囀る鳥は羽ばたかない54話の感想です。コミックス9巻の感想になるためネタバレにお気をつけください。

4年ぶりの再会後、行動を共にすることになった百目鬼と矢代。山川をかくまっているらしき場所を突き止め、七原と3人で偵察に向かいます。

ひっそりと井波に取引を持ち掛ける矢代を百目鬼は見逃さず、自分が井波に会いに行くと強引に出ました。前回の復習はこちら。

囀る鳥は羽ばたかない9巻53話 ネタバレ感想

それでは以下、ヨネダコウ先生の「囀る鳥は羽ばたかない」54話の感想です。(※ネタバレ注意です)

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囀る鳥は羽ばたかない54話 感想 ネタバレあり


神谷に怒鳴られる優しい泉ママ


「盗んだ金はどこやった」

百目鬼たちとは別行動の神谷は、クラブのママの強盗事件の手引きした黒服を追い詰めていました。裏切者は、クラブの女性陣ではなく、まさかの黒服だったのです。

「誰の差し金でやった!?答えろや」

殴るけるで容赦ない神谷に、クラブのママは伏し目がちに言いました。

「神谷さん、そのへんにしてあげて」

「あんた何甘いこと言ってんだ!?この店だけの問題じゃねえ。ウチのメンツがかかってんだろ。ケンカ売られて買わねーヤクザがいるかよ」

甘っちょろい対応のママにイラつく神谷。さっさとケリをつけるべく、拳銃を取り出して黒服にチラつかせます。

ビビった黒服は「なんでも言います」と焦りますが、そこへ電話がかかってきました。それによると、産業処理場の隠し金庫もやられたとのこと。

どうやら他のところでも強盗被害が多発しているようです。

アンタあんま向いてねーよ、優しすぎ。


黒服を連れてクラブを去る神谷は、ママに呼び止められました。

「神谷さん!ハルトのこと許してやって。脅されてやったことだろうから」

「泉さん、すいません…」

黒服も泉ママには悪いと思っている様子です。しかし神谷は厳しい表情のままでした。

「俺より彼氏に頼んだらどうですか?百目鬼さん。アンタの家に通ってるらしいじゃないスか。隅におけねーな、あの人も。やることやってんじゃないすか」

「見られてたなんて」

「組の奴らにね。そういやレイナもママが色目使ってるとか言ってたな」

「あの子そんなこと?」

「そういう仲ならいいんじゃないスか。堂々としていれば」

「そういうわけにもね。あまり広げないでね、迷惑かかるから」

受け流す神谷。しかしふと、先ほど黒服のハルトのことを甘い態度で許そうとしたママに、とっさにキツい言葉を投げかけたことを謝罪しました。

「さっきは怒鳴って悪かったな。たださーアンタあんま向いてねーよ。優しすぎ」

クラブを仕切るママとしては優しすぎる泉ママに言い残し、神谷は去っていくのでした。

腹の出てきた七原の出番です!w


矢代と七原は、山川の潜伏情報のある渋谷のビル前カフェで待っていますが、なかなか動きがありません。

そうこうしていると、カフェの店員が密かにどこかに電話をしているのを矢代は目ざとく見つけました。

「出るぞ」

「え!?」

急な矢代の動きに七原は驚きます。カフェを出てすぐ、矢代は七原に確認しました。

「元ボクサーの体はなまってねーよな」

「いやー、だいぶもうなまりまくってますね。腹も出てきたし」

「腹の出たお前に用ないんだけど」

辛辣な矢代w

「大丈夫です!いざってときは、気持ちで体を張ります!」

「本当だろうな、ちゃんと盾になれよ」

「もちろんです!!」

冗談みたいなやりとりをしていると、エレベーターを降りた瞬間に、いかにもな2人組とすれ違います。案の定、肩にぶつかってきて、難癖をつけ始めました。

「そんな典型的な突っかかり方しなくても。どうせあの店の兄ちゃんから連絡きたんだろ?」

ほほ笑みでお返しする矢代。

「えっそうなんすか?」

七原はやはり何も気づいてはいませんでしたw

「あんたらどこのモンだ?」

「あいにくよく知らない人に個人情報教えるような教育されてなくてねぇ」

「てめーらがコソコソこっち探ってんのはわかってんだ」

「ああそう、それで?わざわざ因縁つけに来てご苦労なことで」

挑発的な矢代の言葉に激情した2人は、矢代の肩に手を伸ばしました。

油じゃないもの=ケンカ!?


その瞬間、七原の足蹴りが炸裂します。2人を相手にしても七原は、まったくなまってはいない動きで矢代を守ります。

しかし1人がナイフを持ち出し飛びかかってきます。

「社長!行ってくださいここは俺が」

「わかった、じゃ」

「早ぁ!!」

少しも躊躇せずに去っていくボスに七原はどこか不満気なのでした。

その後、カジノでやられた七原の手当てをする矢代。七原のスーツのジャケットは、ナイフでの傷でボロボロになっていました。

結局あの後、矢代が機転を利かせてすぐに車で七原を助けに行ったようです。

「車、ボッコボコでしたけどね…相変わらず下手っすね」

七原はナイフを相手にしたことよりも、高級車が矢代のへたくそな運転によってボコボコになっていたことにショックを受けていましたw

今日は調子が悪かっただけ、とのたまう矢代に七原はあきれて「自覚がないから乗せられない」とぶつぶつ。

「にしても、せっかくの情報だったのに山川にまた逃げられますね。俺らが何者かはすぐにバレそうですし」

「いや、そうとも限らない。俺と道心会のことがつながれば、ウチの枝と揉めた件だと思うだろ。面が割れてる百目鬼があの場にいなくてよかったな」

「あいつどこで油売ってんすか」

「…油じゃねえ別のモン売りに行ってんだろ」

百目鬼に興味津々のクズ男井波


いっぽう百目鬼は、強引な約束通り井波に会いに行っていました。

「すっ飛んでくるなんて余程のことでもあったか?」

「無駄話はいい、本題に入れ。奥山組の甲斐」

百目鬼は山川をかくまっているビルから出てきた2人組のうちの1人(甲斐)のことは知っていました。

「なんだ、やっぱり知ってんのか。まあ元桜一家なら当然か。お前の今の巣だもんなあ。てことはこれだけが欲しいのか」

SDカードをチラつかせる井波。しかしすんなりとは渡しません。

「矢代んとこじゃなく桜一家なのはどういう理由だ?こんなもん回収しにくるくせによ」

「どうだっていいことだろう?あんたにとって」

「ただの暇つぶしだ、つきあえよ。この4年でさらに腐れヤクザに近づいたお前に興味がある」

井波はどうやら、なぜ百目鬼が矢代の元を離れて今綱川のところにいるのかが気になっているようです。

「ヤクザになりたかった、それだけだ。あの人には4年前に捨てられてるし盃も受けてない。これでいいか」

「つまらなすぎんだろ、頭空っぽか!?」

「あんたに話すことなんて、これくらいで充分だろ。渡せ」

もう使いモンにならねえんだからよ。


矢代との行為を撮影した動画のSDデータを受け取ろうとする百目鬼に、井波はニヤつきながらスマホで動画をちらつかせます。

「そういわず、一緒に鑑賞会でもしようぜ」

矢代を脅すために動画(しかし矢代には通じず)を残すような周到な井波が、SDカードだけに動画をとどめておくはずがありませんん。

カッとなった百目鬼は井波を殴りつけました。スマホも踏みつけて破壊します。

「そっちのデータもよこせ」

「クラウド知らねーのか!?意味ねえだろ」

「いいからよこせ。二度と会うな。暇つぶしにあの人を使うのはやめろ」

「お前が決めることじゃねえだろ」

殴られて胸倉をつかまれても悪びれない井波。

「あれは暇つぶしよりは楽しめる。勃たない奴とヤルなんてレイプだろ。たまんねーな」

「…なにを言ってる」

「何をってお前ヤッたんだろ?あのマゾ野郎と。お前とヤッた後、物足りなくて俺のとこに来たんだぜ?かわいそうに、ちゃんと満足させてやれよ」

百目鬼は唖然として黙って井波の言葉を聞いていました。

「もう使いモンにならねえんだからよ」

囀る鳥は羽ばたかない54話 感想まとめ


井波め、クラウドなんて百目鬼が知るわけないでしょ!(そっち?)っていうか本当に救いようがない、心底クズ男ですよね、井波って。

勃たない矢代とセックスするのはレ〇プみたいで愉しいとか、ゴミすぎる発想です。

だけど矢代が勃たないとかそういう描写って今までありましたっけ?井波相手限定?そりゃこんなクズ男が相手なら勃たないでしょうけど…。

矢代との行為動画は、矢代本人には脅しても意に介さないから、動画を撮影した意味が見返すくらいしかなくなって、井波自身も持て余してしていたのでしょう。

当然、用意周到にクラウド保存もしているでしょうが、それもあまり意味がないのです。なにせ矢代本人が「動画?好きにすれば?」みたいなスタンスの人ですからね。

そこへ4年ぶりに百目鬼がまた出て来て、しかも桜一家のヤクザになっていて、井波としては興味本位と好奇心の対象でしかありません。

井波をどうすれば矢代から遠ざけられるのかといえば、井波のほうからではなく、矢代のほうが井波を遠ざけるしか方法はなさそうです。

百目鬼も、甲斐のことは知っていてその上で井波に会いに来たのは、動画のデータを奪うためだけ。すべて矢代を思っての行動です。

根っこの部分は変わっていないと七原が感じたように、確かに百目鬼の根底にある優しさは、4年経って立場が変わっても変わっていません。

だけど矢代には百目鬼の本質が見えないのか、昔の百目鬼ばかりを今の百目鬼に探しています。

矢代は幼少期を含め無茶な性生活を送り続けていて、人から大切にされるとか、心から愛されるとか、そういう感情が自分に向けられるという経験がなさすぎるのでしょう。

だから百目鬼から向けられる感情もよく分からないままで、百目鬼のほうも言葉足らずだし、2人にはずっと通じることのない微妙な関係が続いている感じです。

前回百目鬼は、矢代が井波以外の男に抱かれるのも怒るのには「理由なんてない」みたいに言っていましたが、いやいや理由あるでしょ!

綱川サイドとしての立場もあって、矢代に深入りするわけにはいかない今、ストレートに感情を表現できないのもわかるけど、それにしたって分かりにくいよ!とやきもきしてしまいます。

神谷が「優しすぎて向いてない」と言った泉ママとの関係もどうなってるの!?神谷への泉ママの反応を見る限り、恋人関係を否定はしなかったけど、すこーし含みもあったような…?

百目鬼が女を知っていて相手が泉ママだとしても、そこまで深い関係ではない感じ?泉ママも向いてないのにクラブのママをやっているあたり、何か訳ありで、百目鬼はママに協力しているみたいな?

事情があるママに協力する代わりに百目鬼も情報をママからもらうみたいな、恋愛関係というよりは共闘関係にあるとかですかね。。。

神谷へのママの反応が微妙すぎてわからーん!となっています。強盗被害にあったのに裏切者の黒服のことも許そうとしてたし、泉ママはすごく優しくていい人そうなんだけど。

それと今回七原が腐っても元ボクサーでかっこよかったです。お腹が出ててもさすが強い。そして矢代の運転下手が露呈してじわじわきますw

アクセルとブレーキ間違えた?よく見たら左側のヘッドライトのところがボコボコなんですけどww

次回は2023/11/30発売のイァハーツ1月号です。予告にお名前があるけど雑誌発売までは気が抜けませんが、年内にもう1話読めそうなは幸せすぎます。

それではまた「囀る鳥は羽ばたかない」55話の感想でお会いしましょう。

追記)55話の感想を書きました。

囀る鳥は羽ばたかない9巻55話 ネタバレ感想

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