ギヴン7巻柊mix9話のネタバレ感想です。コミックス7巻の感想になるのでネタバレにお気をつけください。

柊からバンドのギターのサポートを引き受けた立夏は、真冬の元カレである由紀が遺した曲を完成させたいと頼まれます。しかしそのせいで疎外感を感じる真冬。

いっぽう柊のもう一人の幼馴染シズちゃんは、柊自身も由紀を好きだっただろうと指摘します。柊は否定し好きなのはシズだと告白しますが…。前回の復習はこちら。

ギヴン7巻柊mix8話 ネタバレ感想 キヅナツキ

それでは以下キヅナツキ先生の「ギヴン」柊mix9話のネタバレ感想です。

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ギヴン7巻柊mix9話 感想 ネタバレあり


由紀は俺にとって聖域だったから


(由紀にあこがれてた。いっとう特別な存在だったけど、あいつとどうにかなりたいなんて思ったことはない)

柊は部屋でひとりで由紀のことを思いだしていました。

(由紀が真冬の手を取って、2人で世界が完成して、その光景は自分とは関係のない世界に思えたし)

だからこそ、いまだに由紀の定位置だった場所に立夏がいるのが気に食わない柊。

(あいつらは、由紀は俺にとって聖域だったから)

(とくべつな由紀の眩しさも、由紀の音楽も、客席から眺めているだけで十分だった。玄純のとなりで)

柊にとって特別で憧れの存在だった由紀。シズちゃんが、柊が由紀を好きだと誤解するのも致し方ないことなのです。

思い出のガードレール


一晩中考え込んでしまった柊は、まったく眠れずに具合が悪くなり学校も休んでしまいます。

泣きつかれて短い昔の夢を何度も見て、それもシズちゃんのことばかりです。

ベッドで悶々としていると、立夏からデモを直したという連絡が入りました。スタジオで柊たちの音を聞いて、曲の後半部分を変えたくなったようです。

ゆめうつつで再び子どもの頃の夢を見る柊。小学生のころ、柊は面白半分でガードレールの上を歩いて、そのスリルを楽しんでいました。

シズちゃんと一緒にガードレールの上を歩いて、そのあとひどく大人に怒られたのも思い出です。

柊がガードレールの上を渡ろうとしたのは、子供の頃と高校生になってからの2度ありました。

2度目は高校に入ってからの冬です。柊はふと思い立って、子供の頃みたいに悪いことをしてみたくなったのです。

しかし上に立ったときに見えた夕日の、燃えるようなあまりの恐ろしさに、柊はそこから1歩も動くことができませんでした。

そんな時です。動けなくなった柊の手をそっととってくれたのがシズちゃんでした。いつものあの仏頂面のまま。

由紀が描きたかったこの曲の続きは


そこでハッと目が覚めた柊は、さっき立夏から送られてきたデモ曲を聴くことにします。

何度か聴いているうちに、なぜかストンと腑に落ちる柊。

(あれ?なんか分かっちゃったかも。由紀が描きたかったこの曲の続きが)

由紀が真冬に向けるまなざしが、ただただ平凡に普通に、真冬を好きだったのだということが。

(平凡で特別なこの感情は知ってる。由紀もそうだったのか)

(なんで気づかなかったんだろう。同じとくべつさで、ずっと玄純が好きだったのに)

ギヴン柊mix9話感想まとめ


当たり前にとなりにいてくれたシズちゃんこそが、由紀と同じくらい特別な存在だったのだと、やっと気づいた柊。

柊の気持ちは昔から純粋に特別に、シズちゃんに向いていたんですね。それを今ちゃんと自覚した柊ですが、シズちゃんは誤解したままです。

由紀が生きていた頃の柊の態度を身近に見ていたシズちゃんの目には、あんなにキラキラした瞳で由紀を見ていた柊の気持ちは、あからさまな好意と感じられたのでしょう。

でも柊のそれは、大好きな由紀と真冬が織りなす初恋の完成形・恋人同士の理想形という、憧れの気持ちだったわけです。

いわば「聖域」として、遠くからそっと見つめるだけで幸せだったんですよね。

激しく渇望して、なんとしても自分が手に入れたいと思うことはなかった柊。

自分が積極的に関与したいとは思っていたわけではなく、恋人同士になった幼馴染2人を外野から眺めているだけで十分満足だったのです。

そしてそれができたのは、シズちゃんがいつも、当たり前のようにとなりにいてくれたからです。

由紀が遺した曲には、由紀が普通かつ特別に、真冬を好きだという気持ちがストレートに込められているものだったのでしょう。

しかしその想いをこめた曲が出来上がることなく、由紀は早々にこの世を去ってしまいました。

いわば由紀の遺作となる最期の曲を、真冬の今カレである立夏が仕上げたという事実が、真冬にはどのように響いてくるのかとても気になります。

次回は3/30発売のシェリプラス2021年5月号です。

それではまた「ギヴン」柊mix10話の感想でお会いしましょう。

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