囀る鳥は羽ばたかない18話のネタバレ感想です。

18話は七原の回想シーンがメインで、今よりも若くやんちゃな七原と、今も昔もひょうひょうとしている矢代との出会いが描かれました。

17話のラストでやっと七原と矢代が久しぶりに電話でつながってホッとしたのもつかの間、七原が例の2人組に見つかるというピンチすぎるところで終わっていたので、読むのにドキドキしました。

いつも囀る鳥を読む時はいろんな意味でハラハラしますが、18話は扉絵がいかにもヤンキーってかんじの若かりし七原だったのでちょっと脱力w

昔の七原は、まだまだ血気盛んだけど性根は悪くない元気な兄ちゃんっていう風貌で、貫禄もなくてチョロそう、いやいや、なんかかわいいです。

18話は単行本の4巻に収録される分のお話ですが、3巻は16話までだったので4巻発売はまだまだ先。4巻まで待てないよ!というかたはこちらをどうぞ。

囀る鳥は羽ばたかない3巻の続きの17話のネタバレ感想です。

囀る鳥は羽ばたかない17話 ネタバレ感想 4巻収録

18話で大事なのは七原と矢代の出会いと、七原が矢代の元で働くことになるまでの過程なので、新キャラも出ますが何よりも七原がかっこよくてかわいい、だと!?というのが見どころです。

百目鬼もそうですが、みんなそれぞれに背負っている過去やいきさつがあって今の立場にいます。今回は七原と矢代がつながった原点を知ることができたのですごく満足です。

だからこそ、死亡フラグが折れていない七原の今後がいっそう気になります。逆に言うとこれだけ死亡フラグが立ってたら大丈夫なのかも!?と自分に言い聞かせてみたり。

前置きが長くなりましたが以下4巻収録分の囀る鳥は羽ばたかない18話のネタバレ感想です。

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囀る鳥は羽ばたかない4巻の電子配信は11/1~です。


囀る鳥は羽ばたかない18話 感想 ネタバレあり


一目惚れされた!?


冒頭から七原の過去の回想がスタートしますが、新キャラの酒巻という、組員ですが何ともうさんくさそうな男が出てきます。ビジュアルもいまいち(コラ)ですが、この酒巻つながりで七原と矢代は出会います。

三角さんが組長の頃の話で矢代もいろんなモブたちにヤられていた黄金時代は過ぎ、こぎれいな格好でヤクザが様になっていますね。

矢代の顔立ちは今よりちょっと若いかな、くらいであまり変わりません。童顔ということではないと思うのですが、やはりヤりまくるド変態の淫乱だけあって、男のエキス(最低)のおかげかも。

酒巻が電話してる間にじっと七原を見つめる矢代。

噂で矢代のことを聞いていた七原は、ホモとかありえないと内心思っていますが、実物の矢代と目が合いじっと見られていることで「まさか惚れられたんじゃ!?」と盛大に勘違いしています。そんなバカな(笑)

人を見る目がない(?)七原


自意識過剰というか童貞みたいな発想の七原に、矢代は何を思ったか「人を見る目がない」と淡々と告げます。

子どもの頃から周囲の大人たちに好き勝手にされてきた矢代は、人を見る目が養われているというよりは他者への嗅覚が鋭くなっているのでしょう。

百目鬼のこともその嗅覚で判断して自分の身近に置いているわけです。影山もいい男だし、久我のことも気にいって目をつけていたし、やはり矢代は人を見る目が(少なくとも七原よりは)ありそうです。

初対面で突然、自分が世話になっている酒巻のことを悪く言われてイラッとして憤る七原。怖いもの知らずというか、矢代に向かって中指を立ててます。(背中に向けてだけど)

義理人情に厚い七原は、矢代の言葉が気にくわない。酒巻はいい人だ!と怒る七原に、矢代は余裕の笑顔で「そのうちいいように使われて捨てられるぞ」と謎の忠告を残して去って行きます。

本当に見る目がなかった…


いつも酒巻は女性のところへ行く間ドアの外で七原を待たせていますが、待ち時間にシャドーボクシングをしたりと時間を潰している七原。

ぜんぜん関係ないですが、BLの世界において「待つ男」という存在にぐっとくるんですが私だけでしょうか。

寒空の下いつものように女性の部屋の前で酒巻を待っている七原に、温かい飲み物を差し出す酒巻。七原は嬉しそうに照れくさそうに受け取ります。

なんだ酒巻けっこういいやつじゃんとか思っていたら、案の定そんなことはありませんでした。あーあ、やっぱり。

ふと、女性に揺り起こされる七原。目覚めると、血相を変えた女性が七原につかみかかって激怒しています。金庫などが全部なくなっていて「あんたもグルだったの!?」と詰め寄る女性に、七原は訳も分からず呆然としています。

あの飲み物が床にこぼれてカップが転がっていますが、ドリンクの中に盛られたということでしょう。七原がまんまと眠らされている間に、どうやら酒巻が平田の隠し金を根こそぎ持って逃げたよう。

その事実に愕然とする七原。その時2人の前に現れたのは、平田でした。ひいい!

利用され捨てられる七原


酒巻に裏切られた七原は、平田に拘束され拷問を受けます。連れて行かれる時にこっそり女性に、酒巻とのことは黙っていてと頼まれそれを守る七原。

いい人というかお人よしというか、こういう七原とみたいな人って上司に恵まれさえすればいい活躍ができるんだけどな。でも現実には酒巻のようなやつには利用されちゃうんですね…。

拘束されさんざん痛めつけられた七原のところへ矢代がやってきます。「利用されて捨てられる」という言葉の通り酒巻に裏切られた七原。

「笑えよ」と言ったら本当に大口を開けて笑っちゃう矢代wにイラッとする七原ですが、酒巻と女性の関係は口を割らないと決めています。

要はあの女性は平田の女で酒巻は平田の女と寝ていたということですが、女性に言わないでと頼まれたのでそれは守るということ。

男らしい七原にときめく


酒巻と女性の関係を言わないということは、平田からすれば女性も被害者で酒巻だけが悪者になります。そしてその酒巻とグルになっているのが七原だと疑われているのが現状です。

酒巻のことを話したところで自分が助かるかは分からないし、なんといっても「女の頼みごと」を守れない男は情けないやつだと矢代に言う七原。

こんなリンチをされてボロボロになりながらも女の頼みごとを守ろうとするとは、いい男じゃないですか七原!多少の強がりやかっこつけているのだとしても、その心意気にはぐっときます。

七原の男らしい発言を涼しい顔でタバコを吸いながら聞いていた矢代は、一回だけ聞いてやるから本音を言ってみろと七原に告げます。

するとその後、なぜか解放される七原。誰かからのタレコミによって酒巻が見つかり、しかも七原がかばっていたあの女性がなんと酒巻とグルだったのでした。

酒巻と女性によって七原の無実が証明されましたが、七原は結局2人に利用されていただけ。七原の性根を見越してその心理をも利用するという、とても巧妙で卑劣な罠にひっかかり踊らされていた七原。信じていた人に裏切られ、人間不信になってもおかしくなさそうです。

解放され顔や身体の傷も少しは癒えかけたころ、また矢代と会う七原。タレコミは矢代のやったことだと思っているようで矢代に問いますが、矢代は適当にはぐらかします。

アンタに助けは求めねえ


助けてやったと恩着せがましく話したり、見返りを求めたりしないのが矢代の器を感じさせます。

矢代にとって、この時点では特に何の義理もない七原のことなどはどうでもよかったはずですが、そこはやはり七原の男気に何か感じるところがあったのでしょう。

男が男に惹かれる(変な意味ではなく)というのは、相手の心意気やその生きざまが自分の琴線に触れたとき。そういう意味で、矢代は七原を気に入ったということになるのだと思います。

はぐらかした矢代を見て、本音を言ってみろと言われた時のことを思い出す七原。本当はもう痛い目には遭いたくない、死にたくない、助けてほしい。だけど。

七原は叫びます。

アンタに助けは求めねえ!

七原の言葉に痺れる


ボロボロになりながらも、涙を浮かべながらも、矢代にすがりつくことなく自分を貫いた七原。七原にとって矢代は、初対面で自分の世話になっている人を否定された得体のしれない失礼なホモ、という認識なのでしょう。

初対面から気に食わない存在だった上に、言われた通りに裏切られて捨てられ今こんな醜態をさらしてしまっている。コイツにだけは助けを求めたくない、という男の意地もあった。

なんかもうこの回想シーン、あまりに七原がかっこよくて、その男気に溢れた鋭い目にやられちゃいました。なんだこれ。七原ってこんなにかっこよかったっけ?

おかしいな。今までちっとも好みじゃなかったのに。死亡フラグ回避ばかり気にとれてましたが、七原もかっこいい。かっこいいよ七原。

ヨネダ作品に出てくる男たちってなんでこんなにかっこいい男の人(特におっさん)ばっかりなの?好き。もう泣いてもいいですか。

もじもじ七原かわいすぎかよ


ひょうひょうとした態度を崩さない矢代に、助けてもらったお礼をしようとする七原。ちょっと赤くなって、もにょもにょと口を開きます。

お礼と言ってもお金もないしだからといって身体でっていうのはいやあの…みたいに伏し目がちにもごもごソワソワしてるもじもじ七原がかわいい!バカすぎてかわいい。

発想が単純すぎてもうかわいい。惚れてまうやろー!まさか七原をかわいいと思う日が来るとは、これだからBLはやめられません。意外なところに萌えるのはBLあるあるですよね。

まさかの七原×矢代(違)


今回の18話で七原ファンが確実に増えたと思うな。100人くらいは。(100人かよ)いやもっと。それだけバカだけど義理人情に厚くて男気のある七原回でした。

まさかの七原×矢代かと思わせつつ、流れのまま矢代に頭を下げてそばに置いてほしいと頼む七原。本当はお礼もですが、これが言いたかったんですよね。

自分がついていきたい人のもとで働きたい。人を見る目がない七原ですが、今度は間違えなかったようです。

そんな七原に矢代は突然の蹴りをお見舞い。吹き飛ぶ七原ですが、やっぱり見る目がないと言いつつなぜか病み上りの七原をボコる矢代。

矢代なりの愛情表現、にしてはやりすぎのような…このころから七原は矢代にボコられる運命だったんですね。この2人の関係、すごくいいなあ。18話を読んでからまた3巻までを読み直すと、また違った景色が見えてきそうです。

ボコボコになりながらもあきらめずに立ち上がって頭を下げる七原に、とうとう矢代も根負けしたか、バカなほうがいっかという言葉とともに七原のことを認めました。車のキーを投げてよこす矢代。

そしてここから七原は長年ずっと矢代のそばにいて手足となって動くようになる、ということですね。

で、私たちがいい気分で矢代と七原のなれそめを知ったところで終わりかと思えば、ぎゃああ!ふと目覚めた七原の目の前には、あの2人組の姿が。

矢代と電話中に連れ去られ、そこで眠っている間の回想シーンでした。現実に引き戻されて18話は終了です。

18話の感想まとめ


ひいいどうなるのどうなるのー!毎回言ってますがヨネダ先生、引きがうまいなあ。続きはまた2か月後までおあずけ。長いです。

18話を読み終えた今、なんかもうこの2人(七原と矢代)がその後くっついたとかいう大作BLを読んだような満足感がありました。

本来メインキャラではないはずの七原が、ここへきてこの掘り下げ。やはり主役のまわりのキャラが魅力的に描かれると、ぐっとお話に深みが出ますね。

三角さんと矢代の昔話のときも思いましたが、こういうところがヨネダ先生のうまくてすごいところだなと思います。キャラクターたち皆がそれぞれに理由があってそこに存在している。泥臭さや生臭さがあって生きているという感じがする。

きっと平田にも平田なりの物語があるでしょうし、三角さんや天羽さんにももっともっと語れるものがたくさんあるはず。たとえば杉本にだってきっと何かある。

それを描かずとも匂わせることができて、我々読者にあれやこれやと妄想させることができるのは作家の実力なのだと思います。

バカなくらいがちょうどよくて長年そばにいた七原。ここでまるまる30ページ1話も使って過去を描いたことは、いよいよ死亡フラグに何か関係があるのでしょうか。

七原を殺さずに何かに利用する(交換条件に取引きするとか)つもりなら、まだ七原は生かしておく価値はあるし、利用価値があるうちは死なせないとは思いますが…。

最近もうずっと七原に死亡フラグが立ちすぎて、私の中で逆に大丈夫なんじゃないかと思う天使と、いや任侠モノで誰一人犠牲にならないなんて虫が良すぎるでしょという悪魔が戦ってます。

17話を読んだ時点で「生き残ってやる」なんて発言で、びしばしと死亡フラグを立てちゃった我らが竜崎のほうが危ないんじゃないかしら、とも思ったり。

18話には竜崎は出てきませんがこのまま大人しくしているとは思えないし、竜崎こそ矢代への歪んだ愛憎によって破滅する(もう半分してるけど)のではないかとか、死ぬにしても最後に一花咲かせそうというか変に期待しちゃってます。

三角さんも平田の言動には注視しているし警察も動いているでしょうが、まだまだ緊迫した状況に変わりはありません。

17話で百目鬼が見つけた影山のコンタクトケースがどうなるのかも気になりますが、18話を読むともう七原のことで頭がいっぱいに。

まだしばらくは百目鬼と矢代のラブ方面はおあずけかなと思いますが、この重厚なお話の中にちゃんとBがLしてるっていうことにびっくりです。ヨネダ先生ほんとすごい。神だ。

毎度のことながら長い長い感想におつきあいいただきありがとうございました。雑誌のページを何回も行きつ戻りつ読みながら、妄想とか考察とかをしつつ感想を書くというスタイルなので、すっごく時間がかかりました。

疲れたあ!でも楽しいです。誰かの妄想のお役にたてたりすると嬉しいです。私の個人的な感情ダダ漏れの、こんなに長ーい感想を最後まで読んでくれたあなたも神だ!

次号、19話も楽しみにしています。

追記)19話の感想も書きました。

囀る鳥は羽ばたかない4巻19話ネタバレ感想



囀る鳥は羽ばたかない3巻の感想はこちら。こちらもネタバレがっつりなので注意です。

囀る鳥は羽ばたかない3巻 ネタバレ感想 杉本のラッキースケベが最高です

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どれもハズレなしです。

NightS

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