花恋つらね66話の感想です。ネタバレになるのでお気をつけ下さい。

いい役者になってほしいからと源介と惣五郎の交際を見守ってきた菊右衛門。蔦丸たちも菊右衛門の想いを知り2人の交際に対しての考えを改めはじめます。

そうとは知らない源介&惣五郎は舞台の成功祈願のために2人きりでプチ小旅行に出かけました。しかしそれを週刊誌の記者に追われていて…。前回の復習はこちら。

花恋つらね10巻65話 ネタバレ感想

それでは以下「花恋つらね」66話のネタバレ感想です。

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花恋つらね66話 感想 ネタバレあり


わざとらしい!とダメ出しされる惣五郎


あっという間に8月花形歌舞伎の稽古が始まりました。今までお富の役作りのために、できることは何でもやってた惣五郎。

いろんな映画を見て、もちろんいつも通り先輩役者や菊右衛門さんの芝居を研究し、演技論などの本も読み漁りました。

稽古も何度もしたし、最終的には武兄に頼んで銀座のクラブに連れて行ってもらって、どうしたら色っぽくなるかをお姉さま達に相談したりもしました。

おかげで、知識は増えて役のイメージはどんどん固まっていきましたが、だからといってうまく表現できるようになったかというと、そうそううまくはいきません。

相変わらず稽古では菊右衛門さんに「どうにもわざとらしいね」とダメ出しされっぱなしで、今日に至るのでした。

お富さんも与三郎も難しい役


「今回も雲之介師匠に何回か稽古つけてもらったんだけどさ、結局最後まで全然OKもらえなかったわ」

稽古で会った源介も、自信があったはずの与三郎に苦戦しているようです。

自分と同じで、相方になる源介も今ひとつ役を掴みきれていないことに、惣五郎はちょっと安心するのでした。

「お富さん、大人の女すぎて全然追いついてないっぽい」

「お富さんって20代後半くらいだっけ?」

「うん、でもイメージはもっと年上っぽくない?」

「確かになー。でも俺のほう、与三郎は坊ちゃんだし年も俺らに近いから、別に自分とかけ離れてはいないんだけど、それでもすんなりいかねえからなあ」

「与三郎はふり幅があるから、普通に難しそうだよな」

2人で役の難しさについて話していると、蔦丸さんがやってきました。

蔦丸さんからのアドバイスは「対比」


「大丈夫なの?本番まであと5日しかないってのに。2部の評判はあんたたちにかかってんだから、しっかりやってよ」

「蔦丸さん!この1カ月またお世話になります!」

いろいろと教えてほしい惣五郎。

「その歳でお富は難しいだろうね」

「そうなんです!ずっとわざとらしいって言われてて」

「それは数やって最良を探すしかないだろうけど」

数をこなすということだけでなく、アドバイスをくれる蔦丸さん。

「与三郎との対比かもね」

「対比?」

「並んでお富が年上に見えるかどうか。そこができたら大人ぽさを誇張しなくてもいいんじゃない?」

思ってもみなかった蔦丸さんの優しい態度に、源介も惣五郎も驚いてしまいました。

ぐるぐると考えて悩む惣五郎


蔦丸さんの助言を受けて、惣五郎はひとりで考え込みます。

お富はもともと美しい女性でしたが、厳しい稽古を重ねて、評判の人気芸者に上り詰めました。そこからヤクザの親分に惚れこまれ、大金で身請けされ、妾として生きていました。

(見た目も中身もハイレベルのめちゃくちゃいい女。周りからアネゴと呼ばれ何不自由なく暮らしてる)

そんなお富が浜辺を散歩中に、偶然出会ったのが江戸の商人の息子・与三郎です。この与三郎がまたイケメンで、お互いにその姿を見て一目ぼれするという流れなのです。

(源介もたまにめちゃくちゃかっこいいから、見惚れるっていうのは分かるんだけど、そこでおれが年上って分かる振る舞い…ってこと?)

ぐるぐると惣五郎が考ええていると、まだ何も解決していないところで稽古が始まります。

与三郎を見て無意識にほほ笑むお富


(とりあえずおれは経験豊富な超良い女!今は生活も余裕があって、気持ちも大人な余裕美人!)

惣五郎は、そう思い込みつつ芝居のお稽古をします。

そんなお富が、今の余裕のある生活をすべて捨て去るほどに惚れこんだのが与三郎です。

(よっぽど劇的な出会いだったんだろうな)

稽古中、与三郎と初めて出会うお富。源介が思わず見とれてヨタつくと、それを見た惣五郎は、あまりの源介の可愛らしさに無意識に色っぽく微笑みました。

「なんかさー、今日の稽古めちゃくちゃ意味があったわ!」

「うん、やっぱ芝居って相手あってのもんだな…」

稽古終わり、源介も惣五郎も手ごたえを感じています。源介は惣五郎にこっそりとささやきます。

「おれの想像どおり、惣五のお富最高!」

美人が美人役をやると説得力が増すというのもあります。

「おれはいいものを見れた!衣装合わせも楽しみすぎる」

(まだまだなのは分かってるけど、ひとまず源介がそう思ったなら良かった)

そんな感じの本番直前の稽古真っ只中、事件は起こりました。

梨園の血筋途絶えさせる気か!


自宅で週刊誌を手に、惣五郎の部屋にやってくる惣五郎父。

先日の勉強を兼ねたお忍びデートがさっそく「梨園の御曹司お忍び旅行」などという記事になっていました。

「お前と源介君が良い仲だとかなんとか、それあれだろ?こないだ与三郎の墓参りに行った時の」

「…そうだよ!なにこの記事!」

心臓がバクバクしながらも、惣五郎は平静を装って必死に答えます。

「まったく週刊誌ってのは適当なことを書きやがるよなあ!」

(良かった…父さん全然真に受けてない。あーびっくりした)

「だいたいあり得ねえだろ!大谷屋の跡継ぎとお前ができてるとか勘弁してくれよ。梨園の血筋途絶えさせる気かって」

「ははは、そうだよね」

「ほんと迷惑な!」

強い口調の父親に、惣五郎は笑って流すしかできませんでした。

(すごい全否定された。実際親に拒否されるとこんなにキツいもんなのか)

父親が言ったことは、以前忠さんに言われたこととほとんど同じでした。あの時も惣五郎は笑ってごまかしました。

忠さんにとうとうバレてしまった!


(こんなんでこの先、戦っていけるのか?)

「ぼっちゃん、ちょっとお話できます?」

そこへ忠さんがやってきました。驚く惣五郎。忠さんは今の父親との話を偶然聞いていたのです。

「その雑誌に載ってる内容はデマなんですよね」

「う、うん」

「でも、坊ちゃんのお相手が源介さんなのは間違ってないですよね」

まっすぐに見つめる忠さんに、とっさに何も言えなくなってしまう惣五郎。

「無言ってことはそうだってことですよね。私この間、相手は言えないって言われて考えたんですけど、ずっとぼっちゃんを見ていた身としては、源介さん以外思い当たらなくて」

惣五郎はもう否定できなくなってしまいました。

いざって時は力になります。


「…マズいよね」

「…そうですよね。思いつく限り一番マズい相手です」

「…ただ私は、ぼっちゃんがその色恋のために、芸をおろそかにしていたら確実に反対してましたけど、そうは見えない」

忠さんは静かに続けます。

「お二人が一緒にいることで、どんどん良い役者になっていってるようにしか見えないんですよ」

「え?」

「私は玉乃屋の弟子なので、松川惣五郎を支えることも大事な仕事なんです。だからいざって時は力になります」

驚く惣五郎。

「忠さん、いいの?」

「なに遠慮してるんですか、ぼっちゃん」

忠さんは、惣五郎に笑顔を見せて「おやすみなさい」と部屋を出ていきます。

一番心を許している家族同然の忠さんの言葉と笑顔に、惣五郎は安堵し涙を流すのでした。

花恋つらね66話 感想まとめ


長年、内弟子として惣五郎を支えてくれていた忠さんが味方になってくれました。これは嬉しい!心強いです。

産まれたときから惣五郎のお世話をしながら、温かく見守ってくれていた忠さん。

源介との交際が惣五郎の成長の妨げにはなっていないこと、むしろ成長を促していることを、ひしひしと感じとっていたのでしょう。

2人の恋愛が、互いの足を引っ張る関係ではないと知っているからこそ、惣五郎の味方でいようとしてくれたのです。

惣五郎のこれまでの頑張りや性格や芝居を見ている忠さんが味方になってくれるのはとても心強いことです。

とはいえ味方ができても、惣五郎のお父さんは難しい相手です。

週刊誌の記事なんて真に受けていないでしょうが、わざわざ惣五郎の部屋に来て本人に確認してからの、全否定!ですからね。

つよつよなお父さんとも、今後いつかはバトルしなければならないはずです。

でもそこまで描かれるかな?もうそろそろ連載も終わると夏目イサク先生からアナウンスがあったし、どうでしょうか。

お富と与三郎の芝居を見たら、お父さんも少しは溜飲が下がるかしら。

2人の評価が上がれば上がるほど、そのコンビが唯一無二になればなるほど、誰も何も言えなくなるまでの名コンビとなれば、周りが見る目も少しずつ変わってくると信じたいですね。

蔦丸さんの態度が軟化したのは、菊右衛門さんのおかげです。ツンデレは相変わらずですが、惣五郎にさりげなくアドバイスまでくれたりして、こちらはもう大丈夫。

跡継ぎ問題に関しては、蔦丸さんが結婚して子どもが産まれたらその子を…という形じゃダメなのかな。

蔦丸さんは男女どちらもお相手としてありなのだし、この人と決めたのが女性で、さらに子どもにも恵まれたら…とか考えてしまいます。

梨園のお世継ぎルールなんて私にはさっぱりですが、やはり寿一郎の名を継ぐ人の直系じゃないとダメな感じ?うーん。。。

お富役で、わざとらしくない色っぽさ大人っぽさを掴めそうな惣五郎にも大注目です。

次回は1/14発売のディアプラス2月号です。

それではまた「花恋つらね」67話の感想でお会いしましょう。

追記)67話の感想を書きました。

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