世界一初恋小野寺律の場合32話の感想です。コミックス16巻のネタバレを含む感想になるのでお気をつけください。

長年認められなかったものの、結局は高野さんのことを好きだと自覚したりっちゃん。その気持ちは高野さんにもダダ洩れでバレバレです。

真夏のある日、無情にも部屋のエアコンが壊れてしまったりっちゃんは、おとなりの高野家で過ごすことになって…。前回の感想はこちら。

世界一初恋16巻スペシャルミックス ネタバレ感想

それでは以下、中村春菊先生の「世界一初恋」小野寺律の場合32話の感想です。※ネタバレ注意です。

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世界一初恋小野寺律の場合32話 感想 ネタバレあり


高野さん好きです。大好き


「やっぱり俺、ソファーで寝ます」

エアコンが壊れてそのまま高野家で過ごしているりっちゃんは、くっついて眠ろうとする高野さんから、なんとか離れようとします。

高野さんはエアコン冷房を寒いくらいにガンガンかけて、羽毛布団をかぶって寝るのがスタイル。そう簡単にりっちゃんを手放しはしません。

「どーせすぐに熱くなる」

意味深につぶやく高野さんに、りっちゃんはイロイロ妄想してしまって大変。さらには下着の上からもぞもぞと触ってくる高野さんにタジタジです。

「あの!当たってるんですけど」

「当ててんですけど」

さらっと言う高野さんに、りっちゃん自身も反応してしまいました。準備が…などと言い出すりっちゃんですが、実はちゃんと後ろを自分でもほぐして準備を済ませていましたw

「で、すんの?しねーの?」

りっちゃんに選ばせようとする高野さん。りっちゃんは「高野さんがしたいなら」と逃げを打ちますが、高野さんはりっちゃんがどうしたいのかと追及します。

「…し……したいです」

意思表示をしたりっちゃんを攻める高野さん。さんざんいじっておいて「まだイクの禁止」とおあずけをして焦らします。

「どうしたい?この後お前はどうしてほしい?」

「分かってるくせに!そ、そういうのはよくないと思います!」

必至なりっちゃんに「ごめん」と余裕の笑みを浮かべる高野さんは、何回でもちゃんとイかせてやると自信満々です。

(高野さんが俺の中に入ってるというだけで気持ちいい。もっと深く俺の中に入ってきてほしい)

「高野さん、好きです。大好き」

どさくさに紛れて告白!と思ったら、なんということでしょう。ここまで全部りっちゃんが見ていた夢なのでした。まさかの夢オチー!

欲求不満でエロい夢ばかり見るりっちゃん


エアコン修理業者のピンポンで目覚めたりっちゃんは、リアルでエロい夢に呆然としてしまいます。

修理までは高野さんの家で過ごすことになり、眠っている高野さんについキスをしてしまったことを今さらながらに恥ずかしがるりっちゃん。

(いくら魔が差したとはいえ人の寝込みを襲うなんて)

高野さんが爆睡していて気づかなかったことだけが救いです。りっちゃんは、自分があんなことをするなんて思ってもみませんでした。

(自分の気持ちが高野さんに少しでも伝わったら嬉しくて、だから今日もあんな夢を…)

さっきまで見ていたエロエロな夢を思い出してひとり赤面してしまうりっちゃん。

(これじゃまるで俺が欲求不満みたいじゃないか)

実はここ数日間、似たようなエロい夢を立て続けに見ていたのでした。もちろんそんなことは、口が裂けても言えません。

テレワークにノリノリな井坂さん


出社すると会議で、編集部の引っ越しが知らされます。どうやら丸川書店は、新しく建てたビルを売り払って奥地に社屋を建てたようです。

さらに、このご時世もあって、上からはテレワークに切り替えろという指示も出ていました。

出版社の編集でのテレワークはきついのが現状です。入稿出校があり、実際紙も使うためです。それに細かい相談や打ち合わせも、結局は出社したほうが早く片付くのです。

テレワークにすると単純に効率が悪くなります。なのに井坂さんいわく、

「時代の最先端システムは積極的に導入すべきじゃね!?」

という無茶ぶりにより、現場は多大なる被害を被っているのでしたw

とりあえず新しくて楽しそうなものはやってみたいのが井坂さん。フットワークが軽いとも言えますが、とはいえしかし現場はいちいち振り回されて大変なのです。

社長、ちょっと大人しくしててください。

とろけるような告白シチュを求める高野さん


会議の終わりに高野さんに呼び止められたりっちゃんは、武藤先生の原画展や、新人のデビューにあたって、近々顔合わせをしたいと告げられます。

「お前、なんで昨日俺の家から脱走してんの」

高野さんは、仮眠から起きたらりっちゃんが部屋から忽然といなくなっていたことが不満だったようです。

高野さんの寝顔を見てうっかりキスして恥ずかしくていたたまれず帰りました、とは言えないりっちゃんは、なんとかごまかします。

宿題という名の告白についても、高野さんは忘れてはいませんでした。

「いろいろ考えたんですけど、普通に言ったらダメなんですか?」

「乙女でロマンチックで世界中の女子が腰砕けになって即結婚してあなただけのものになりたい!ってメロメロふわふわ甘々キュートでとろけるような告白シチュエーションを」

なぜかハードルが上がっていることにびびるりっちゃん。しかし高野さんに煽られて、ついつい挑発に乗ってまたもや「できる」と言ってしまうのでした。チョロいw

新人漫画家のデビューから担当することに


「えっ担当さん、高野さんじゃないんですか?」

デビュー予定の新人漫画家・藤白さんは若い女性です。しかし開口一番、りっちゃんにとってはグサッとくる一言が。

漫画家から面と向かって「なんで子の人?」と言われるのは初めてのことで、心にダメージを受けるりっちゃん。

「できれば最初に声をかけてもらった高野さんに担当してほしい」と言う藤白さん。りっちゃんは頭のなかでぐるぐると悩み始めました。

(やってみたいと思って引き受けたけど、そもそも俺に新人をきちんと育てる能力があるんだろうか…)

りっちゃんの漫画編集者としてのこれまでの実績は、ベテランや中堅作家を引き継いだものばかりです。

デビュー前の新人を受け持つのは初めてのこと。

新人作家を目の前ににして、りっちゃんは自分に新人を受け持つ実力があるのかどうか不安になってきました。

(もし作家の将来を俺がつぶしたら)

そんなりっちゃんの隣りで、すかさず高野さんがフォローしてくれます。

実際には編集長がすべての作品のネームをチェックすること、じっくり新人に向き合うのは編集長ではなく編集者にしかできないこと。

「漫画家はデビューできたら終わりではありません。今後も作品を生み出し、読者に読んでもらうための努力と作業が必要です」

編集の仕事は作家のその努力をサポートすることが大半なのです。だから新人作家は編集者との関係も学んでほしいというのが高野さんの意見です。

さらに高野さんは、最初に藤白さんのネームを見た時に、りっちゃんとの相性がよいのではないかと直感で感じとっていました。

漫画家と編集者の相性というのはとても大事なものです。

「俺はこいつなら、藤白さんの感性を一番理解して一緒に歩めるだろうと判断しました」

まずは安心して作品作りに集中してください、と藤白さんに告げる高野さん。もちろん編集部全体としてもサポートするという約束もしました。

「小野寺なら大丈夫です。俺が信用している編集者なので」

高野さんの落ち着いた言葉に、藤白さんも納得したようです。りっちゃんは突然の高野さんのセリフにドキドキしていました。

(高野さんは、次は作家を一から育てることを学ばせようとしてくれているんだ)

少しでも期待されているのならそれに応えたいと思うりっちゃんは、高野さんが席を外した後で、藤白さんと話す時間を持ちました。

藤白さんのネームでよかったところを挙げていきます。そして、自分の編集者としての気持ちを打ち明けました。

「きっとあなたはこれからもっと面白い作品を生み出せると思います。そのお手伝いをさせていただけませんか?」

けじめと欲求のはざまで苦しむりっちゃん


りっちゃんの熱い言葉に藤白さんは納得して、りっちゃんに長編のネームを預けました。ずっと書き溜めていたもので、一度見てほしいということです。

ネームを見て面白いと感じたりっちゃんは、すぐに高野さんに電話しました。すると高野さんは、速攻でりっちゃんの家に取りに来てくれます。

「俺に藤白さんの担当を任せてくれて、ありがとうございました。俺に任せてくれたことが嬉しかったです」

素直にお礼を言うりっちゃんに、高野さんはキスをしようとして、さっとよけられてしまいます。

「ダメです」

「なんで」

「セフレみたいなのはもうやめます。ちゃんと告白して高野さんが納得するまでは、けじめつけないと」

つっこむのもフェラもキスもダメ!とつっぱねるりっちゃんに「だったらせめて触らせろ」と迫る高野さん。そして冒頭のりっちゃんの夢の通りになってしまいます。

ところがあの夢よりもずっと焦らされて、じりじりと苦しくなっていくりっちゃんは追いつめられていきます。

(高野さんとキスしたい)

したいけどけじめをつけないと…とぐるぐるするりっちゃんは、結局触られて気持ちよくなり、出してからすぐに眠ってしまいました。

寝顔を見つめる高野さん。

(お前、思ったよりまつ毛長いんだな)

りっちゃんのストーカー気質発動!


翌朝、エアコンで快適に目覚めたりっちゃんは、となりで眠っている高野さんにびっくりします。そういえば昨夜はあのまま、高野さんが泊まっていったようです。

くしゃみをする高野さんが風邪をひくとまずいと毛布を譲りますが、そうすると自分が寒いと気づいて一緒に毛布の中にもぐりこむりっちゃん。

(やっぱりまつ毛長い…写真を撮ったらダメだろうか)

りっちゃんが密かに高野さんの寝顔を激写しようとスマホに手を伸ばした瞬間、

「盗撮禁止」

ばっちり起きていた高野さんに速攻でバレて、りっちゃんの盗撮チャレンジは失敗に終わったのでした。

りっちゃんが完全に恋に墜ちるまであと16日。

世界一初恋 小野寺律の場合32話 感想まとめ


あと16日まできました!もう恋に墜ちてるとは思いますが、正式にお付き合いスタートするまでの日数ってことですかね。

もうあとはりっちゃんが告白するだけの状態ですが、告白のハードルを上げすぎて、高野さん自身も自分で自分の首を絞めているのでは?w

はやいとこ告白してもらって正式に交際を始めないと、また良からぬ横やりが入ってりっちゃんがぐるぐるしそうでこわいです。

もうさすがにフラフラすることはない…と信じたいですが、そろそろ高野さんを幸せいっぱいにしてあげてくださいお願いします。

お互いが「まつ毛長いな」とか思っていたり、随所随所でニヤニヤしてしまいますよね。あまーい!

これまでのエッチをしても2人ともちょっと苦しい、みたいな状況からやっと抜け出して、お互いに寝顔を見つめて幸せに浸るところまでコマを進めました。

りっちゃんなんて数日間ずっと高野さんに抱かれるというエロエロな夢を見て、完全に欲求不満状態じゃないですか。

けじめとか言ってるけど、別にもう気持ちは明白なんだし100%両想いだし、今まで散々ヤッてきて今さら触りっこだけにせずとも…とは思いますが、真面目なりっちゃんとしてはそれはいただけないのでしょう。

煽り耐性のないりっちゃんは、ハードルの上がりきった告白シチュとやらを捻りだす必要があります。がんばれりっちゃん!

新人漫画家の担当になるということは、今後はりっちゃんの漫画編集者としてのさらなる成長が見られそうで、そちらも楽しみです。

恋愛だけじゃなくて、きちんと自分の仕事に真摯に向き合っていて、りっちゃんのそういうところは本当に尊敬します。

りっちゃんの真剣な姿勢を見た藤白さんも安心したのではないでしょうか。

漫画家はデビューしてからが大変で、担当編集との相性によって将来が左右されるという、りっちゃんは責任重大な立場です。

りっちゃんとタッグを組んだ藤白先生の作品が、いずれ大ヒットするといいなと思います。

もともとりっちゃんは文芸希望だったのに、丸川転職後、まさかの少女漫画誌に配属されました。

これまでやったこともないし、考えてもみなかった畑違いの仕事となると、仕事のモチベーションが低くなっておかしくありません。

しかしりっちゃんは、腐らず一生懸命初めての仕事にも食らいつき、ひとりの漫画編集者として立派に新人作家を任せてもらえるまでに成長しました。

恋愛を含めいろんなことがありながらも、それはそれとして仕事に打ち込み、少女漫画編集者として1歩1歩着実に進んでいくりっちゃんの姿が眩しいです。

りっちゃんってあまり仕事の泣き言や愚痴を表立って言ったりしないから、かなり健全な精神の持ち主ですよね。ひとり暮らししつつ激務をこなし恋愛もして、意外とタフです。

おそらく井坂さんは、りっちゃんの能力を見越してエメラルド編集部に…は考えすぎかな。

井坂さんといえば、テレワークの話題が出てきて少し驚きました。

世界一初恋の漫画の世界観では、現実世界のアレコレは無いものとして描かれていると思っていたのですが、ちょっとだけリアルに照らし合わせた感じですかね。

さすがにウイルスがどうとかは出てきませんでしたが(キャラもノーマスクだしデスクにアクリル版とかもないし)、世間で流行っているテレワーク推奨ということで、すこしだけ世相を反映した形のようです。

今後りっちゃんが高野さんに、どんなファンタスティックな告白でメロメロにしてくれるのか、すごーく楽しみです。

あと、盗撮はやめましょうね。ストーカー気質がバレちゃうよ(手遅れ感w)

次回は2021年8月末発売のエメラルド夏の号です。

それではまた次回「世界一初恋」33話の感想でお会いしましょう。

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