郎があれからまたしたいって思ってくれたのなら、前回我慢したかいがあった」と源介。
「だってお前が早く次ってうるさかったし。キスしたら考えちゃうじゃん!どうしても」
真っ赤になる惣五郎に源介は喜びもひとしおです。
(だってもう知ってしまった。源介とくっついたりキスするのは気持ちいいってこととか。こんなふうに2人でいられるのがすごく嬉しいということ)
幸せは長くは続かない!?
たっぷりと愛し合いベッドでぐったりする源介&惣五郎。高校を卒業したのでもう学生ではなくなり、今後は毎日会うこともなくなります。
「舞台が一緒の月はまた毎日会うぞ」
「そうなんだよ。同業者でよかったな」
「だからいっぱい同じ舞台に立たせてもらえるように頑張らないとな」
もう次の舞台も一緒にやることが決まっている2人は、見つめあってラッキーだと微笑みます。
しかし。
そんなに良いことばかりは続かないのだと、この春の舞台で俺たちは思い知るのだった。
花恋つらね35話 感想まとめ
せっかくのラブラブな夜だったのに不穏な終わり方で、今後は波乱の予感です。あああやっぱり2人の噂か何かが出回ったりするのかなあ。
春の巡業で変な噂ばかりが先だって、ご贔屓筋の人たちから何か圧力がかかったりするのでしょうか。蔦丸さんも胃が痛いだろうな。
偶然知ってしまったばかりに、武市さんにしか相談できず、弟たちをドキドキハラハラしながら見守るしかなく、バレたらどうしようかと生きた心地がしないはずです。
男同士でということ以前に、歌舞伎界を背負って立つ若い御曹司の恋バナなんて、かっこうの週刊誌ネタです。
何がつらいかって、せっかくの厳しい稽古や練習をしてみんなで創り上げる舞台なのに、やってきた記者の関心事がそちらにしか向かず、記事の内容も下世話な話ばかりになってしまうことですよね。
噂先行で話題をすべてそっちにもっていかれて、舞台の出来そのものよりも、2人の恋や噂ばかりが躍るメディアの見出し。SNSでもかなり盛り上がることでしょう。
ワイドショーや記者会見や取材なんかでも、舞台はさておきそんな話ばかり取り上げられて…となると、役者や裏方を含めて面白くないと感じる人もいるはずです。
みんな仕事として真剣に舞台を創っていて、本来注目してほしいのは舞台そのものなのであって、役者の色恋沙汰ではないわけですからね。。。
高校を卒業したての若い2人にその状況が耐えられるでしょうか。もう子供ではありませんが、まだ大人でもない未成年の源介と惣五郎がどうなってしまうのか。
ちゃっかりローションを旅行に持参していた源介の「こんな機会が次いつあるかわからないだろ」が現実のことになってしまいそうで心が痛いです。
次回は4/14発売のディアプラス5月号です。
それではまた「花恋つらね」36話の感想でお会いしましょう。
追記)36話の感想を書きました。
花恋つらね6巻36話 ネタバレ感想
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