純情ロマンチカ53話の感想です。雑誌エメラルド最新話でコミックス25巻のネタバレ感想なのでお気をつけください。

ついに兄の孝宏にウサギさんとの付き合いについて話そうと決意した美咲。先にキスしているところを見られてしまいますが、何とかウサギさんへの真剣な気持ちを伝えます。

驚く兄はすぐには現実を受け止めきれません。謝る美咲に、それでも孝宏は「信念を貫きなさい」と一喝するのでした。前回の感想はこちら。

純情ロマンチカ25巻52話 ネタバレ感想

それでは以下、中村春菊先生の「純情ロマンチカ」53話の感想です。ネタバレにご注意ください。

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純情ロマンチカ53話 感想 ネタバレあり


藤堂家で卒業旅行の打ち合わせ


卒業はほぼ確定している中、美咲は卒業旅行の打ち合わせのために藤堂家を訪れます。

張り切っていろんな料理を作ってくれた美咲に、藤堂くんは男子大学生らしく目をキラキラさせて喜んでくれるのでした。

時期的に温泉旅行を考えている2人は、ネットを見ながらあれこれと行き先を話し合います。

藤堂くんと平穏無事に流れていく日常に、このところ兄とウサギさんのことでいろいろあった美咲は、内心ほっとしていました。

あの後、孝宏からは何の連絡もありません。

(言いたいことは全部言ったし、あとは兄ちゃんがどう思うか次第だから待つしかないんだけど)

待つことしかできない美咲は落ち着かない様子です。

私は美咲君の味方だからね。


そこへ兄嫁から電話がかかってきました。義姉は孝宏の家での様子も話してくれました。

ウサギさんとのことを否定も肯定もしなかった孝宏ですが、あれからやはり自宅では動揺しているようで、あきらかに普段とは違っているようです。

「これは孝宏さんが自分で乗り越えないといけない問題だから、私からは何も言わないでおこうと思って。もちろん相談されたら自分の意見は言うつもり」

義姉さんは美咲にはっきりと力強い言葉を向けました。

「私は美咲君の味方だからね。何かあったら遠慮なくいってね」

「うん分かった。ありがとう」

美咲はひとりでも味方がいるという事実が嬉しくて、暖かい気持ちになるのでした。

そのたびに美咲が好きになっていった


丸川書店に内定をもらっている以上、決まりとしてバイトは4月までは続けることができません。美咲は4月までできる短期バイトを探そうと思っていました。

いっぽうウサギさんは、孝宏に呼び出されていました。カフェで会って対峙する親友2人。

「今回のこと、あんな形でお前に知らせることになって本当にすまなかった」

ショックを与えたことを謝るウサギさん。親友として、これまでの経緯をウサギさんからも説明します。

昔好きな人がいたこと。叶わない恋だと確定したときも受け入れたこと。覚悟していたし最初から諦めていたこと。

だけどその時、美咲が泣いてくれたこと。自分のために泣いてくれる人がいるなんて思っていなかったこと。

「その時から、俺にとって美咲はかけがえのない人間になっていたんだと思う」

「好きな人って俺が知っている人か?」

「いや」

ウサギさんは、好きだったのが孝宏だということはずっと伏せておくつもりのようです。

美咲とのことは正しいことなのかと何度も考えて、一緒に暮らしている間、何度考えても気持ちは変わらなかったウサギさん。

「そのたびに美咲が好きになっていった」

美咲への真剣な気持ちを孝宏に告げます。孝宏ははじめて親友から聞く言葉の数々に、少なからず動揺してしまうのでした。

ウサギさんと孝宏の親友2人


学生のころ、決して他人に心を開かなかったウサギさん。でも孝宏には心を開いて親友としてずっと付き合ってきました。

「お前は俺にとって一番大事な親友だし、俺を裏切るようなことをする奴じゃないとも思ってる」

「それは今でもそうありたいと思っている」

ウサギさんが美咲とのことを今まで黙っていたのは、美咲が口止めしていたからです。

でもそのうち、美咲はウサギさんと一緒にいるにはどうすればいいのかを考えるようになっていきました。

話すのに時間がかかったのは、それだけ美咲にとって兄である孝宏が大事だったから。

「それでもあの日、美咲は意を決してお前に俺とのことを伝えようとしていたんだ」

俺は美咲を一生大切にする。


カフェを出て公園を歩く孝宏とウサギさん。孝宏はずっと美咲には平凡で普通の幸せを手にしてほしいと思っていました。

「俺の考える幸せが、美咲にとっての幸せとは限らないってことだよなぁ」

ひとりごとのようにつぶやく孝宏。そしてふりかえりざま、思いきりウサギさんを殴ります!

殴ればすっきりするかもしれないと思った孝宏ですが、暴力は何も解決しませんでした。反省して謝罪する孝宏に、ウサギさんは「殴る権利がある」と告げます。

そして真剣な口調で覚悟を口にしました。

「俺は美咲を一生大切にする。何があっても必ず幸せになる。俺の親友のお前に誓う」

ウサギさんがでいないことは絶対に口にしないということを昔から知っている孝宏は、降参するしかありませんでした。

俺にとって美咲は世界でただ一人の特別な人間なんだ


帰宅後、殴られて口の端が切れているウサギさんを見て驚く美咲。孝宏に会って殴られたと話すウサギさんは冷静です。

「マジで?俺だって殴られたことないのに」

美咲は温厚な兄が人を殴ったことに驚きを隠せません。

「それで、兄ちゃんなんて言ってた?」

「別れ際に、ひょっとしてこれが娘を嫁にやる父親の気持ちなのかなって言ってた」

さらに「美咲を傷つけたり悲しませたりしたら、一生許さない」と言われたとウサギさん。ウサギさんはもちろん「問題ない」と孝宏に答えたようです。

そんなやりとりを聞いた美咲は、まるで結婚の許しを得に行ったような気がして、ビビッていました。

(でもこれってほんの少しでも兄ちゃんに許してもらえたってことなのか?)

ウサギさんと孝宏が仲違いするのは嫌な美咲は、兄のフォローも忘れません。孝宏は本来は人を殴るような人ではないのです。

一生懸命かばう美咲を見て、ウサギさんは微笑みます。

「孝宏もお前も本当にお互いブラコンだな」

「ちげーよ!兄ちゃんはともかく俺はそんなんじゃねーし」

慌てる美咲に、ウサギさんは改めて口を開きました。

孝宏に片思いしていた時は、誰かを押しのけてまで孝宏を手に入れようとは思っていませんでした。でも美咲と出会って、ウサギさんの中で初めての感情が芽生えます。

自分の中でこんな感情が生まれてきたことに驚くウサギさん。こんなにも美咲を好きになるとは、出会ったときには思いもしなかったからです。

「お前を誰にも渡したくない。俺にとって美咲は世界でただ一人の特別な人間なんだ」

美咲に恋をしていると再確認したウサギさんに、美咲は真っ赤になってしまいます。

やられたら可愛らしくやりかえす美咲


「美咲、したい。する?しない?」

「…する…」

一緒にお風呂に入る2人は盛り上がります。美咲を背後から責めて、イキそうになると押しとどめるウサギさんはいじわるです。

「ちゃんと入れるまで我慢しろ」

美咲がやっとイカせてもらえても、敏感なところをあちこちいじられて遊ばれてしまいます。

やられっぱなしでムッとした美咲は、勢いよくふりかえってウサギさんにキスしました。前歯がぶつかったのはご愛敬です。

「仕返しだ!傷口沁みただろ、ざまあ!」

「どうしてお前はこんなに可愛いんだろうな。ムカつくくらいに」

スイッチが入ったウサギさんは後ろからガンガン責めます。

とんでもない恥ずかしい恰好をさせられても、ウサギさんを好きな気落ちがどんどん積み重なっていく美咲。

「美咲、まだ足りない」

「うん。俺も…」

熱い夜が過ぎると、冷静に後始末の洗濯をしている美咲は、毎度のことに青くなっていました。

そこへかかってきた兄からの電話は、落ち着いて食事しながら話そうという提案でした。会う約束をする美咲は、まだ少し浮かない顔です。

(ただ、何を言われても今度こそ大丈夫)

どんなに美咲の周りが変化していっても、孝宏のことが大事だという気持ちは変わりません。当然ウサギさんを好きだという気持ちも変わらないのです。

必要なら何度でも兄に自分の気持ちを話すつもりで、美咲には今それしかできません。そうすればきっといつか分かってもらえる。美咲は兄のことも信じているのでした。

美咲がリビングに戻ると、編集の相川さんが、電話にも出ないウサギさんの首を締めあげているところでした。

「間に合わないことは確定していたのだから問題はない」

「あるだろ!!!」

開き直るウサギさんは美咲と相川さんの両者から突っ込まれるのでした。

純情ロマンチカ53話 感想まとめ


ウサギさんと孝宏の対峙シーン。いろんな気持ちがこみあげてきて、ここまで長かったけどウサギさんの誠実で真剣な言葉がストレートでジーンときました。

っていうか本当に、父親に結婚の許しをもらいにいったくらいの勢いのウサギさんでしたね。それくらいの覚悟があるということを孝宏に見せたかったのでしょう。

昔の好きな人=孝宏だと本人に言わずに濁したのは、ウサギさんの大人の判断として大正解だなと思いました。

今それを孝宏に言う意味なんてないし、言ったら孝宏は余計い混乱してキャパオーバーで倒れてしまいそうですから。

義姉の言葉にはこちらも心強くてほっとしました。たったひとりでも分かってくれる人がいるというのは、美咲にとって大きな支えになります。

ウサギさんの真剣な気持ちを聞いたうえで、1発思いきり殴ったことだし、孝宏の心ももう決まったのではないでしょうか。

自分の考える幸せが人の幸せとは限らない。これは価値観の押し付けが起こりがちな現代において、胸に刻んでおきたいことですね。

孝宏の言葉に、自分が誰かを傷つけていないかどうか、今一度考えないといけないなと思いました。

ところで美咲の4月の入社までの短期バイトがどうなるのか気になりますね。また違う人間関係が出てきそうでちょっとワクワクします。

次回は2021年4月末発売のエメラルド春の号です。

それではまた純情ロマンチカ54話の感想でお会いしましょう。

追記)エメラルド春の号の感想を書きました。

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