囀る鳥は羽ばたかない48話の感想です。コミックス8巻の感想になるためネタバレにお気をつけください。

城戸を追っている途中で4年ぶりに再会した矢代と百目鬼は、ひょんなことから一緒に働くことになりました。百目鬼は矢代が未だにクズ男・井波と関係を持っているのを気にかけます。

立派に成長した杉本や会いい変わらずの七原に見守られながら微妙な距離感を保つ2人。ある日、井波と会っている矢代を強引に引き離した百目鬼は…。前回の復習はこちら。

囀る鳥は羽ばたかない8巻47話 ネタバレ感想

それでは以下、ヨネダコウ先生の「囀る鳥は羽ばたかない」48話の感想です。(※ネタバレ注意です)

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囀る鳥は羽ばたかない48話 感想 ネタバレあり


何度か置いていかれている百目鬼


井波から矢代後強引に引きはがした百目鬼は、強く腕をつかんで無言でスタスタと歩きます。

「お前さあ、俺を何だと思ってるわけ?」

「何とは?」

「ガキじゃないんだから、そんな強く握んなよ」

「首に縄をつけられないので」

百目鬼は冷静に言いつつ手を離す気はまったくありません。苛立つ矢代は思いきりその手を払いのけました。

「俺が逃げてくとでも思ってんのか」

「ええ思ってます。何度か置いていかれてるので」

かつて自分の足を打ち、置き去りにして去っていった矢代。百目鬼はあの時の事を忘れられずにいたのです。

「そういやそうだったな。自分のしたことって案外忘れるよな」

「わかりません。俺は忘れないので」

矢代が覚えているのは、百目鬼にされたことと言われたことだけです。

神谷の口から出た「懐刀」


矢代をどこに連れていくかと思いきや、綱川邸に待機している連(むらじ)さんのところでした。神谷もスタンバイしています。

「矢代さん、今回のこと改めて降りてもらえんですかね。元身内が弓を引いてきてるんで」

「俺は気にしませんよ」

「てことは手を引かないってことですか」

「ええ、噛ませて頂くことにしましたよ」

ひょうひょうと言ってのける矢代に、一連の騒動から手を引いてほしい連さんは一瞬黙り込んでしまいます。

「目的はカネじゃないですね」

のらりくらりな矢代の目的がカネではないと連さんは気づいていました。神谷も追って口を開きます。

「すっとぼけられてもネタあがってんだよ。あんたはやっぱりこちら側の人間だし、何より道心会会長の懐刀だ」

ふ・と・こ・ろ・が・た・な。

神谷から出てきたすごいセリフに思わず笑ってしまう矢代。連さんは通常運転の真顔キープですw

三角さんからおつかいを頼まれた矢代


誘拐をやった共生会の残党のいる竜頭、それをケツ持ちする綱川の元部下の奥山組。

しかも竜頭は島の外でトラブルを起こしています。トラブルの相手は道心会直系の組。奥山組は極星会の傘下で、極星会と道心会は昔から因縁があるのです。

簡単にまとめると、仁姫ちゃんを誘拐した竜頭を裏で支えるのが綱川の元部下の奥山組で、その奥山組と三角さんの道心会は昔から因縁がある。

よって三角さんに頼まれて矢代がこの2組の情報を集めている。という状況です。

「あんたが知りたいのは竜頭と奥山組のことじゃないのか?」

「たまに三角さんがおつかいを頼みに来るんですよ」

矢代は今は組もない身軽な立場です。だからこそ簡単に動けるという理由もあって、三角さんがちょくちょくやってきては「おつかい」を頼むのです。

「刑事と会っているのは?」

連さんは矢代が井波と会っていることも当然んのごとく追求しました。

「情報交換とセックス」

「最悪だな、あんた」

いけしゃあしゃあと言ってのける矢代に、連さんは半分呆れモードなのでした。

神谷さんでお願いします。


「手を引くつもりはないと?」

「悪いがない」

「何か新しい情報を持ってるんじゃ?」

「欲しいなら手を組むしかないでしょう」

矢代が手を引くつもりがないと知り、少しの間考える連さん。おもむろに口を開くと、条件として監視と護衛を兼ねて、百目鬼か神谷をそばに置くように告げました。神谷はとんでもなく嫌そうですw

道心会三角さんとは綱川も知った仲であり、今回の件でもし矢代に何かあれば顔向けできなくなります。連さんの条件に「どっちでもいい」と言う矢代。

「神谷さんでお願いします」

すかさず神谷を指名したのは百目鬼でした。いきなり指名された神谷はブーイングしかけますが、連さんに言われて渋々受け入れるのでした。

あなたにはいつも敵わない。


「なんで俺なんだよ!」

「俺も驚いたわ。大事な客人にこんなのだもんな。三角さんの威光って大したことないな」

車で2人で移動する矢代と神谷。ぶつぶつ言う神谷に、矢代はからかいつつ楽しげです。

「あんたら知ってる仲なんだから、あいつが付けばいいのに。避けられてんじゃねーの?」

「そうなんだろうな」

「あんたが現れてから珍しく苛立ってるしよ。こっちも迷惑してんだ」

綱川に現状を逐一報告している神谷は、うっかりそのことを矢代の前で言いかけて慌てます。矢代は神谷の耳をかじりながらけん制するのでしたw

矢代の自宅前に到着すると、なぜかそこには百目鬼が立っていました。忘れ物を届けに来たようです。

「最初から知ってたんですか?城戸と竜頭のこと」

「いやそこ2つがつながったのはたまたまだ。奥山組と桜一家の因縁までは知らなかった」

問いに答える矢代に、百目鬼はぼそりとつぶやきます。

「あなたにはいつも敵わない」

お前で我慢するんじゃなかったのか?


「俺は行きます。神谷さんよろしくお願いします」

神谷に矢代のことを頼んで去っていこうとする百目鬼。しかし神谷の首根っこをすごい勢いでつかんで引き倒したのは矢代でした。

「やっぱお前でいい」

素早く百目鬼の胸倉をつかむと強引にマンションに入っていく矢代。百目鬼はエレベーターのボタンを押そうとする矢代を止めました。

「戻ります」

一瞬固まる矢代ですが、「さっき神谷に渡した荷物を取りに戻る」というニュアンスだと知り、少しほっとしたような表情を見せました。

「なんで神谷って言った?お前で我慢するんじゃなかったのか?」

「井波がいるんじゃないんですか?」

「あいつとは…」

そのまま黙り込んでしまった矢代は結局、早く荷物を取りに行くよう百目鬼に向かってつぶやくだけでした。

囀る鳥は羽ばたかない48話 感想まとめ


ぐいぐいくる百目鬼、いいですねー!百目鬼からすると首に縄でもつけて柱にくくりつけておきたいくらい、過去の置き去りがトラウマになっているのでしょうね。

もう二度と置き去りにされないように、矢代に対して強引な行動に出る百目鬼は、やはり以前とは違います。井波と一緒にいたというのも気に食わないはず。

ところで神谷の口から飛び出した「懐刀」だとか、矢代の言動に対しても、連さんは微動だにせず一切笑わないところが地味にじわじわきますw

「懐刀」なんて、神谷はどこでこの言葉を覚えたのかな。テレビ?ドラマ?映画??

懐刀って日常生活ではそうそう簡単には出てこない単語だし、漫画とかアニメの影響だったりするのかもしれません。

神谷とアニメ…似合うような似合わないような…。でも神谷のおかげで、薄ら暗い極道モノが一瞬だけコメディタッチになってくれる雰囲気が大好きだったりします。

矢代と神谷のじゃれあいバトル(?)も楽しいです。矢代が神谷をからかって遊ぶのは、案外気に入っているからですよね。

神谷はドノンケだから、反応がいたってまともでいっそう楽しいです。

三角さんに頼まれた「おつかい」によって、この一連のいざこざから抜けずに情報収集している矢代。

同心会は、昔から因縁がある極星会の傘下にある奥山組の動向を探りたいわけです。そこで矢代に「おつかい」というテイで調べるように頼んでいる。

組を持たずにある程度自由に動ける矢代はには、うってつけの役まわりです。もちろんそこには、矢代をこの世界につないでおくためという三角さんの思惑もあるでしょう。

ところが綱川サイドからすると、連さんを通して再三「抜けてほしい」と言っているように、身内のゴタゴタに無関係の矢代を介入させたくない。元身内が絡むゆえ自分たちだけで処理したいといったところです。

条件としてひとり側に置くという話で、百目鬼がすかさず立候補!ではなく神谷を推したことが、矢代にとってはおもしろくないし、ちょっぴりショックを受けていたようにも見えます。

だからマンション前まで来たとき、神谷ではなく百目鬼の胸倉をつかんで部屋に連れて行こうとしました。

百目鬼がそれを拒絶しないでいてくれてよかったー!正直ホッとしました。

矢代がかつてないほどに、こんな強引に一緒にいようとしたのに、無下にされて拒否されたら辛すぎます。矢代のお高~いプライドもあります。

やっぱりここは百目鬼の出番ですよ!「いつも矢代には敵わない」って百目鬼本人が言ってるわけだし。ということで、神谷にはおとなしく帰ってもらいましょう。

次は2022/5/31発売のイァハーツ7月号です。

それではまた「囀る鳥は羽ばたかない」49話の感想でお会いしましょう。

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