囀る鳥は羽ばたかない47話の感想です。コミックス8巻の感想になるためネタバレにお気をつけください。

平田事件から4年後。矢代と百目鬼は逃亡中の城戸を追う途中で偶然に再会しました。一緒に動くことになる2人は微妙な距離感を保っています。

そんな折、矢代が井波と会うのを見た百目鬼は、相手をするのは井波でなくてもいいはずだと、矢代を一方的にイかせて部屋を去りました。前回の復習はこちら。

囀る鳥は羽ばたかない8巻46話 ネタバレ感想

それでは以下、ヨネダコウ先生の「囀る鳥は羽ばたかない」47話の感想です。(※ネタバレ注意です)

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囀る鳥は羽ばたかない47話 感想 ネタバレあり


杉本、久しぶりの登場!


麻雀に興じる七原。卓を囲んでいる中にいるのは、お久しぶりの杉本です!うわー意外と(失礼)かっこよく成長しちゃってます。

遠慮なしに勝っていくスタイルの杉本に、小言を言う七原は、近況報告を兼ねて卓を囲んでいるようです。

実は七原は、百目鬼が矢代を送る際に、心配でこっそりと後をつけていました。マンション前で百目鬼が矢代を強引に井波から引き離したのも見ていました。

(口論してたけど、井波よりマシか)

矢代を井波に会わせるよりは百目鬼のほうがいいと判断した七原は、その後百目鬼がわりとすぐにマンションから出てきたのも見届けていたのです。

城戸の背後にいる奥山については、杉本も手伝うと提案しいます。しかし今のところ、矢代と七原だけで動いた方がいいと七原は判断しました。

「長年あの人と一緒にいるけど今回ばかりはガメつさに感心したわ。確かに城戸の借金は回収したいけどよ。ハイエナ状態で居心地悪いったらねーし」

「俺は好きですけどね、そういうの。カネに勝る力はありませんから」

大卒の杉本は株で稼ぎまくって貢献しています。自分でがっつりとカネを稼いでいる男の言葉には力がありました。

大学の後輩ギャルと交際中の杉本w


「百目鬼ってやっぱ足を洗ってなかったんですねえ」

「もっと突き離しとくべきだったか?」

七原が甘いのは今に始まったことではありませんしかし。しかし4年前、百目鬼をもっとしっかり突き放しておくべきだったかと、七原は微妙に後悔しているのでした。

「今は違うみたいだからいいんだけどよ」

「社長のことはもう何とも思ってないってことですか?」

「少なくともただ慕ってたあの頃とは違うな」

それに百目鬼には今どうやら付き合っている女もいる様子。七原が組の人間に探りを入れたところ、百目鬼は頻繁にクラブのママの家に通っているのです。

杉本は、百目鬼が意外性のない女性と付き合っていると聞いて、ちょぴり残念そうです。

そんな杉本は今、大学の時の後輩ギャルと付き合っています。母親が風俗で働いていたから夜の女はNG、というのが杉本のスタンスなのでした。

「感謝しろよ、大学出してもらってんだろ」

「感謝できてたら極道になってないっすね」

杉本は爽やかに言っていますが、世の中の理不尽に正面から向き合うのを止めた結果、この道を選んだのでした。

変わった百目鬼に対して複雑な心境の七原


「百目鬼とは関わらないほうがいいんじゃないすか。嫌な予感がしますよ。ただでさえ何考えてるかわかんねー男ですよ?」

野生の勘でさらりと苦言を呈する杉本。ナイスアシストなのか余計なお世話なのか…。

七原は、矢代が気にしていないのならこちらも気にする必要はない、と言いつつもどこか浮かない表情を浮かべます。

「女のことも社長への冷めきった感じも、俺はガッカリしたようなほっとしたような微妙な気持ちになったのよ」

七原は4年ぶりに再会した矢代と百目鬼を見守りながら、複雑な心境でいるのでした。

知らなければ失くすこともなかった。


何をしても勃たない矢代を抱く井波は、縛って乱暴して矢代を好きにしていました。どうやら百目鬼と会ったあの夜以降、矢代は井波にわざわざ会いに行っているようです。

4年前のホテルで味を占めた井波は、その後矢代の隙をついては襲い、それ以来ずっと矢代はこんな感じで何も感じない身体になっていきました。

(男にレイプされて男なしでいられなくなったのに、今度は男に何も感じないカラダになった)

本当に何もかもがどうでもよくて、どうにもならなくて、井波に痛めつけられるのも痛いだけマシだとすら思っていた矢代。井波に乱暴されながら百目鬼を思い出します。

(どこかでわかっていた。知らなければ失くすこともなかった)

番犬・百目鬼が激オコです!


事後、意外にも親切に(?)矢代を車でマンションまで送り届けるクズ井波は、自分で運転してこない矢代に「よっぽど運転が下手くそなんだな」と嫌味を言います。

「ガードレールが寄ってくるんだ」

軽口をたたき合う2人。しかし井波はただの軽口だけでは終わらせません。

「百目鬼は今、桜一家なんだろ?」

「えっそうなの、しらなーい」

すっとぼける矢代ですが、井波は百目鬼にも興味があるようです。

「まともだった人間が転落していくのは楽しいだろ」

「あいつお前に俺が情報流してると思ってるんだぜ。つまり俺の方がお前とやりがたってると思ってるわけだ」

「やりたがってるんだろ?てめーはよ。動機はどうでもいいが、暴力受けたがってるだろうが」

動機はともかく、井波も矢代がわざわざ暴力を受けたくて会いに来ているのだと勘づいていました。

「そんな人間でしか興奮できないなんて、あんたも相当歪んでんな」

苦笑いの矢代にあきれながら、井波がふと人影に気づきます。

「番犬がおっかねえ顔して向かってくるぞ」

その言葉通り、怖い顔をした百目鬼がクズ井波の車に近づいてきます。七原の電話番号しか知らなかったので直接マンションまで来たのでした。

井波を帰らせ矢代を責める百目鬼。

「俺で我慢するよう言いましたが」

「了承してない」

「来てもらいます」

囀る鳥は羽ばたかない47話 感想まとめ


クズ井波じゃなくて百目鬼とでいいじゃんもう!

矢代は今、誰に何をされても何も感じなくなって、自分を痛めつけることでしか生きている実感ができないような状態になっているようですね。

自分を傷つける方向に暴走しちゃってるの、自暴自棄というか、自分でも何がしたいのかもわからなくて迷走しているような危うさを感じます。

矢代はもう百目鬼によって愛情という甘い蜜を知ってしまったわけです。知ってしまった以上は失くすこともありうるわけで、逆説的には知らなければ失うこともないはずでした。

こじらせにこじらせまくった矢代は愛に対して臆病になっているんですよね。

損得勘定のない忠犬のような百目鬼からの無償の愛に耐えられず1度は突き放して、でも味を知ってしまったゆえに渇望してしまうという矛盾に苦しんでいるようです。

井波は本当にどこまでもクズ男ですが、今の苦しい状態の矢代の無謀な要望に答えられる唯一の汚れ役でもあります。しっかし悪い顔してるわ。いちいちムカつく顔立ちです。

そして今回お久しぶりの杉本が再登場です。テンションアーップ!もう名前だけしか出てこないかと思いきや、そんなことはありませんでした。おかえり~

地頭の良さを生かして株で荒稼ぎして矢代に貢献しているだけあって、なんとなく顔つきも精悍になって自信に溢れた男の顔になりました。

4年の間に立派な面構えになって、びっくりです。でもって大学の後輩のギャルと交際中とかw

この業界のまわりにいるきれいなお姉さんとかじゃないんですね。意外と恋愛関係は純情ボーイだったりするんでしょうか。大学の後輩とか爽やかすぎてw

あと今回地味にじわじわくるのが「ガードレールが寄ってくるんだ」ですよねー。こういうの好き。言葉のチョイスが最高です。

井波の車から出てきた矢代に対して激オコな百目鬼は、矢代を今度はどこへ連れていくつもりなのでしょうか。またマンション?それとも別の??続きが待ち遠しいです。

次は2022/3/31発売のイァハーツ5月号です。

それではまた「囀る鳥は羽ばたかない」48話の感想でお会いしましょう。

追記)48話の感想を書きました。

囀る鳥は羽ばたかない8巻48話 ネタバレ感想

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