「うちの神様にはがっかりだ!」ネタバレ感想です。

大好きな山田ユギ先生の新刊BLコミックスです。ずっとご病気とその養生のためにお休みされていましたがようやく復帰されました。おかえりなさい!待ってました。

病気療養もさることながら、復帰に至っても心身共にまた厳しい世界でクリエイトしていくことの辛さや覚悟、そしてプレッシャーも相当だったと思います。

山田先生ほど長く活躍されてきた人であっても、作家さんが一度お休みされたらいろんな意味で再始動がなかなか厳しいと思うんですよね。

出版社との関係やBL業界の流れ、読者層の変化など考えなきゃいけないことも多数あったはずです、そんな中よくぞ戻ってきてくださいました。

これからも応援し続けるのでぜひまた素敵なBLと萌えをお待ちしています。というわけで以下、山田ユギ先生の新刊「うちの神様にはがっかりだ!」感想です。

うちの神様にはがっかりだ 電子書籍



うちの神様にはがっかりだ 感想 ネタバレあり


残念イケメン神主×霊感体質のリーマン


霊感体質のリーマンにして「魂が綺麗」な男である悠人(受)は、子どもの頃から幼馴染の同級生で神社の神主である将和(攻)と再会します。

将和は顔面偏差値の超高い美形なのに、隙を見ては悠人を口説いてくるというなんともオイシイ状況です。

他には目もくれず一途に悠人を想う将和。実は小学校の時の初恋も悠人でした。再会してもやはり魂の綺麗な悠人が好きで惚れこみ追いかける将和。

しかしその美麗な顔立ちにそぐわないような、時に変態的な言動を見せるという残念ないや人間味あふれるイケメンでもあります。

一途な美形が脇目もふれずに口説くという展開は気持ちいいですね。悠人が冗談だと思って適当に流したり、どんなに冷たくあしらっても一生懸命な将和。もはやその行動は執着とも言えそうでいっそうステキです。

そしてこの美形にそこまで想われる悠人も心優しくてとても良い青年なので、いつくっつくのかなあ?と終始ニヤつきながら読めました。

攻め受けの両方が人として魅力的に描いてあると感情移入しやすくてお話の中にスッと入っていけます。またキャラの表情も動きもどのコマもみんな一緒のように見えたりしないのが、さすが山田ユギ先生だなと思いました。

ぐっとくる見せ場としても些細な一コマにしても、キャラクターたちの切ない表情にはやられちゃいました。悠人の弟がお兄ちゃん大好きっ子でそっちもかわいかったし笑えます。

勢いだけで書き上げました!というのは新人さんなら荒削りで許されますが、山田先生クラスのベテランになるとよく煉られた緻密な構成の上に漫画を創作されているということが伝わってきます。

触手プレイにファー!!


将和と悠人は力を合わせて心霊事件を解決していく中で少しずつ近づき関係を深めていきます。

しかし唐突に始まったまさかの触手プレイにびっくり!あの山田ユギ先生が!?いやいやまさかそんなはずは。ほ、本当に触手プレイだうわわわわ。からみついてるよ枝があそこに!ああなんていい眺めなの。

どうやらこの原作付きの企画が持ち込まれた時に佐々木先生は「山田ユギ先生がご自身では描かないような題材を」ということで仕事をお受けになったとか。

山田先生も「普段描けないようなものがたくさん描けてすごい楽しい連載でした」とノリノリだったそうで。この企画を提案した人、ちょっと話がある。

いい仕事してくれた!

企画提案者にハイタッチしたいです。ありがとうありがとう。まさか山田先生の触手プレイが読める日が来るとは。すばらしいコラボに感無量です。佐々木先生にも山田先生にも感謝。

神木の触手なんてけしからんプレイですが欲を言えばもっと見たかったな。またいつか別の機会にこれまで描かれたことのないモノを読んでみたいです先生。

もちろん2人の初エッチもあり、濃くて相変わらずの山田ユギクオリティに大満足でした。いやあいいもの読んだ。

おやじ×おやじの番外編


えっまだあるのねふんふんオマケって感じかなと軽くページをめくったら、今度はおやじ×おやじキター!番外編で萌え殺す気ですか先生。

悠人の職場の上司である植草所長と、今場別の支店にいる元部下の横井さん。部下×上司ですが、なんかこの2人ラブいんですけどおおおと大興奮しているうちにあっという間に番外編終了。

こっちのお話でまるっと1冊読んでみたいと思わせる絶妙な短さで、やっぱ山田先生のおやじ最高かよと再確認。描き下ろし小説はかわいくてラブい温泉話でした。

まとめ


山田ユギ先生、作家デビュー20周年記念ということで、「うちの神様にはがっかりだ!」と11月発売の「一生続けられない仕事3巻」を買うと小冊子の全サに応募できます。

全サに応募する人は紙の漫画を買いましょう。タイトルに反して(?)ちっともガッカリでなはかった今作。鼻息荒くみなさんにおススメしたい作品です。

心霊というオカルトな要素もありますが後味の悪くなるようなものではなく、除霊のシーンも美しく圧巻で見ごたえたっぷりです。山田先生の作画も安定してキレイなので安心して読むことができました。

山田ユギ先生の次回作もまた楽しみに待ちたいと思います。

山田ユギ先生のBLコミックス





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