真冬の幼馴染の柊は、立夏にバンドのサポートと、由紀の遺した曲の完成を依頼します。そんなある日、玄純が柊自身も由紀を好きだっただろうと指摘しました。
自分が好きなのは玄純だと告白しますが受け入れられない柊。立夏が完成させた曲を聴いて、改めて玄純への恋心を自覚しますが…。前回の復習はこちら。
ギヴン7巻柊mix9話 ネタバレ感想
それでは以下キヅナツキ先生の「ギヴン」柊mix10話のネタバレ感想です。
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ギヴン7巻柊mix10話 感想 ネタバレあり
ラブラブな秋彦&春樹に突撃訪問!
部屋で2人きりの秋彦と春樹。ラブラブなあまーい時間を過ごしていると、玄関のチャイムが鳴り響きます。せっかく今から!という時に突然の訪問者。
一瞬固まったのち、あっさりと「無視しようぜ」と決め顔の秋彦ですが、春樹に「電気で中にいるのはバレてる」といなされてしまします。
秋彦はしつこいピンポンに苛立ちながら、仕方なく半裸で玄関に出ていきました。
「ふっざけんなよ!おい真冬、お前いいかげん突撃すんのやめろ」
真冬だと思い込んだ秋彦は、確認もせずにそのまま玄関扉をオープン。そこには驚いた表情の立夏が立っていました。
「秋彦~~~結局誰だった?」
奥の方から春樹の声&半裸の秋彦を見て、状況を察した立夏は「とりあえず服を…」と赤くなるのでした。
モタモタしてないで真冬を説得して
「タイミング悪くてすみません」
一応謝罪して家に入れてもらった立夏は、2人に柊のメジャー初ライブのチケットを渡しに来たのでした。
「お前ばっかおいしい思いしてずりーな」
「てか俺らだってデビューすりゃいいじゃないですか!」
「ならモタモタしてないで真冬を説得して」
しれっと言う秋彦に、立夏は思わず熱くなって大きな声を出してしまいます。さらに立夏を煽る秋彦。
「もっとなりふり構わずいけばいいのにさ。なに一丁前に真冬に遠慮してるんだ。ちゃんとボーカルその気にさせろよ」
春樹も、デビューの話はまだ生きているからハッキリさせたほうがいいと穏やかに話します。
今年、4人全員が卒業年。春樹は大学院を、秋彦は大学を、立夏と真冬は高校を卒業します。
「どっちみち、何もかもこれから変わっちゃうよ」
何かしら進路の答えを出す時期に来ているのでした。
結局音楽でひっぱるしかないだろ
「お前はすげえなあ。なんだかんだ一番舞台の近くにいる」
メジャーデビューするバンドのサポートで舞台に立つ立夏をうらやましがる秋彦。
「せっかく舞台に上がるんだし、そこから真冬もひっぱれば?結局いつもみたいに音楽でひっぱるしかないだろ」
まっとうなことを言われてカチンとくる立夏。そんなことは分かっていますが簡単にできないからこそ悩んでいるのです。
「音楽だけの話ですまないから悩んでんだよ!しかも相手はあの謎星人だぞ!?音楽でひっぱれだ!?ライブの日覚えてろ、てめーら2人とも音楽で殴ってやる!」
熱血漢となった立夏にバカ受けして大爆笑する秋彦&春樹。やはり立夏は、ちょっと焚きつけるとすぐに熱く反応する面白い男なのでした。
今のバンド(相手)と心中するってことだもんな
「俺さあ、真冬の不安も上っちのためらいも分かるんだよね」
「?なに急に」
「普通に考えて高校生には酷じゃない?バンドと一緒に今の恋愛も人生にのっかってくるわけじゃん。正気の沙汰じゃないよ」
立夏が帰った後で存分に愛し合った秋彦&春樹は、ベッドで一服しながら話します。春樹には立夏の気持ちがよくわかるのでした。
そしてもちろん、自分たちの問題でもあります。
「別れたらどうするんだろうって」
「俺は自信あるしなあ。そういうのも含めて」
秋彦は、あっさりと自分の人生の選択に自信を覗かせます。もちろん春樹との関係にも。
「でもまだ17歳には重いかもな。だってそれ、今のバンド(相手)と心中するってことだもんな」
玄純に騎乗位の柊(違)
秋彦が春樹とバンドへの覚悟を見せていた頃、いっぽうで柊のほうも、腹をくくったようです。
玄純の暮らすアパートに合鍵を使って入り込んだ柊。深夜なので当然玄純は眠っていました。
柊はかまわず布団の上から玄純に乗っかります。さすがに目覚めた玄純は、そんなことをするのは柊しかいないと気づいて声を掛けました。
「よう」
いつも見上げている玄純を見下ろす形で挨拶する柊ですが…。
ギヴン柊mix10話感想まとめ
柊ミックスだからあまり出番がないかと思われた秋彦&春樹がいっぱい出てきて、しかも甘~い展開でニヤニヤしてしまいました。
立夏が頼るのはやっぱり兄組なんですね。真冬もそうでした。
同じバンドで切磋琢磨してきて、しかも兄2人も恋人同士に発展しているわけだから、立夏としても真冬のことを一番話しやすい人たちです。
今回痺れたのは、秋彦がさらっと覚悟を見せたところです。音楽で生きていくこと、そしてそうすることはつまり春樹と一緒に生きていくこと。
そこへの自信をかっこつけずに春樹の前で、立夏の前で宣言しました。
ヴァイオリンとも向き合い、昔の恋に決着をつけて春樹と共に生きていくことを選んだ時点で、秋彦の覚悟は決まっていたのでしょう。
かっこよさのてっぺん取った感じでした。大拍手!
とはいえまだ17歳の高校生組には重たくて酷な選択になります。
まだ肉体関係にもなっていない高校生の恋人を、今後人生にまるっと乗せて考えるというのはなかなか難しいものです。
でも秋彦は兄らしくヒントもくれました。音楽でひっぱる。舞台上から立夏は真冬にどんな音楽を魅せて、同じ舞台にひっぱりあげるのでしょうか。楽しみです。
そしてそして柊姫がとうとう本気を出してきました!騎乗位ですよ(違)
夜這いにきた柊は、前回玄純への恋心を自覚して、いったい何をしようとしているのでしょうか。ワクワクしかありません。
奥歯ガタガタ言わせてやんよ!(言ってません)と強気の柊が、あっさりと剛腕シズちゃんにひっくりかえされて奥歯ガタガタ言わされてる姿が目に浮かぶようです。
次回は5/28発売のシェリプラス2021年7月号です。表紙と巻頭カラーだそうです。楽しみ!
それではまた「ギヴン」柊mix11話の感想でお会いしましょう。
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