花恋つらね65話の感想です。ネタバレになるのでお気をつけ下さい。

秘密の交際を続ける源介&惣五郎。そんな2人を惣五郎の祖父・菊右衛門は「いい役者になってほしい」と見守っていました。蔦丸たちもその気持ちに納得します。

いっぽう源介と惣五郎のコンビ人気の上昇から、とうとう超人気演目の主役に2人が抜擢されて…。前回の復習はこちら。

花恋つらね10巻64話 ネタバレ感想 夏目イサク

それでは以下「花恋つらね」65話のネタバレ感想です。

ディアプラス12月号


ディアプラス12月号の電子版は2024年3月13日までの期間限定配信です。

ディアプラス 2023年12月号[期間限定]

ディアプラス 2023年12月号[期間限定]

ディアプラス 2023年12月号[期間限定]


花恋つらね 9巻 電子書籍


花恋つらね65話 感想 ネタバレあり


大人気の演目に抜擢された源介&惣五郎


「次の花形歌舞伎で“切られ与三”をやらせていただくことになった。お前が与三郎で、お富は惣五郎君だ」

父親から告げられた源介は嬉しさのあまり絶句してしまいます。

「切られ与三」は、源介が惣五郎の一番の相方になると決めてから、いつか絶対にやってみたいと思っていた演目です。

物語は江戸の問屋の若旦那・与三郎と、元芸者で今は木更津の親分の妾であるお富が、浜ですれ違いお互いに一目ぼれするところから始まります。

しかし恋仲になったことが親分にバレ、与三郎はめった斬りにされ、お富は海に身を投げてしまったのでした。

しかし共に死んだと思われていた数年後、2人は運命の再会を果たします。そんな波乱万丈の恋愛ものが「切られ与三」という演目です。

修羅場も多く、人の描写や台詞がかっこよく、江戸っ子の粋がつまった大人気の演目。これの主役に源介と惣五郎が抜擢されたのです。

惣五郎父のナイス提案によりデートへ


「まさかこんな早くにやらせてもらえると思わなかったわ」

「おれもびっくりしたよ。しかもこんな堂々とお前とどっか行ける日が来るなんて」

物語の舞台になった木更津に、2人で向かう源介と惣五郎。

「切られ与三」は実話が元になっています。2人が出会った海岸や与三郎のお墓も存在するので、成功祈願のために参拝しに行くことになったのです。

惣五郎の父・宗円さんの提案によって成立した、この小旅行。

(ありがとう宗円さん!)

源介は久しぶりに惣五郎と外出できたことにウキウキしていました。プライベートでは外で会わないと決めて以来、初めての外デートです。

忠さんのことは惣五郎も気にしていた


いちおう成功祈願なので仕事の一環でもありますが、2人の本音としては「デート」という認識です。

参拝後に海辺のテラス席で食事をする2人。稽古の時とは違う姿は新鮮に映るのでした。

「いいなーこのへん。人が少ないから人目もそんなに気にしなくていいし」

「こないだムダに週刊誌にも撮られたしな。まあ別に何か疑われるような記事じゃなかったけど」

週刊誌というワードに反応する惣五郎。忠さんのことを思い出してしまいました。

「うちちょっと忠さんがさ、あれきっかけで俺が人に言えない相手と付き合ってるって感づいたんだよ。相手までは分かってないけど」

「え!?いつの間に…。さすがだな忠さん」

「それで最近知りたいオーラすごい出されて得どうしたらいいのかなって」

「うーん、それはやっぱもうちょっと待ってもらうしかなくない?」

「だよなー」

当初の予定通り、源介と惣五郎の必要性をもう少し上げてから言いたいのが本音です。そのためには、今度の切られ与三は大きなチャンスをもらったとも言えます。

お前とならできるって思えるのなんでだろ。


「がんばらないと。おれの苦手なお色気お姉さん役だから」

「いけるだろ今の惣五なら」

「お前のおれの評価は甘いから、いまいち信用できない」

「なんでよ!」

お富さんは、ただ色っぽいだけではなく、粋でかっこよくて自分に惚れているおじさんをからかってあしらうような大人の女です。

源介は惣五郎ならできると確信しているようですが、惣五郎自身はまだまだ高度すぎると考えていました。

「おれ今回、与三郎の心境を理解するっていう意味では、なりきれる自信あるんだよな」

「もう!?そうなのか?」

「与三郎ってお富のことは最初から最後までずっと大好きじゃん。惣五相手なら素でいける」

自信ありげに笑顔で話す源介の言葉に、惣五郎は思わず赤くなってしまいました。

「いざ稽古に入ったらまた地獄みたいな指導受けるんだろうけどさ、それでも惣五と一緒に板に立てるなら、やっぱ楽しみが勝つ」

「それはおれもそう。それに、お前とならできるって思えるのなんでだろ。不思議」

あまりにもかわいい惣五郎の天然しぐさと発言に、源介はハートをわしづかみにされてしまうのでした。

デート終わりに怪しげなカメラマンが!


「がんばろう!」

「おう!」

乾杯する2人は束の間の休息を楽しむのでした。

本番まではあと3ヶ月。とはいえ取材や稽古や他の仕事も入るからあっという間です。

(1日だってムダにできねえな)

駅で惣五郎と別れた後も、高揚感でいっそうやる気になる源介。しかしその後ろでは、週刊誌の記者らしき男がカメラを手に潜んでいました。

絶対ヘタなもん見せられないだろ。


稽古がはじまると途端に、惣五郎は菊右衛門さんからダメ出しをくらいます。

「全然ダメだ。動きもわざとらしいし、あと色気がなさすぎてびっくりだよ」

色気についてバッサリな惣五郎は青くなってげっそりしてしまいます。

(やっぱダメじゃん!源介の言うこと信用できねー!)

以前やった雲の絶間姫をやった時とは、色気のパターンが違います。どうしたらいいかわからず、惣五郎はぐるぐると自宅で悩んでいました。

そこへ父がやってきます。惣五郎はアドバイスを求めてみました。

「なんだ、じいさんに絞られたか」

「また色気ゼロって言われた!今まででちょっとは身についてると思ったのに!」

「色気なんてそんな一朝一夕で身につくもんじゃねぇからなあ」

惣五郎の父の時代は、銀座のクラブなどで良い女といっぱいあって観察したりしていたようです。

「えっそれ効果あった?」

「それなりに。あと楽しかった」

昔を懐かしむ正直なお父さんw

しかし惣五郎には銀座のクラブなどはハードルが高すぎます。映画を見てイイ女分析をすることをすすめられた惣五郎は、それを実践してみるのでした。

これまで参考にするのは菊右衛門さんや、歌舞伎役者の演技だけでした。しかしいろんなジャンルの映画を見てみると、設定や時代が変わっても、いい女の共通点がけっこうあることに気づきます。

(基本的にみんな芯が通っていてかっこいい)

そんな中から自分がいいなと思ったものを集めて、そこから姿形だけじゃない理想のお富を作り上げていくのです。

源介の「めちゃくちゃ楽しみ!」というキラキラした笑顔を思い出した惣五郎。

(絶対ヘタなもん見せられないだろ)

深夜までイヤホンをして映画に集中している惣五郎は、心配した忠さんが部屋のドアを開けて声をかけたことにも気づきませんでした。

いろんな資料を読み込み、日々芝居やお富について勉強している惣五郎の姿に、忠さんはそっと扉を閉じるのでした。

花恋つらね65話 感想まとめ


あのカメラマン、もしかしてずーっと木更津デートも撮っていたのでしょうか。

人気上昇中で、次に人気演目の主役を演じる若手ホープの2人だから、なんとか週刊誌の記者も決定的な瞬間を撮りたいのでしょう。

2人で外出はしないと決めていたので、これまではなかなか2ショットは撮れませんでした。でも今回は木更津デートでばっちり撮れたっぽいですよね。

一応名目は成功祈願で遊びに行ったわけではありませんが、記者からはそんな内情はどうでもいいのです。

人気者2人がちょっと遠出して海辺のテラスカフェで食事している姿は、芸能人のお忍びデートそのもの。

いい雰囲気の2ショットが撮れたら、あとはセンセーショナルなタイトルで記事を作って煽るだけ。変な記事が出て、世間では交際の噂でもちきり…なんてことにならないといいのですが。

でももしそうなっても、切られ与三を2人で演じて大成功をおさめれば、それがすべてです。逆に注目されるから歌舞伎界にとっては願ったり叶ったりかもしれません。

忠さんに関しては、一緒に暮らしていて子供の頃から惣五郎を見てきた家族の一員です。

これまでの惣五郎のがんばりを間近で見ているのだし、もし源介とのことがバレても、決して邪魔したり酷いことを言ったりはしないと信じたいです。

色気がなさすぎて菊右衛門さんにびっくりされてしまった惣五郎ですが、どうやって役作りを仕上げていくのか楽しみです。

次回は12/14発売のディアプラス1月号です。

それではまた「花恋つらね」66話の感想でお会いしましょう。

追記)66話の感想を書きました。

花恋つらね10巻66話 ネタバレ感想 夏目イサク

夏目イサク先生のBLコミックス



飴色パラドックス ネタバレ感想


タイトロープ

タイトロープ

タイトロープ


デビルズハニー

デビルズハニー

デビルズハニー


いかさまメモリ(1)

いかさまメモリ(1)

いかさまメモリ(1)



関連記事
 カテゴリ
 タグ
None