花恋つらね39話の感想です。ネタバレになるのでお気をつけください。

ラブラブだったのもつかの間、兄たちに2人の関係がバレてしまい、別れを促される源助&惣五郎。名門の家柄に生まれついたことによる後継ぎ問題にいきなり直面します。

別れずに兄たちを説得しようと前向きな源助に対して、惣五郎は今後のことを考え、重く受け止めすぎて悩んでいました。前回の復習はこちら。

花恋つらね6巻38話 ネタバレ感想

それでは以下「花恋つらね」39話のネタバレ感想です。

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花恋つらね6巻39話 感想 ネタバレあり


まずは協力者を作ることから


蔦丸と武市に交際を反対されてから半月が経過しました。

どうにかなる!と力強く抱きしめてくれた源助の言葉を信じたい惣五郎。しかし実際今は公演中のため、なかなか源助と相談もできず、時間だけが過ぎていきます。

状況は何も変わらじ。なんの糸口も見えないまま、惣五郎は悶々と不安な日々を過ごしていました。

「提案なんだけど、まずは俺らがゆっくり会える環境を作るためにも、協力者を作るってのはどう?」

武市が出番で楽屋にいない時を見計らって、源助がこそこそと惣五郎に耳打ちします。

その考えにとりあえず乗った惣五郎は、源助の提案を受けてみることになりました。

高校の同級生と秘密の共有


休演日、源助と惣五郎は、大学生になって一人暮らしを始めた西田君のところへ2人して遊びに行きます。

モデルの西田君の実家はどうやら金持ちらしく、ご両親がヒトロ君のために、部屋数多めの大きなマンションを買ってくれていました。

高校の卒業旅行から1か月しか経っていないけれど、ヒロト君も来ていて、仲良し同級生4人が集まった形です。

「え?武市さんと兄貴にバレたのか…」

2人の交際を知っているヒロト君は驚きます。隣で普通に聞いていた西田君は、口をぽかんと開けたまま固まってしまいました。

「いやちょっと待て!まず源助と惣様って付き合ってたの!?」

西田君的には初耳なわけで、驚くのは当然です。ちなみに男同士ということにまったく動じないのは、やはり業界人だからでしょう。

2人はヒロト君にはバレたいきさつを説明し、これで晴れて西田君も秘密を共有する仲間となりました。

「そんで?おれらに相談って?」

「兄貴たちにバレてからうちに惣五郎を呼ぶのも難しくてさ。おれ顔を合わせるたびに別れた?って聞かれるし」

「武兄も楽屋で会うたびに、どうなった?って顔して見てくる」

別れろの一択しかない兄貴2人。源助も惣五郎も、家では気が抜けない状態なのです。

西田君、超いいやつ!


「それでちょっと協力してもらえねえかなって」

デートじゃなくて友達(ヒロト君&西田君)と遊んでるということにして口裏を合わせてほしい、というのが、源助&惣五郎からのお願いです。

さらに、会う場所がほしいから、西田君の部屋を1つ貸してほしいと頼みます。家賃ももちろん払うつもりです。

源助的には自分が一人暮らしをしようかと考えましたが、今のタイミングだと蔦丸さんに絶対に阻止されてしまうのです。

「余ってる部屋を使う予定もないし、源助に頼み事されるのなんて初めてだし、マジで困ってんだろ。いいよ」

西田君はあっさりとOKしてくれます。いいやつ~!2人が付き合っているのも今聞いたばかりなのに、いいやつすぎてぐっと株が上がるのでした。

菊右衛門さんの背負っている悲恋


「課題は山積みだけど、とりあえず今日は1歩前進したってことで」

西田家から帰宅途中で、笑顔を見せる源助。惣五郎は源助のアイデアに驚きつつも、源助がちゃんと考えて動いてくれていることに感動しています。

(俺も焦っているだけじゃだめだな)

少し前向きな気持ちになってきた惣五郎は、自宅に帰ってからも、自分も何か良い方向に進むためにできないかと考え始めます。

武市兄たちを説得といっても「別れないから認めてください」と言うだけでは、ダメと言われておそらく平行線のままです。

(納得してもらうだけの材料ってなんだ?おれたちがこのままでもいいって思ってもらえるような材料…)

居間に向かい、今月の舞台のDVD録画をチェックしている菊右衛門のとなりに座って、一緒に見始める惣五郎。

DVDの中で見る菊右衛門は、ものすごく美しくかっこよく輝いています。

それこそ惣五郎に祖父ほどの実力があれば、みんなに「お前の好きなようにすればいい」と納得してもらえるかもしれません。

でも今の段階でその可能性はゼロ。そこへたどりつくには何十年も経験を積んだ後のことなのです。

DVDを見るうちに、惣五郎は、自由のきかない身分の花魁と自分を重ねて考えます。

(自由がないんだよな。もしこの家に生まれてなかったら…って考えても意味ないか。そうなったら源助とも知り合ってないだろうし)

舞台のストーリーは、花魁が恋人を選べず命を落とすという悲しいお話です。花魁と自分を重ねた惣五郎は、思わず口にしてしまいました。

「ねえじいちゃん。八つ橋(花魁)が最初から栄之承(恋人)だけを選べたら良かったのにね」

「なんだい急に」

ハッとして慌ててごまかす惣五郎。しかし菊右衛門はお見通しでした。なぜなら自分も昔、この役と自分自身を重ねたことがあったからです。

ずっと源助が、顔だけではなく声や言葉さえも、寿一郎に似ていると感じていた菊右衛門。でもまさか、自分たちと同じような“気持ち”まで似てしまうなんて、想像もしていませんでした。

(あの手を取らなかった時のことを、またこんなにも思い出す日が来ようとは)

花恋つらね39話 感想まとめ


おお…やっぱり菊右衛門さんの心の奥底には、いまだ寿一郎さんのことがずっと引っかかっていたんですね。。。

寿一郎さんからまっすぐに差し伸べられた手を取らなかった、取れなかった、あの若き日のことを。切なく哀しく終わった恋のことを。

だからこそ、惣五郎と源助を別れさせようとは、菊右衛門さんにはとても動けないのでしょう。

若き日の自分たちと同じような哀しみを背負わせたくないという気持ちから、今のところ2人の関係を静観して、様子見しているんじゃないかな。

兄たちは騒いでしまっていますが、菊右衛門さんとしては、今すぐどうこうせず、しばらく2人を見守る方向で…とか考えていそうです。

ところで西田君、実はめっちゃいいやつですね!

仲良し4人のうち、1人だけ知らされていなくてショックだったでしょうに、部屋の件をすぐにOKしてくれました。やはり持つべきものは友です。

源助のこれまでの行動が、西田君の信頼を育んでいたというのもあるでしょう。めったに頼み事をしてこない人だからこそ、真剣みが伝わります。

ヒロト君も口が堅そうだし、4人とも芸能人ということもあって、これからも協力しあって厳しい芸能生活を乗りきっていってほしいです。

西田君やヒロト君に何かあったら、今度は源助や惣五郎が助けてあげる番ですからね。

惣五郎が、最初はネガティブに考えて悪夢まで見ていたのに、前向きな源助に影響されてポジティブに考えつつあるのはすごく素敵な変化だなと思いました。

どちらかというと惣五郎のほうがあれこれと思い悩むタイプだから、源助には猪突猛進な感じでこのままグイグイと進んでほしいです。

菊右衛門さんがGOサインを出せば、必然的に兄たちは黙ることになると思いますが、はたしてどうなるか。

だいたい、家で顔を合わせるたびに蔦丸兄に「別れた?」って聞かれるなんて、源助としても家の居心地が悪いはずです。うんざりしそう。。。

なんとか交際を認める…までは難しくとも、渋々でも「黙認」もしくは「スルー」してもらえるようになるといいのですが。

次回は11/14発売のディアプラス12月号です。

それではまた「花恋つらね」40話の感想でお会いしましょう。

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