世界一初恋小野寺律の場合31話の感想です。コミックス16巻のネタバレを含む感想になるのでお気をつけください。

高野さんへの気持ちを自覚したりっちゃん。高校時代の清宮くんに告白されても、気持ちは揺るぎません。清宮くんは高野さんを信用できないとバッサリ。

高野さんに「俺のこと好きなの?」と聞かれると素直になれないりっちゃんですが、ちゃんと好きだと伝えようとようやく心に決めました。前回の復習はこちら。

世界一初恋15巻小野寺律の場合30話 ネタバレ感想

それでは以下、中村春菊先生の「世界一初恋」小野寺律の場合31話の感想です。※ネタバレ注意です。

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世界一初恋小野寺律の場合31話 感想 ネタバレあり


イギリス時代に通っていたカフェ


イギリスの高校時代。カフェで清宮くんとお茶していると、りっちゃんが1人になったタイミングで女の子にナンパされてしまいました。

あたふたしてしまい女性をうまくかわせずにいると、さらりと断って助けてくれた清宮くん。

真面目なりっちゃんは、この手の軽いコミュニケーションが苦手で、とっさに女の子相手に機転の利く言葉など出てこないのでした。

「律さ、彼女作る気はねーの?まだふっきれれてなかったりする?」


「いや、それはもう」

「あの子は?いつも日本から電話かけてくる子いるじゃん。許嫁だっけ」

「杏ちゃんはただの幼馴染だって。俺のこと心配してくれてるだけで、全然そういうのじゃないから」

りっちゃんが逃げるようにイギリスの高校に転入した後も、杏ちゃんは気にかけてちょくちょく連絡をくれていたようです。

もうしばらく恋愛はいいかなと消極的なりっちゃん。そんなりっちゃんに、清宮くんも特に強制はしません。

過去の辛い恋を知っているからこそ、清宮くんは友達としてりっちゃんをそっと見守ってくれていたのです。

俺がちゃんとしないから2人とも傷つけてしまった


高校の頃の夢を見ていたりっちゃんは、清宮くんからかかってきた電話で目覚めました。体調ももうすっかりよくなったようです。

「悪いんだけどこの後、途中まで荷物持ってきて欲しいんだけど」

フットワークの軽い清宮君は、もうウィークリーマンションの手続きも終えていました。

荷物を受け取りついでに昨日のことで、ちゃんと話したいとりっちゃんと会うことになります。

同時に高野さんからも出張先の仕事がずれ込んで到着が遅くなると連絡がありました。

(尚も高野さんも、俺がちゃんとしないから2人とも傷つけてしまった)

清宮くんの荷物をまとめながら、妙に片付いていることに気づくりっちゃん。

(最初から出ていくつもりで準備をしていたんだ…。荷物を持ってきてっていうのも、家に入るのを遠慮してくれたからだ)

清宮くんは、りっちゃんが家に自分を入れるかどうか悩むだろうからと考えて、荷物を持ってきてとわざと頼んだのです。

りっちゃんは、今になって改めて清宮くんの優しさに気づくのでした。

お前本当に昔からあいつのことばっかりだもんな


荷物を手渡しに行き、カフェに入った2人はイギリス時代を思い出します。

すると清宮くんは衝動に任せた自分の昨夜の行為を謝罪しました。りっちゃんもあわてて殴ったことを謝ります。

そこでも清宮くんは、高野さんのことをまったく信用していないし、何がいいのか分からないと繰り返すのでした。

「それ誤解なんだ。ごめん!全部ちゃんと話す」

りっちゃんはここまでの経緯をすべて清宮くんに話しました。自分が勝手に誤解して日本を飛び出してしまったことや「織田」律の件など。

「なーんだ。やっぱ最初から俺が付け入る隙なんかなったじゃん」

あきれた清宮くんはため息をつきます。でも結局は、りっちゃんが高野さんをずっと忘れられなかったということに尽きるのです。

「さすがに今日は俺も無理だってわかったよ。お前本当に昔からあいつのことばっかりだもんな」

清宮くんはすっかり親友モードに戻っていました。そして、りっちゃんがまだ高野さんに告白もしていないことをつっこみます。

今日にでも高野さんには話す、と慌てるりっちゃん。それにはまずは清宮くんとちゃんと話したかったのだとうつむきます。

和解して親友に戻ったりっちゃん&清宮くん


「前に高野さんと付き合うデメリットがあるって言ったの覚えてる?あれ脅しじゃないから」

「うん…」

「だってお前、将来家を継がなきゃとかあるんだろ?男と付き合うとか必ずぶち当たる問題になるぞ」

「その通りだと思う。それも含めてずっと考えてたんだけど、でもやっぱり俺は今は自分の気持をはっきり伝えたい。俺がそうしてこなかったせいで傷つけてから」

もう遅すぎるかもしれないけど、と弱気になるりっちゃんを清宮くんは励ましてくれます。

「好きなら好きって言えばいいだけだろ。とりあえずブチ当たれよ。それで失敗したら次に進めばいいだろ。いい加減、腹くくれよ」

清宮くんは、励ましたり叱ったり背中を押したり、きちんと親友としてふるまってくれます。

「俺、律と今まで通り友達でいたいんだわ。調子よすぎかな」

「そんなことない!」

「ラッキー、じゃ和解の握手」

2人は高校時代のような親友に戻ることでさわやかに別れます。

諦められないって、あんただったら分かるだろ


りっちゃんと別れた清宮くんは、出張帰りの高野さんと駅でばったり会ってしまいます。

すごいタイミングで再会した2人は、清宮くんの提案で少しだけ立ち話をすることになりました。高野さんは「特に話すことはないんですが」と当然のクールな反応です。

「さっき、律に振られてきました。律の家を追い出されたんで、一応伝えておこうと思いまして」

「そうですが、わざわざどうも」

「簡単にあきらめることができる程度なら、律から手を引いてください。振られはしましたけど俺は律のこと変わらず好きですし、あいつを本気で好きじゃないやつには渡したくないんで」

「保護者か」

「あーもはやそうなのかもしれないっスね」

「俺は小野寺をあきらめたりしねーから」

はっきりキッパリ言い放った高野さんも、本当は自分の知らないりっちゃんの10年を知っている清宮くんには敵わないかと思ったこともありました。

りっちゃんは清宮くんを心から信頼しているし、だからあきらめたほうが楽かもしれないと弱気にもなっていました。でも…。

「諦めたらよかったのに」

「諦められないって、あんただったら分かるだろ」

まっすぐな高野さんの想いに、清宮くんももう降参するしかありません。去っていく高野さんの背中に「がんばれよ」とつぶやいて、清宮くんの気持ちにはケジメがつくのでした。

小野寺、好き


自宅に向かいながら高野さんは考えます。清宮くんを振って、そのあとでりっちゃんは自分と何を話そうとしているのか。

高野さんは、これまでのことを話したいと必死に訴えるりっちゃんを思い出し、もしかしたら…と期待します。

マンションの前で待ち構えていたりっちゃんを見て、部屋に誘う高野さん。

(今このタイミングで話していいんだろうか、やっぱり改めたほうが、いやでも…)

高野さんの部屋で飲みながらぐるぐると考えるりっちゃん。

「さっき清宮さんに会った。お前から全部聞いたって」

その流れで、りっちゃんも口を開きました。

「ああいう風に言ってしまったのは、高野さんが嫌とかじゃなくて、仕事とか家とか世間体とかいろんなことを考えてしまって。要するに傷つきたくなくて自分の気持ちと向き合うことから目をそらしたかったんです」

10年前のようにぜんぶとっぱらって、自分の感情のままだけで動くなんて、大人になったりっちゃんには無理だったのです。

「俺臆病なんで、昔のようになるのが怖くて。でもそのせいで高野さんに迷惑をかけてしまって、すみません」

清宮くんへの気持ちは友情だけだと言うりっちゃん。高野さんも、この間無理矢理ヤッてしまったことを謝ります。

(このタイミングで好きとか言うのも何かおかしい気がする。そういう雰囲気じゃないし!?)

告白するタイミングを失い、でも高野さんを繋ぎとめたくて、ぐるぐるした挙句に業務報告のような口調になるりっちゃん。

高野さんは思わず吹き出してしまいます。

「まーこれがお前の精一杯か」

「高野さん!!」

「小野寺、好き」

告白するつもりが、逆に告白されてしまったりっちゃんは固まってしまいます。そのまま高野さんは触りたい、キスしたいと迫ってきて、りっちゃんは素直に受け入れました。

そのまま押し倒されたりっちゃんは、高野さんに口でされてすぐにイッてしまいます。高野さんにも同じことをして「スゲー気持ちいい」と言われると嬉しいりっちゃん。

「この後どうする?」

「…入れてください…」

りっちゃんはなんだか胸がいっぱいになってしまって、何度もすぐにイッてしまいます。高野さんもりっちゃんも幸せそうなまま、2人は何度も愛し合うのでした。

りっちゃんが完全に恋に堕ちるまであと少し!!


翌朝。

「体、大丈夫?」

「すみません。ここは嘘でも大丈夫というところなんでしょうけど、大丈夫じゃないです」

もう体が動かなくなっているりっちゃんに、高野さんは「結局何回したんだっけ」と数えてみる始末w

キスマークだらけの体を見たりっちゃんは、とりあえず今日が日曜でよかったと安堵しました。とはいえ高野さんの機嫌が良くなったものの、まだ好きだと言葉では伝えられていません。

いうタイミングを見計らっている間にベッドになだれ込んでしまったことを、いまさらながらに後悔するりっちゃん。

(だめだとにかく言わないと!そうでないと全部また中途半端になる。ムードももう関係ない!)

開き直ったりっちゃんは、キッチンへダッシュして雑に告白しようとします。

「高野さん!えっと俺その高野さんが好…」

「いや、今それいーから」

「え?」

「お前、今俺に告白しよーとしてんだろ。昨日言えなかったから今どさくさに紛れて言ってしまえっての、どうかと思うんだけど」

少女漫画の編集者として、そんな適当な告白は許さないと編集長から厳しい指導が入りますw

「乙女ちっくでロマンチックで、言われただけでヤダーキャー結婚してー!って思わせるシチュエーション作ってみろよ」

「無茶言わないでくださいよ!」

「編集者のくせにそんなこともできねーのかよ」

「わかりましたよ!お望み通りのものをご用意しましょう!!」

「わーマジでーうれしー」

噛みつくりっちゃんに棒読みな高野さんw

りっちゃんが完全に恋に堕ちるまで、あともう少しです。

世界一初恋31話 感想まとめ


結局りっちゃんの「好きです」はおあずけとなりましたが、高野さんがりっちゃんの気持ちを汲み取って自信回復して、告白をからかうような関係になりました!

これはすごい進歩だと思うんですけどどうでしょう!?感無量です。

だってあのぐるぐるネガティブりっちゃんが、開き直ってやっつけ仕事みたいな勢いで雑にw告白しようとするとか、あのりっちゃんがですよ!?ファーーー!!

高野さんもその気持ちをじゅうぶん受け止めているし、もうラブラブなカップルの朝そのものじゃないですか。

りっちゃんもイヤイヤ言わずに「入れてください」とか言っちゃってるし。自らお口でご奉仕しちゃってるし。何回もイッちゃってるし。

若干キレ気味に告白しようとするりっちゃんにはじわじわきますがw

ただし、まだ油断はできません。

高野さんが、今ここでりっちゃんからの告白を聞いておかなかったことを後悔しない展開にならないといいな。

またりっちゃんがネガティブ発揮してずるずる言えないまま、高野さんが不憫にならないといいな。

これまで散々待たされたんだから、りっちゃんには超ロマンチックな少女漫画展開の愛の告白を正座して待ちましょう。

もうりっちゃんが完全に恋に堕ちるまでのカウントダウンが、具体的な日数じゃなくて「もう少し」まできましたからね。

清宮くんも後腐れなく爽やかに去ってくれて、ちょっと強引なところもあったけど、結局はとてもいい男でした。

めんどくさいりっちゃんを高校時代ルームメイトとして支えてくれて、立ち直るまで見守ってくれていたんですもんね。いいやつに決まってます。

高野さんが清宮くんにはずっとクールな丁寧口調だったのが、今回最後に「あきらめられない」とりっちゃんへの気持ちを口にするときは、対等な男としてタメ口になっていたのもぐっときました。

最後に、高野さんがりっちゃんを信用して、新人漫画家を任せたいと言っていました。

この新人漫画家(デビューを目指すプレ漫画家?)が、もしかしたら新キャラとして出てきて何か巻き起こすのでしょうか。

一応2人の気持ちは通じ合った状態なので、今後は告白シチュを整えて紅白して、そのあとりっちゃんの家の問題などの重たい話に入っていくのかな。

小野寺出版の御曹司ですからね。跡取り問題は避けては通れない話題です。りっちゃんパパは小野寺出版をどうするつもりだとお考えなのか。。。

ところで最近またちょっと中村先生の絵柄が変わっているようで、特に髪型のせいなのか、高野さんもりっちゃんもさらに若返っている感じがします。これはこれでまたいいなと思ったり。

私はりっちゃんのながーいまつ毛が地味に大好物だったりします。特に目を伏せた時のふさふさまつ毛がキレイで好きです。

前回の伊集院先生と柳瀬優のキャーキャー急展開は次号で最新話が読めるでしょうか。こっちもすっご気になるカップルです。

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次回は2020年12月末発売のエメラルド冬の号です。

それではまた「世界一初恋」32話の感想でお会いしましょう。

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