純情センチメント2話の感想です。読者が気になってじりじりしていた、伊集院先生と柳瀬優の組み合わせふたたび!嬉しいです。

大ファンの伊集院先生宅へ、漫画のアシスタントとして行くことになった優。伊集院先生に女性の影がチラつくと気になったり、ちょっぴり動揺もしています。

伊集院先生も優も、別々の相手に失恋が決定していて、好きな気持ちとあきらめる気持ちの境界線上にいる状態です。似た者同士の2人ですが…前回の復習はこちら。

純情センチメント ネタバレ感想

それでは以下、中村春菊先生の「純情センチメント」2話の感想です。ネタバレにご注意ください。

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純情センチメント2話 感想 ネタバレあり


全裸でベッドにいるううう!?


冒頭いきなり、しょっぱなから全裸でベッドにいる伊集院先生と柳瀬優!目覚めた優が「なにこれ」とぽかんとしています。

いやいやいやいや、読者のほうが大絶叫だわ。なにこれ!?

時間は戻り、締め切り間際の伊集院先生宅。

もはや時間との闘いで戦場と化している現場に、優を含むアシスタント数名と伊集院先生が、漫画の仕上げに必死になっていました。

いつの間にかアシスタントとしてちょこちょこ伊集院先生宅に通うことになった優は、優秀な即戦力として活躍しています。

伊集院先生は一度集中すると、もう周りの音が聞こえなくなるタイプ。

そのため現場はいつも混乱し、アシスタントもなかなか定着せず、常に人の入れ替わりが激しいという状態なのでした。

電話にも出ない伊集院先生の代わりに、優が丸川出版の担当雫石さんの電話対応をするなど、アシスタントの力量がいろんな方面から問われます。

千秋のところで慣れているとはいえ「ファンが現場に入ったら駄目というのは本当だな」と思うほどには、ザ漢の現場はキツイところなのでした。

漫画家はあきらめている優


なんとか締め切りの修羅場を無事に終え、ふらふらでボロボロの伊集院先生。シャワールームで倒れているところを、後処理で残っていた優が助け出します。

食事を作って一緒に食べる優と伊集院先生。締め切り後はほっとして口も緩みがちです。

優の作る薄味の食事は伊集院先生の口によく合い、そのうち先生はワインを取り出して2人で一緒に飲み始めました。

「柳瀬君は手は早いし仕上げはきれいだし優秀だよね」

尊敬している漫画家に褒められて少し照れ気味な優。もともと千秋と一緒に少年漫画「ザ・漢」の大ファンなのですから無理もありません。

「これからうちにレギュラーで入ることってできないかな」

また1人急にアシスタントが辞めることになったため、優をスカウトする伊集院先生。しかし優には優先したい現場(千秋のアシ)があります。

他の先生(千秋)のほうのスケジュール次第でよければ、と提案する優。

「そちらの先生とは長いの?」

「中学からの同級生なんです」

「仲がいいんだね」

「お互い漫画家を目指してたという感じで」

「君もプロの漫画家志望なのかな」

「俺はもう漫画家はあきらめてます。一応アシスタントで食ってはいけてるんで」

伊集院先生は、優のような技術も高く優秀なアシスタントを手元においておける千秋をうらやましいと思っていました。

失恋したばかりで似た者同士の2人


優としては、千秋のアシスタントとして強引にそばに居座ったのは自分のほうなのだと、ちょっぴり引け目を感じています。

居座った理由はもちろん千秋のことが好きだから。

最初は単純に中学のクラスで座席が前後だっただけ。そこから千秋の骨格を好きだと思って、いろいろと話しているうちに意気投合したのです。

普段はぼんやりしている千秋は、いつもへらへらして優柔不断でしたが、漫画に関しては天才的でした。優はそんな千秋に憧れて嫉妬して、結局好きになったのです。

でもそんな千秋が選んだのは、幼馴染の羽鳥で。。。

優の住まいの代官山の話や、伊集院先生の出身仙台の話など、食事をしながら話がふくらむ2人。当然のように彼女の話にもなりました。

「割と最近フラれたばかりなんで」

「俺もちょうど失恋したところ」

2人はお互い、好きな人に好きになってもらえなかったという共通点を見つけました。お酒が入っていたこともあり、優はさらに饒舌になります。

「俺の場合、俺との恋愛はできないくせに俺は必要らしくて。いや、そうなるようにそばにいたんですけど。まあ惚れた弱みでそんなんでも嬉しかったんです」

千秋の名前は出さないまでも、千秋とのことを伊集院先生に打ち明ける優。締め切り明けの疲労も手伝い、つい愚痴っぽくなってしまいました。

好きだった奴って男なんです


こういう話を下手に話して、創作や噂のネタにでもされたらどうしようかと思う反面、お酒の勢いもあって、うっかり口が緩んでしまいます。

「次に進むにはどうしたらいいんスかね」

伊集院先生に「新しい彼女を作るとか?」と言われて、酔いが回った優はさらにぶっちゃけました。

「好きだった奴って男なんです」

伊集院先生はさほど驚きもせず「仕事の実力を含めての自分だから、それを認めてもらえるのは嬉しいものだよ」と優の気持ちを分かってくれます。

「だけど好きな子に認めてほしいのはそれだけじゃなくて、丸裸になった時の自分だよね」

伊集院先生に理解してもらえて嬉しい反面、あまりにもしゃべりすぎたと感じた優は、後片付けをしながら地味に凹んでしまいました。

仕事の相手に愚痴る程度には、まだ自分が千秋のことを引きずっていたことに気づいたからです。

いっぽう伊集院先生は、優があまりに自分の今の境遇と似ていたことに驚いていました。そしてそっと優に打ち明けます。

「俺もそのフラれた子、男の子だったんだよね」

驚く優。まさか伊集院先生の片思いの相手が男だったとは想像もしていませんでした。

「じゃお互い寂しいもの同士ですね」

慌てて口を開いた優に、伊集院先生は静かに近づいてキスをします。

柳瀬君、くわえる事とかできる?


優はアルコールで回らない頭ですんなり伊集院先生のキスを受け入れました。唇を離してからも妙に冷静な2人。。。

「男とキスするの初めてなんですけど、あんま女と変わんないっスね」

「俺も男の子とするのは初めてだから」

2人は思わず見つめあい、そのままベッドになだれこみます。徹夜明けの疲労と仕事開けの安堵、そしてそこに加わったアルコール。

おかしくなるのには十分な条件がそろっていました。

手慣れたように脱いだ伊集院先生の体は、当然大人の男性のものです。優にしてみれば同じ男でも千秋はガリガリで、男としてそこまで意識したことはありません。

男を感じさせる伊集院先生に股間に触られると、さすがに少し怖くなってしまう優。でも少しずつ気持ちよくなっていきます。

すると唐突に伊集院先生が口を開きました。

「柳瀬君、くわえる事とかできる?」

無理強いはしない伊集院先生を相手に、優は戸惑いながらも初めて男のモノをくわえます。

疲労困憊した脳みそと大量のアルコールのせいで、今までため込んできたものが吐き出され、もう何もかもがどうでもよくなっていました。

千秋のことを好きになってからは、自分が千秋を抱くことを想像してばかりいた優。だから伊集院先生への今の行為が合っているのかどうかも分かりません。

ただ伊集院先生のをくわえていると、身体が反応して勃ってきている自分には気づいていました。

この人、キレーな骨格してんなあ


伊集院先生はまだまだ余裕があります。

「最後までしてみる?ゴムもローションもあるし、君さえよければ」

(それって俺がつっこまれる側とか!?いやいや待て待て待ってくれ)

さすがに引いてしまった優は、お風呂も入っていないし下準備もできてないしと大慌てで「今日はこれ以上無理」と断ります。

ところが伊集院先生は「今日はってことは、いつかはいいのかな」と余裕の笑みを浮かべ、呆気に取られている優の両足を持ち上げると、ローションを使った素股で強引に進めてきました。

(なにこれ、一緒にこすれて気持ちいい)

ぼんやりと見上げた伊集院先生の骨格がキレイだと感じた優は、そのまま気持ちよさと疲労がピークに達し、あっさりと眠りに落ちてしまうのでした。

柳瀬君、俺とつき合ってくれませんか?


そして冒頭朝のベッドシーンです。

目覚めた優は茫然としつつも起き上がり、二日酔いで頭がガンガンする中、隣りの伊集院先生を見て昨夜のことをすべて思い出し、真っ青になってしまいました。

しかも今日は別のアシスタントの仕事があり、もう行かなければいけません。伊集院先生は、慌てる優を車で送っていくと申し出てくれました。

「柳瀬君、俺とつき合ってくれませんか?」

優は、伊集院先生からの突然の交際の申し込みに固まってしまいます。酔った勢いの一夜の過ちだと思っていた優は、伊集院先生の言葉にドン引き状態。

「昨夜のことならお互い様ということで、よくある話なんで」

「君はだれとでもああいうことをするタイプなの?」

「しませんよ、酒の勢いでああなっただけなんで。本当気にしないでください」

伊集院先生が失恋の話をしたのは優が初めてでした。優の話を聞いているうちに、自分との共通点が多すぎて、つい自分のことも話してしまったのです。

優が赤裸々に話してくれたからこそ、自分も吐き出すことができたと伊集院先生。

「それでも、なんで君に話せたのか不思議だったんだ。だから柳瀬君のこともっと知りたいと思ってキスしてみたくなった。それでその先もしてみたいと思ったんだ」

伊集院先生は素直に自分の気持ちを告げました。優が昨夜気持ちよさそうだったことも後押ししているようです。

「気も合いそうだし、体の相性もいいみたいだし、ならもう付き合うしかないのかなって。それにそうしたらもっと、お互い次に進めるかもしれないって」

次に進めるかも、という言葉にドキリとする優。千秋への苦しい気持ちに決着をつけて前に進みたいと思っているのは、優の本音だからです。

「そのためにフラれた者同士が付き合うとかって、要は傷のなめあいなんじゃ?」

否定的になる優ですが、伊集院先生はあくまでもポジティブに捉えています。

「一緒にいたら、お互いの気持ちが理解できて居心地が良くて前向きになれるって、すごくいい関係じゃない?」

お互い、好きだった相手が自分のことを好きになってくれる可能性はもうありません。それならば…。

「柳瀬優君、俺と付き合ってくれませんか?」

改めて告白する伊集院先生のまっすぐな言葉。

優は、千秋をあきらめたその先に見えるものを期待して、足元を照らす小さな光になるのではないかとかすかに感じて、先生に返事をするのでした。

「はい」

純情センチメント2話の感想まとめ


ぎゃあああ!なんという超展開かつ急展開!ひいいいいみんなー!大変だよー山が動いたよー!!

これ新シリーズ化されますかね?人気キャラだしきっとされますよね。あまりにも中途半端なまま終わっちゃったし。

なんていうかもう、爆弾落としてあっさり逃げていくみたいなことをヤッてくれました。ありがとう中村春菊先生。

長年、優が幸せになる未来を待っていた読者のひとりとしては、ほぼ前触れなしでいきなり肉体関係突入!という急展開だったので、驚きましたが嬉しかったです。

いやあ、お酒の力って偉大よねうんうん。たまにはアルコールの力を借りなきゃねうんうん。どちらかが動かない限り、ただの漫画家とアシスタントのままっぽかったしねうんうん。

今回、伊集院先生のわりと強引な誘導により、いきなり付き合うことになったわけですが、このカップルも色々と楽しいことになりそうな予感がします。

失恋から新しい恋への発展といえば聞こえはいいのですが、現状ではどう見てもセフレ関係の延長上という感じです。

お互いの気持ちがお互いにのみ向くまでに、まだまだ2人とも時間がかかるのではないでしょうか。

今のところ、なんとな~く伊集院先生のほうが1歩も2歩も前へ進もうという気持ちが強そうですが、優はどうなのかなあ。

千秋とはこれからも仕事で頻繁に会うわけだし、きれいさっぱりキッパリというのは、ちょーっとまだ難しそう。

あきらめなきゃという気持ちはあっても、キッパリと吹っ切れた状態ではないので、この先お互いにモヤモヤすることもあるのではないでしょうか。

だからといって伊集院先生の骨格に惹かれているあたり、優が落ちるのは時間の問題なのかもしれません。

千秋に対しては同い年で絵を描く天才という、嫉妬や羨望の気持ちもあったようだし、漫画家としてのデビューはあきらめているという点も、伊集院先生と付き合うことで何か変わってくるでしょうか。

ところで優は、千秋相手には(脳内で)攻めポジでしたが、伊集院先生に対しては(実質)受けポジです。やっぱりそうだよねとちょっぴりホッとしてみたりw

いつも強気で冷静な優が「待て待て、俺つっこまれるのか!?」とか、いざというシーンで内心超慌ててる顔も、引きぎみな心の声も楽しすぎました。

伊集院先生はキスもベッドもその後も、もしかしてこういう行為は慣れっこですね?というレベルで落ち着いていて、さすが大人って感じです。

男の子相手は初めてだそうですが、これまで相当モテてきたでしょうしね。部屋にローションもゴムも完備してあったしw

なによりも初めてでくわえさせるという鬼畜な一面も見えたし今後が楽しみですw

このカップルの連載が続くとしても、次の伊集院先生×柳瀬優回はまた1年後とかでしょうか。

いざ交際スタートというところで次は1年後はつらいよ。。。

世界一初恋と純情ロマンチカは、カップルもたくさんいるから、次にこのカプが読めるのがいつになるのか分からないのもじれじれしてしまいます。

月刊誌でも隔月でもなく、季刊誌で年3回のみ発売なのも、すっごーく待ち遠しいです。

次回は2020年8月末発売のエメラルド夏の号です。

それではまた次回「世界一初恋」小野寺律の場合31話の感想でお会いしましょう。

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