いくじなしのスペクテイター ネタバレ感想です。

「スペクテイター」の意味は、スポーツやショーなどの見物人や観客を指します。

表題作が半分、もうひとつの収録作が半分という分量ですが、全部で200ページ越えと読みごたえがありました。また表題作はエロとろ収録作なので当然ながらエロいです。

王道とはいえない展開ながらも、かわいい絵柄でエロく攻めてくる。山本アタル先生の2作目のコミックスです。

どこをどう触れば、子猫みたいに鳴くか知ってる

不良×ひねくれ優等生+覗き魔

校内でも有名な不良の朝比奈(攻)と、小柄で生意気なひねくれ者の十鳥(受)

ある日十鳥が朝比奈たち不良グループに因縁を付けられていたところを、パシリ体質の地味な伏見が助けるところからお話はスタートします。

小学生のころから十鳥に好意を持ち気になっていた伏見ですが、助けたにもかかわらず十鳥は自分の名前すら覚えていない冷たい態度でした。

開き直る伏見は仕返しに十鳥を襲う計画を立てますが、朝比奈に先を越されてしまいます。こっそりと2人の情事を覗き見するしかできない伏見。

非日常的密か事

ひねた性格で口の悪い十鳥がしょっぱな朝比奈に強引にヤられるんですが、強気なくせにすぐにトロトロにされてしまうのがエロい。かわいい。グジョブです!

かわいい系の絵柄も相まってショタっぽく見えますが、溶かされている十鳥の表情がなんとも可愛らしくてエロくてニヤニヤ。

伏見目線で進んでいく不思議で奇妙な三角関係ですが、ヤッてる2人がお互いに快楽を追い求めていく姿はどこかうしろめたく、排他性を感じます。

結末はタイトルの通り。伏見がいくじなしを克服して朝比奈と真っ向対決するのを楽しむ作品ではなく、伏見と一緒に第三者目線で我々も朝比奈と十鳥の情事を覗き見、いや見守るというお話です。

ドSとドMの絶妙バランス

もうひとつの収録作は、マガジンビーボーイ収録作の「いじめてウサギくん」

小さくて童顔なお坊ちゃまにしてドSなウサギと、不良と見せかけつつ実はかわいい物が好きなドMなヤンキーのお話。

こちらはどエロいこともなくなんとなく百合っぽい雰囲気です。メンタル的なSMといいましょうか、アンバランスに見えて実はバランスのとれたSとMの2人に見えました。要はお似合いということですね。

山本アタル先生は絵柄のかわいさもあって、一見どちらが攻めか受けかを判断ができないところがニクいです。

かわいい絵柄の作家さんが、その絵柄通りの王道のほんわかかわいらしいお話を描くというのはよく見かけます。

だから山本先生にはこのまま、やらしくてエロいけどちょっと変わった方向性のBLを追求していってほしいな。それがまた持ち味になっていると思うので。

これが2作目ということなのですが次回作も期待したいと思います。

表題作はちょこっと3Pありなので地雷の人は要注意。普通のBLよりも一風変わったお話を読みたい人、可愛い絵柄が好きな人、ショタっぽいものが大好物な人にお勧めです。



デビュー作「偽×恋ボーイフレンド」も良かったです。口コミの評価も高い。



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