抱かれたい男1位に脅されています8巻30話の感想です。

大学生だった頃、異物であり独りだったアリス先輩と知り合った卯坂さん。アリス先輩の魅力に強く惹かれながらも、2人は二度と会わない関係になってしまいました。

いっぽう2人芝居の準備に余念のない高人とチュン太。ところがチュン太は仕事はきちんとこなすものの、なぜか高人を抱かなくなります。前回の感想はこちら。

抱かれたい男1位に脅されています7巻7話 ネタバレ感想

それでは以下「抱かれたい男1位に脅されています」の7巻30話の感想です。※ネタバレ注意です。

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抱かれたい男1位に脅されています8巻30話 感想 ネタバレあり


まだ底を見せていないチュン太


卯坂さんに連れられてスタジオにやってきたアリス先輩の、いきなりのスキンシップにも動じず挨拶をする高人。子役時代から培われた平常心と対応力はさすがです。

アリス先輩は、高人のそばで見守るチュン太にも視線を送ります。何か思うところあるのか、じっとチュン太を見つめるアリス先輩。

卯坂さんは卯坂さんで、フランス在住の深津さんを脚本演出家として呼び寄せるなど、2人舞台に向けての準備を着々と進めていました。

深津さんは長年の実力者で業界のベテラン女史。海外に移住して「もう隠居した」という彼女を、卯坂さんが口説き落として日本に呼び寄せたのです。

「でも嬉しいわ。あんな美味しそうな子達をお料理させてもらえるなんて」

深津さんは業界人として血が騒ぐのか、高人とチュン太という2人の若い俳優に、かなりの期待を寄せているようです。

(やはり深津さんに頼んで正解だったな。情動的な作品を品よく扱うのが上手い)

卯坂さんも2人の稽古を見て、舞台の成功を確信しています。

特に、安定の演技で期待以上のものを出してくる高人には、全幅の信頼を寄せていました。スペイン訪問でまた一皮むけたことも功を成しています。

ところがチュン太に関しては、合格点ではあるものの、まだ俳優としての底を見せいていないのではないかと、卯坂さんは冷静に観察していました。

自分の才能に興味ないタイプ


「ウサ、お前あの猫ちゃん気に入ってるだろ」

卯坂さんの考えを見透かすようなアリス先輩は、チュン太に対しての複雑な感情もくみ取っていました。

「あっち(チュン太)は生まれ持ったモンなんかどうでもいいって感じ」

「何か通じるところでもありますか」

「俺は俺。まあおもしろくはないな」

チュン太の才能に対して、ほんのりと自分との近さを匂わせるアリス先輩。出し惜しみをしているのかムラがあるのか…と、チュン太のことを分析します。

稽古中、即興で曲を作って弾き始めるアリス先輩の音に呼応するように芝居をする高人。そんな高人の芝居に引っ張られるようにチュン太はアドリブで対応します。

吸い寄せられるように高人の腕を強くつかみすぎたチュン太は、ハッとして謝りました。

「さすがですね」

アリス先輩の手腕に卯坂さんは真顔になりました。じっとチュン太と高人を見つめます。アリス先輩は、この芝居を見ただけで、チュン太についてズバリと明言しました。

「俺に乗ったのは猫ちゃんだけ。あっちは力のふり幅も猫ちゃん次第ってとこか。自分の才能に興味ないタイプ。そんな奴いるんだな」

俺は欲求不満なのか?


稽古が終わり自宅に帰った高人は、ビールを飲みながら、さっきチュン太に掴まれた腕を見つめます。

あの時のチュン太の表情は、いつも自分を求めるときのオスの顔だったことに、今さらドギマギするのでした。

(俺は欲求不満なのか。お前は違うのか?)

セックスレスになってしまったことをずっと気にしている高人は、ビールの勢いも手伝い、一緒にお風呂に入ろうと誘います。

しかしあっさりと断られてしまい、ブチ切れた高人は、多少強引にチュン太を風呂場に連れて行きました。

背中を流しながら、チュン太のモノが思い切り反応していることに気づいた高人。でもいい感じになってきたところで、チュン太は唐突に中断して先に風呂から出ようとします。

必死で引きとめる高人は、いつかチュン太が風邪をひいたときのように口でご奉仕しはじめます。

高人の誘いを拒絶するチュン太


夢中になるほどぼんやりして、舐めながら自分で後ろをほぐしはじめる高人。

「勘弁してください」

チュン太は高人から離れて顔を覆います。本当にやりたくないのだと感じた高人はそれ以上はもう何も言えません。

(俺、みっともないな)

ふとチュン太は高人を指で気持ちよくさせようとバックハグします。

「ここ疼くんでしょう。ちゃんと気持ちよくします。優しくしますから」

(ふざけんな、俺ばっかりやりたいみたいな!)

思っていても快楽には抗えず、されるがままの高人。なんで抱かないのか頭の片隅に思いながら、チュン太の指でひとりでイかされるのでした。

いっぽうジェンダーレス男子ナイト君は、組員たちの前でノリノリでセリフの練習をしていました。チュン太狙いのナイト君は、チュン太との撮影に向けて張り切っています。

しかしその演技は、組員達にもあまり評判はよくありませんw

「業界内でごり押しはできても、天使様(チュン太)はどうするんだよ。惚れた腫れたはどうにもなんねえぞ」

チュン太に肩入れしているナイト君を心配(?)する組員たち。しかしそこももう対応済みです。組には風俗嬢から譲り受けた怪しい白い粉が用意されていました。

めんどくさい客に使ったら発情期のサルみたいになって楽だった、と言う風俗嬢持参の怪しい粉。

「もしもの時は、坊のために猿になってもらうか。東谷準太」

感想まとめ


アリス先輩が一目で高人とチュン太の芝居を見抜く姿は、やはり音楽界で世界的に活躍する人だなと思いました。

俳優とミュージシャンという別ジャンルであっても、同じ芸術家同士。1を10にする仕事ではなく、0を1にする仕事に就く人の感覚は研ぎ澄まさているのでしょう。

即興音楽を通して、乗ってきた高人と乗ってこなかったチュン太を評するのも、アリス先輩ならではの手法です。

そしてそれは、めぐりめぐって卯坂さんのサポートになっているのも何とも素敵だなと思いました。

卯坂さんもチュン太の芝居の底が見えないと、物足りなさを感じています。チュン太は自分の才能に無関心でこだわらないタイプです。

良くも悪くも相手に応じて芝居ができて、そしてその相手が高人であればあるほど、ひっぱられるように花開くチュン太。

とはいえまだ自分で無意識にブレーキを踏んでいる状態というイメージでしょうか。

もしチュン太が自分の才能に興味を持ち始めたら、さらに大きく役者として化ける可能性が高いはずです。これはすごく楽しみです。

チュン太と高人のセックスレス問題。今回は高人さんがかなり頑張って誘ったのに、かわいそうな結果になってしまいました。

それまで隙あらば!という感じだったチュン太のあまりの急な変貌に、高人が悶々として悩むばかりでお気の毒すぎます。

チュン太としては、スペインで一皮むけて芝居もより磨きがかかった高人が眩しくて、、俳優として恋人としてちょっとどうしたらいいのか分からなくなってる感じなのかな。

今さらながら、あまりにも強く高人に心惹かれるものだから、いろんな意味で自制できなくなりそうで、芝居もセックスも同様にブレーキを踏む感じ?でしょうか。

さらに不穏なのは、演技力に疑問符がつくナイト君、本人の意思とは別に怪しい白い粉末が出てきました。芸能界の闇こわーい。

用心深いチュン太のことだから、そう簡単には引っかからないと思いますが、あっちには有能なマネージャーがいるからちょっと心配です。

今は自制しているチュン太なので、爆発しちゃったら大変!爆発する相手は高人であってほしいものです。

次回は7/7発売のマガジンビーボーイ8月号です。6月号と7月号はお休みです。

それではまた次回の感想でお会いしましょう。

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